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「10回3セット」というように筋トレは通常、筋肉に刺激を与えるために、定めた回数を複数のセットで行う「セット法」が用いられます。
その際、セット間で休憩を挟みますが、その休憩時間は長くても1分間に留めるようにしましょう。
そうするとトレーニング時間を短縮できるのはもちろんのこと、血液中に乳酸が蓄積されるようになり、筋肉の成長に必要な「成長ホルモン」の分泌を促すことができるからです。
それでは短時間で高いダイエット効果が期待できる「時短ダイエットプログラム」をご紹介しましょう。
今回ご紹介するプログラムは、以下の5種目で20分程度でできるものです!行う5つの種目と回数及びセット数は、以下の通りです。
尚、腹筋運動は、3つのうち1種目を選んで行うようにしてください。
プログラムを実施するにあたり、用意しておきたいものは以下の2つだけです。
周りに障害物がないことを確認した上で、トレーニングを行うようにしましょう。
そうすることでお尻の筋肉である「大殿筋」や、太ももの筋肉である「ハムストリングス」と「大腿四頭筋」を鍛えることができます。
膝や腰に負担をかけずに大殿筋に効かせるには、お尻を軽く後ろに突き出すようにします。
お尻を後ろに突き出すと尻餅をつきそうな場合は、イスを用意してその座面にお尻を下ろしていくようにするとよいでしょう。
但し、お尻を後ろに突き出しすぎてしまうと、腰への負担が大きくなってしまいます。そこで、胸を軽く前に突き出しつつお尻を軽く後ろに突き出すようにします。そうすると、自然と背中のラインをまっすぐにすることができます。
胸の筋肉である「大胸筋」や肩前面の筋肉である「三角筋前部線維」、そして腕の筋肉である「上腕三頭筋」を鍛えることができます。
大胸筋に効かせるには、肩甲骨を内側に寄せた上で左右の肘を横に開いて閉じるようにします。
足を壁から遠ざける程、強度が増します。
このエクササイズ一つだけで、「広背筋」「僧帽筋中部線維」そして「脊柱起立筋」という3つの背中の筋肉を鍛えることができます。
広背筋ではなく腕の筋肉に効いてしまう場合、肘がグリップの真上に位置するようにし、肘でウエイトを引き上げるようにしてみましょう。
エクササイズ中は背中のラインをまっすぐに保つようにします。お尻を後ろに突き出すようにすると背中をまっすぐにしやすくなります。
脚を上げた状態でクランチ動作を行うことで、腹直筋全体を鍛えることができます。
みぞおちを支点に上体を起こすようにすることが、腹直筋に効かせるコツです。
両肘は必ず開いておくようにしましょう。両肘を閉じてしまうと、腕の力を使って起こしてしまいやすくなるからです。
上体を捻り起こす動作を繰り返すことで、わき腹の筋肉である「内腹斜筋」と「外腹斜筋」を鍛えることができます。
内・外腹斜筋に効かせるコツは、上体を捻り起こす際、肩を内側に回すようにすることです。
脚上げクランチと同様、両肘は必ず開いておくようにしましょう。
骨盤を起こす動作を繰り返すことで、下腹部の筋肉である「腹直筋下部」を鍛えることができます。
腹直筋下部に効かせるには、下腹部(おへその下の部分)から骨盤を起こすようにします。
エクササイズ中は、膝と足を離さないようにしましょう。
その場でウォーキング動作を行う「その場ウォーキング」を1分間行ったら(写真上)、腕立ての体勢からもも上げ動作を繰り返す「マウンテンクライマー」を30秒間行います(写真下)。
これを1セットとし、休憩を入れずに3セット続けて行います。軽く息が弾む程度のペースで行うようにしましょう。
今回は「お腹まわりの脂肪が気になるけれど、トレーニングする時間がない…」という方に向けて、20分でできる時短ダイエットプログラムをご紹介しました。
時間がないことを理由にトレーニングしないのは、実にもったいないです!なぜなら時間がないからこそ痩せられると言えるからです。
時間が限られているからこそ集中してトレーニングすることができ、筋肉に十分な刺激を与えることが可能になります。それに有酸素運動で脂肪を効果的に落としたいのなら、筋トレの後で10~20分行えば十分です!
このようなことから、むしろ時間が限られているときこそ、実は痩せられるチャンスと言えるのです。トレーニングは「何時間やった」という時間ではなく、「何をどのように行ったのか」という内容が大事なのです!