- 週間ランキング
「筋トレを行うと、筋肉がついてムキムキなカラダになるのでは…」と不安を抱いている女性が多いですが、大丈夫です!ムキムキなカラダにはなりません!
なぜなら女性には筋肉を発達させる効果の強い「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが少ないからです。
そのため、むしろ引き締まった、メリハリのある魅力的なボディラインを手に入れることができます!
冷えに悩まされている女性が多いですが、筋トレは多くの女性を悩ます冷えの解消にも有効です!筋肉には「力を発揮して運動を起こす」という働き以外にも、「体熱を作り出す」というそれもあるからです。
実際、体熱の40%が筋肉で作り出されていると言われています。男性に比べて女性に冷え性が多いのも、女性の方が筋肉量が少ないことが理由とされています。
筋肉量が少ないと、体内で作り出すことができる熱も少なくなるため、カラダが冷えやすくなると言えます。そこで、筋肉量を増やすことで体熱産生能力を向上させることができるので、冷えの解消にも有効と言えるのです。
筋トレで筋肉を鍛えることは、むくみの改善にも有効です。
「むくみ」とは、不要な水分や老廃物が体外に排出されずに細胞間に溜まった状態です。その原因の一つとして、「血液とリンパの流れの不良」が考えられます。血液とリンパの流れは、筋肉を鍛えることで改善することができます。
筋肉には末梢に滞留した血液やリンパ液を、中枢に向かって押し流す働きがある「筋ポンプ作用」もありますが、筋肉を鍛えることで筋ポンプ作用も高めることができるからです。
筋トレを行うことで筋ポンプ作用がアップし、血液とリンパの流れが改善されるようになるので、むくみの改善にも有効と言えます。
筋トレを行うことで、なんと「美肌効果」も期待できると言えます!中程度の強度で筋トレを行うと、「成長ホルモン」が分泌されるようになりますが、この成長ホルモンには美肌効果も期待できるからです。
成長ホルモンが分泌されることで、ターンオーバー(肌代謝)を正常化させることができます。また、お肌の潤いを保つ上で重要な働きをする成分である「ヒアルロン酸」を作り出す線維芽細胞を活性化させることができます。
更に、成長ホルモンには紫外線によるダメージから回復させたり、水分量低下を防いだりする働きがあるので、お肌の老化防止効果も期待できるようになります。
しかし、ただ筋トレを行うだけでは成長ホルモンを分泌させることはできません。成長ホルモンを分泌させるには、血液中に乳酸を蓄積させる必要があります。
乳酸は、筋トレを中程度の強度でセット数多めで、セット間の休憩を短めに設定して行うことで蓄積されるようになります。セット間の休憩を短めにして多くのセット数をこなしていくと、だんだんウエイトが上がらなくなります。これこそが乳酸が蓄積している証拠です!
具体的には、12~8回反復可能な強度で1分~1分半の休憩を入れながら、3~6セットに設定して筋トレを行うようにします。
今回は、「女性が筋トレを行うメリット」についてお伝えしました。「女性こそ筋トレを行うべき!」と言える理由がご理解いただけたでしょうか。
多くのメリットが期待できる筋トレを安全かつ効果的に行うために重要となるのが、エクササイズフォームです。いくら筋トレを行っても、フォームが不適切なものでは効果は期待できません。
そこで次回は、基本的なエクササイズの効果的なフォームについて改めてお伝えしたいと思います。