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洗顔石鹸は、洗顔フォームとは違った特徴があるため、事前にメリット・デメリットを知って使用を検討することが大切です。
本記事では、洗顔石鹸のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
洗顔石鹸と洗顔フォームでは「原料」と「特性」に違いがあります。ここでは、それぞれについて詳しく説明します。
洗顔石鹸は、米ぬか油、パーム油、牛脂、ヤシ油など動物または植物由来の油性成分が主な原料となっており、ほかの成分の配合が少ないことからとてもシンプルです。添加物が少ないため、肌に負担が少ないともいわれています。
一方、洗顔フォームは、油性成分だけでなく保湿成分など多くの成分が含まれており、それらを混ぜ合わせるための乳化剤も入っています。乳化剤には、界面活性剤が使われることが多く、なかには肌に刺激となる場合があります。
洗顔石鹸は、弱アルカリ性の特性を持っています。人の肌は弱酸性のため、洗顔石鹸で洗うと汚れや皮脂をすっきりと落とせるのです。
一方、洗顔フォームは弱酸性の特性があり人の肌と近いので、洗いあがりがやさしいのが特徴です。
汚れを落とす力や洗顔後の爽快感は、洗顔石鹸のほうが高いといえるでしょう。
前述で紹介した洗顔石鹸の特徴を踏まえ、私たちの肌にもたらすメリットについて考えていきましょう。
洗顔石鹸のメリットとして、次の3つが挙げられます。
洗顔石鹸は、ニキビを予防するのに役立ちます。
ニキビは、過剰な皮脂分泌によりアクネ菌が増加して毛穴に皮脂が詰まって起こります。洗顔石鹸は、皮脂や汚れをしっかりと落として肌を清潔に保ってくれるため、ニキビができる原因を取り除いて予防ができるのです。
洗顔石鹸は、古い角質をオフして肌を滑らかにする効果が期待できます。
ターンオーバーの乱れなどにより古い角質が肌表面に残ると、ごわつきや毛穴汚れの原因になります。弱アルカリ性の洗顔石鹸であれば、しっかりと不要な角質を取り除き、見た目もつるんとした肌にしてくれるのです。
洗顔石鹸は、数百円から用意があり、洗顔フォームに比べてリーズナブルに購入できるのが特徴です。
また、洗顔フォームは容器がチューブタイプのものが多く、必要以上に出しすぎてしまうことがありますが、洗顔石鹸であれば出しすぎる心配がありません。
1回に使用する量が少なくて済むため、もちがよくなりコストパフォーマンスに優れているといえます。
洗顔石鹸には、メリットだけでなくデメリットもあるので、しっかり理解しておくことが大切です。ここでは、洗顔石鹸のデメリットを3つ紹介します。
洗顔石鹸は、洗顔フォームに比べて泡立ちにくいのがデメリットといえます。泡立ちが悪いと、洗顔時に手のひらと肌の間で摩擦が起こりやすく、肌を傷つけてしまう原因になります。
できる限り摩擦を予防するには、泡立てネットなどのアイテムを使って、きめ細かい泡を立てるようにしましょう。洗顔フォームに比べて泡立てるのに時間がかかりますが、肌を傷つけないために必要です。
洗顔石鹸は、使用後濡れたままにしておくとドロドロと溶ける、雑菌が繁殖するなどして品質が落ちてしまいます。そのため、保管・管理には十分に注意しなければなりません。
洗顔石鹸は、常に水気を切り、風通しがよい場所に置いて保管するようにしましょう。直射日光、高温多湿は避け、適温が保たれた環境を準備しておくことが必要です。
洗顔石鹸は弱アルカリ性で、皮脂をしっかりと落とすため肌にツッパリを感じやすいのが特徴です。乾燥肌や敏感肌などもともと皮脂分泌の少ない方が使うと、つっぱって赤みや痛みを感じる場合があるため避けましょう。
一方、皮脂が多く出る脂性肌の方は洗顔石鹸と相性がよく、テカリや毛穴の開きといった肌トラブルを軽減することができます。また、混合肌の方も、てかりやすい部分のみ洗顔石鹸を使うのもよいでしょう。
自分の肌質を見極めて使用することが大切です。
洗顔石鹸と洗顔フォームでは「原料」と「特性」に違いがあります。
洗顔石鹸は、洗顔フォームに比べて配合成分が少なく原料がシンプルです。また、弱アルカリ性の特性をもち、古い角質や皮脂汚れをすっきりと落とすことができるのが特徴です。
洗顔石鹸のメリットとして「ニキビの予防ができる」「古い角質をオフできる」「コストパフォーマンスがよい」ことの3つあります。
一方デメリットは「泡立ちにくい」「保管・管理に注意が必要」「洗顔後に肌がつっぱりやすい」ことの3つです。
洗顔石鹸のよさを引き出すためにも、事前にメリット・デメリットを理解し、自分の肌質との相性を見極めて使用しましょう!