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ダイエット中は、食事摂取量を減らすべく、朝食をおろそかにしてしまうという人も少なくありません。しかし、実は「朝食」こそが、ダイエット成功のカギともいえるのです。
朝食を摂取すると胃腸が動くため、それによって自律神経が切り替わり、エネルギーを燃やしやすくなるとされています。体温も上がりやすくなるため、代謝の良い体になるのだそう。
また、睡眠中にもエネルギーを消費しているため、朝食を抜いたり、朝食の量が極端に少ないと、エネルギーが不足してしまい、体は筋肉を分解してエネルギーを生み出そうとします。その結果、筋肉量が減ってしまい、基礎代謝が低下し、痩せにくい体になってしまいます。
さらに、朝食を食べると、胃腸が動いて排便しやすい状態になるため、このチャンスを逃すのはもったいないといえます。
ダイエット中は食事量を減らしたり、食事バランスが変わることによって便秘になる人が多いかと思います。便秘になると腸内環境が悪くなり、代謝が落ちて痩せにくくなってしまいます。
排便に適した朝にしっかり朝食をとることで、代謝の良い&腸内環境がキレイな体づくりをしましょう!
炭酸水に含まれる二酸化炭素には、便を柔らかくする効果があるのだそう。そのため、炭酸水は便秘解消効果が期待できるといわれています。
朝起きてすぐに炭酸水を飲むと、胃腸がより動きやすくなるため、より便秘解消効果が期待できますよ。
炭酸水が苦手な人は、「レモン+はちみつ」「黒酢」などを、コップ一杯に対して小さじ1杯~2杯程度加えるのがおすすめ。はちみつにはプレバイオティクスである善玉菌が含まれていますし、お酢には腸のぜん動運動を促す働きがあるため、いずれも腸活効果が期待できまよ。
トマトに含まれるリコピンには、血流を良くする働きがあるといわれています。血流が良くなると代謝が良くなるため、肥満防止効果があるとされています。
また、トマトに含まれる13-oxo-ODAという成分には、エネルギー代謝を活発にすることで、脂肪を燃やす効果があるのだそう。
痩せ効果が高い成分を含むトマトジュースですが、一日の中でも特に朝食においてリコピンの吸収率が高くなるという報告があります。
また、リコピンは脂溶性であるため、乳脂肪分を含む牛乳や、オリーブオイルを少々加えて飲むと、さらに効率よく吸収することができますよ。
牛乳に含まれるタンパク質には、炭水化物の吸収を遅らせる効果があるため、食後の血糖値上昇を抑えて、ダイエットにも役立つのだそう。
さらに、牛乳にはセカンドミール効果もあるとのこと。セカンドミール効果とは、最初にとった食事(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の食後血糖値にも影響を及ぼすというもの。すなわち、食後の血糖値上昇抑制効果がある牛乳を朝食に摂取すると、昼食後の食後血糖値上昇も抑えられる、というものです。
食事をして、食後に血糖値が急激に上昇すると、インスリンが分泌されますが、インスリンは過剰な糖を体脂肪として蓄積する働きもあります。そのため、食後の血糖値上昇を抑えることは、ダイエットにも役立つといえます。
オリゴ糖が含まれるはちみつや、血行促進効果がある生姜を加えて飲むのもおすすめですよ。
青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸には、褐色脂肪細胞という、脂肪を燃やす細胞を増やす働きがあるのだそう。それにより、脂肪が燃えやすくなり、体脂肪減少効果が得られるとのこと。
とはいえ、朝から青魚を食べるのはハードルが高いですよね。そんな時は、サバ缶やイワシ缶などの缶詰を利用するのがおすすめです。手軽に摂取できますし、EPAやDHAも実は缶詰のほうが量が多いのだとか。
時間に余裕があれば、トーストにのせたり、サラダにプラスしていただきましょう。缶詰も賢く利用して、ダイエットに役立てましょう!
りんごには、りんごポリフェノールが豊富に含まれています。りんごポリフェノールには、食事で摂取した脂肪が体内に吸収されるのを防ぐ働きがあります。さらに、脂肪をエネルギーとして燃やす酵素を活性化させる働きもあるのだそう。
ダイエット効果が高いりんごですが、食前に食べることで、脂肪の吸収を防いで、ダイエット効果が高くなるといわれていますよ。
また、りんごには水溶性食物繊維や不溶性食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消効果も期待できます。胃腸が動き出す朝に食べることで、ダイエット効果だけでなく腸活にも役立つこと間違いなしですね。
りんごポリフェノールは皮の部分に多く含まれているため、皮ごと食べるのがポイントですよ。
いかがでしたか?
忙しい朝でも、手軽なものかつダイエット効果や腸活効果を得られるものを工夫して摂取することが大切です。ぜひご紹介した飲み物や食べ物を、朝食に取り入れてみてくださいね!