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30代になって、なんとなくの不調に悩んでいませんか?
毎日のヘアケアやスキンケア、エクササイズなどは、パーツごとの悩みケアに必要です。しかし、わたしたちは1枚の皮膚で覆われ、血管や神経は体内に張り巡らされ、さまざまな種類の筋肉が連結しています。
だからこそ、トラブルがある場所だけでなく、多角的なケアを取り入れるのが美容や健康のためには有用。その1つとしておすすめしたいのが、セルフヘッドマッサージです。
セルフヘッドマッサージのメリットを見ていきましょう。
頭皮がこり固まると、血液の流れが停滞。一生懸命シャンプーをしてもかゆみやフケがでる、トリートメントをしても髪がぱさつく・うねるといった悩みにつながります。
ヘッドマッサージでもみほぐして頭皮を柔らかくすると血液の流れが促され、頭皮の細胞や髪の毛の根本にある毛母細胞に栄養が届きやすくなります。
頭皮も皮膚の一部。顔同様に細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが行われます。栄養がきちんと届いた細胞は、ターンオーバーがスムーズになり、頭皮環境が整うのでかゆみやフケが起きにくいすこやかな状態になるのです。
また、髪を作るために必要な栄養が毛母細胞に届くことで、ツヤとコシのある美しい髪が生えてきます。
ちなみに、花王の調査では毎日3回、1~3分のヘッドマッサージを半年行った場合、普段の頭皮の血流量がUPしたという結果に。肩から上の巡りも良くなるので、首や肩がだるい、目の疲れがつらいといったお悩みもスッキリします。
まぶたのたるみ、ほうれい線、マリオネットライン、ぼんやりしたフェイスラインなどが気になりだす30代。エイジングケア化粧品にシフトする方も多いことでしょう。
実は、頭皮のコリもたるみと密接な関係があるんです。頭と顔の筋肉は、筋肉を覆う膜(筋膜)でつながっています。また、頭皮と顔の皮膚はひとつづきですよね。
ストレスや疲れなどさまざまな原因で頭皮がカチカチになると、顔の筋肉や皮膚を支える力が低下して、たるみを引き起こすのです。
また、頭皮がこっていると血液やリンパなどのめぐりが停滞します。皮下に余計な水分や老廃物が蓄積して、顔がむくんでしまうことも。
花王の調査では、マッサージを1回行うだけでも頭皮が動きやすくなり、1週間続けると頭皮がやわらかくなるという結果が出ています。たるみやむくみがあると、老け顔まっしぐらです。エイジングケアが気になりはじめる30代こそ、セルフヘッドマッサージを習慣にしたいですね。
頭皮がカチカチだと体はリラックスできません。体が緊張していれば、心もゆったり…とはいかないもの。ぐっすり眠れずに、慢性的なだるさ、集中力低下、無気力など、心身に悪影響がでる可能性があります。
セルフヘッドマッサージで頭皮を柔らかくすると心身がリラックスできるので、寝付きもぐっと良くなります。
良質な睡眠は美容・ダイエット・健康にかかせません。眠る前にセルフヘッドマッサージをしてみてはいかがでしょうか。
なんとなくの不調に有用なセルフヘッドマッサージですが、やる前に注意点をおさえておきましょう。
傷がないか、指でふれたときに痛みがないか。頭皮になんらかのトラブルがあるときは、マッサージは控えましょう。
痛みを感じるほどグリグリマッサージしたり、爪を立てたりするのはNG。頭皮がダメージを受けてしまいます。
セルフヘッドマッサージにはさまざまなメリットがありますが、持続するものではありません。毎日、コツコツ続けるのが大切です。
セルフヘッドマッサージのやり方を紹介します。
もっとじっくりほぐしたいときは、次のケアもプラスしましょう。
入浴中やお風呂上がりなど体が温まっているときは、全身のめぐりが促されています。頭皮の血液の流れも良くなるので、セルフヘッドマッサージにおすすめのタイミングです。
また、シャンプーしながらマッサージをすると、頭皮の毛穴に詰まった汚れが落としやすくなるメリットもあります。シャンプー+マッサージをワンセットにしてしまうと、習慣化しやすいでしょう。
なお、食後は消化・吸収のため胃腸に血液が集中しているので避けるのがベター。
なんとなくの不調に悩まされやすい30代だからこそ、多角的なアプローチで全身のケアをしたいもの。まだ、毎日のセルフヘッドマッサージを習慣にしていないなら、ぜひ、今日からはじめてみてくださいね。
今まで悩まされていた不調にサヨナラして、毎日を軽やかに過ごしましょう。