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多忙を極める現代人たちが心身を整える場所として、空前の大ブームが巻き起こっている「サウナ」。健康維持やストレス解消に役立つのはもちろんのこと、美容面でも嬉しい効果をもたらしてくれることから、コンスタントに通い始める女性たちが増加しています。
サウナを習慣化しながら効率良く健康美を叶えるためにも、まずは得られる美容効果や前後に行うべきスキンケアの要点、そして近年じわじわと注目度が高まっている新たなサウナの取り入れ方などを押さえておきましょう!
サウナで熱刺激を受けることによって“ヒートショックプロテイン(善玉タンパク質)”が発生し、肌細胞の自己修復力が高まることでコラーゲンを分解する酵素やメラニンの発生を抑制。ニキビなどの肌荒れの原因にもなる毛穴詰まりを改善しながら本来の血色感を引き出し、周期が乱れたターンオーバー(肌の新陳代謝)を正常化させる美肌効果が期待できます。
※気温の変化が肌に悪影響を与える恐れもあるため、敏感肌や酒さ(しゅさ)の方は注意しましょう。
空腹状態のままサウナに入ることで、全身の代謝を活性化する“甲状腺ホルモン”の分泌量が増加し、エネルギーを消費しやすい身体状態に。加えて体内に溜まった余分な水分が抜けて浮腫みが解消されたりと、ダイエットを後押しする効果が期待できます。
汗腺が活性化するサウナでは、汗を放出しやすい肌状態に整えておくことが大切。肌に負荷がかからない程度にメイク汚れや古い角質を取り除いておきましょう。
温熱効果によって毛穴が開き水分が蒸発したままの状態になっているサウナ直後の肌には、間髪入れずに念入りな保湿を行うことが鉄則。
またサウナ直後は五感が研ぎ澄まされているため、鼻から大きく息を吸い込みながら混じり気のない天然精油がブレンドされたスキンケアアイテムを顔全体に塗布することで、深いリラクゼーション効果も同時に体感することができます。
近年海外で人気が高まっているのが、遠赤外線が搭載された寝袋のような形状の「サウナブランケット」。
自宅で寝転びながら使用することができるためサウナ初心者にもおすすめで、息苦しさを感じさせない適温で身体を芯からじっくり温めながら美肌づくりにも貢献してくれることから、多くのユーザーたちに高く評価されています。
専門の施術者によってサウナ室で行われる、ほうき状に束ねた白樺やユーカリなどの枝葉を用いたリラクゼーショントリートメント「ウィスキング」。
蒸気を浴びせながら全身を叩いたり撫でることで血行促進や美肌効果などが期待でき、近年では海外のみならず日本国内でも施術を受けることができる施設が徐々に増加しているのと同時に、セルフで実践するサウナ愛好家たちも続出しています。
健康的な美貌を保ち続けるためのルーティンとして、Lady Gaga(レディー・ガガ)やGwyneth Paltrow(グウィネス・パルトロウ)など名だたる海外セレブたちも夢中になっているという「遠赤外線サウナ」。
最も主流なドライサウナの設定温度(約80~100℃)に対して、やや低温(60℃前後)でありながらも身体の深部をダイレクトに温めることができるのが遠赤外線サウナの最大の特徴です。
遠赤外線を浴びることによって有酸素運動とほぼ同程度の血行促進効果をもたらしてくれる他、ダイエットや肌にとって大敵となる毒素を体外へ排出するデトックス効果も抜群で、従来のサウナに比べて温熱による負担がかかりにくいため敏感肌でも継続しやすいのが魅力。
筋トレや有酸素運動などのワークアウトに励む方たちが急増している近年、その“前後”にサウナに入ることでそれぞれ嬉しいメリットが得られるということが明らかに。
まずはワークアウトを始める前にサウナに入ることで、代謝をゆっくりと上げながら準備運動のような効果を得ることができ、ワークアウト終了後にサウナに入ることによって、筋肉の疲労回復を早めながら筋肉痛を軽減させる効果が期待できます。
心身ともに疲弊している現代人の私たちに数えきれないほどのメリットをもたらし、ワンランク上の健康美まで後押ししてくれる“サウナ”から今後もますます目が離せません。