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ツヤ肌とテカリ肌は似て非なるものです。ここでは「ツヤ肌とテカリ肌の違い」と「肌がテカってしまう原因」について解説します。
ツヤ肌とテカリ肌とでは、肌から分泌される油分と水分のバランスが違います。肌の油分と水分のバランスがよければツヤ肌となり、バランスが崩れるとテカリ肌になります。
ここでは、ツヤ肌の特徴とテカリ肌の特徴をそれぞれ紹介します。見た目で判断しやすいので、一度鏡で自分の肌がどちらかチェックしてみましょう。
肌がテカる主な原因として、次の4つが挙げられます。
皮脂が過剰分泌されると、肌表面に余分な皮脂が残ってしまい、テカリの原因になります。
皮脂が出てしまう原因として肌の乾燥があります。肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、皮脂を大量に分泌させて守ろうとします。それにより、肌のテカリが起こるのです。
生理前や妊娠などによってホルモンバランスが乱れ、黄体ホルモンの分泌が増加すると皮脂が過剰に分泌されます。
また、加齢によって女性ホルモンが減少して男性ホルモンが優位になることで、皮脂が出て顔がテカりやすくなる場合もあります。
ストレスを受けると体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。すると、皮脂分泌も促進されて顔がテカります。
揚げ物やスイーツなど糖質・脂質が多い食事ばかり摂っていると、皮脂の過剰分泌を促進します。とくに、飽和脂肪酸を含むバターや肉類は肌をテカらせる原因です。
テカリを抑えるには、皮脂を過剰に分泌させないお手入れが必要です。ここでは、テカリを抑えてツヤ肌をつくるスキンケアを3つ紹介します。
余分な皮脂が顔表面に残っているとテカリのもととなるため、クレンジングと洗顔で余分な皮脂を洗い流しましょう。
クレンジング料にはいくつか種類がありますが、クリームタイプやジェルタイプなど、洗浄力と保湿力のバランスが良いものを選ぶことをおすすめします。
洗浄力が高すぎると必要な皮脂まで取り除くため肌が乾燥し、余計に皮脂が出てしまいます。とはいえ、洗浄力が弱すぎると、皮脂が落ちないためクレンジングの選び方は非常に重要なのです。
クレンジングや洗顔をする時間は1分以内とし、手早く行いましょう。長時間クレンジング料や洗顔料を顔にのせると、乾燥の原因になります。
また、洗い流す際は、35度以下のぬるま湯で行います。水温が熱すぎたり冷たすぎると肌に負担がかかって、トラブルのもととなるため注意しましょう。
洗顔後は、収れん化粧水をコットンに浸して顔に塗布しましょう。
収れん化粧水には皮脂吸着効果があり、毛穴を引き締めて過剰な皮脂分泌を抑制する効果が期待できます。とくに、Tゾーンは毛穴が多くて皮脂が出やすい部位のため、多めに収れん化粧水を浸透させておくことをおすすめします。
収れん化粧水には、保湿成分が入っていることも多いので、乾燥を防いでさらに皮脂の分泌を抑えテカりを予防します。
収れん化粧水を塗布した後は、保湿化粧水、乳液、クリームの3つを重ねてしっかりと保湿をしましょう。
テカリを防ぐためには乾燥から肌を守りたいので、とくに化粧水はたっぷり使うことをおすすめします。コットンに浸して顔がひんやりするまで隅々までパッティングしましょう。
さらにテカリを予防するには、皮脂の出やすい部分のみコットンパックがおすすめです。化粧水を大盤コットンにひたひたに湿らせてから数枚に割き、毛羽立ちのない面を額、小鼻、あご先にのせると水分が浸透して脂がでにくくなります。
仕上げにクリームまでつけることで、肌に一枚ベールを貼って化粧水成分の蒸発を防ぎ、うるおいを持続させられます。乾燥を防げるので余分な皮脂分泌が抑えられ、テカりの予防になるのです。
ただし、クリームは使用量が多いとべたつきやテカリの原因になるため、適量を守ることが大切です。小豆粒大を目安に手に取り、薄く顔全体に伸ばして使いましょう。
テカリ肌とツヤ肌とでは、肌から分泌される油分と水分のバランスが違い、油分と水分のバランスがよければツヤ肌となり、バランスが崩れるとテカリ肌になります。
肌がテカる主な原因として「皮脂の過剰分泌」「ホルモンバランスの乱れ」「ストレス」「偏った食生活」の4つが挙げられます。
テカリを抑えてツヤ肌をつくるスキンケアは「クレンジングと洗顔で不要な皮脂を洗い流す」「収れん化粧水を使って皮脂分泌を抑える」「十分な保湿で水分と油分のバランスを整える」ことの3つです。
テカり肌で悩んでいる方は、一度自分のスキンケアを見直し、若々しい魅力的なツヤ肌づくりに再チャレンジしてみましょう!