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そもそも、帯状毛穴という言葉を聞いたことがない方も多いかもしれません。まずは、帯状毛穴とは何かを知っておきましょう。
ここでは、帯状毛穴の「症状」と「原因」について解説します。
帯状毛穴とは、毛穴同士が繋がって線になり、シワのように見える状態を指します。
本来、毛穴は引き締まっていて小さく目立ちませんが、年齢を重ねると皮膚がたるんで楕円形やしずく型に変わります。そのまま放置していると、たるんだ毛穴同士が繋がり、線になってシワのようになっていくのです。
帯状毛穴は、顔の中でもたるみやすい頬によく見られます。頬には、ほうれい線も刻まれるため、帯状毛穴と相まってより老けた印象になってしまう恐れがあります。
帯状毛穴にならないためには、引き起こす原因を取り除くことが必要です。帯状毛穴の原因は、次の3つが考えられます。
皮膚がたるむと、毛穴も一緒に引っ張られて隣同士でつながり、帯状毛穴になります。
30歳を過ぎたころから、肌の弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンが減少するため、皮膚がたるみやすくなり、帯状毛穴になるリスクが高まります。
肌の水分量が低下すると、皮膚がしぼんでシワが寄るようになります。すると、毛穴同士もつながって帯状毛穴ができる原因となります。
上述の肌の乾燥と対照的ですが、過剰な皮脂分泌も帯状毛穴の原因になります。
皮脂が過剰に分泌すると毛穴が開きます。ぽっかりと開いた毛穴同士が繋がることで、帯状毛穴となりくっきりとシワのような線になってしまうのです。
肌は乾燥していても脂っぽくても帯状毛穴になりやすいので、常に水分と油分のバランスが取れた肌状態をキープすることが大切です。
帯状毛穴の対策として有効なのは、適切なスキンケアをすることです。ここでは、帯状毛穴を防ぐスキンケアを3つ紹介します。
洗顔は、毛穴汚れや余分な皮脂を取り除き、毛穴を引き締めるために大切なスキンケアです。ただし、使用する洗顔料や洗い方に注意して行いましょう。
洗顔で使用する洗顔料は、しっかりとキメ細かい泡がたつものを選ぶことが大切です。泡が緩いと、手のひらと顔の間で摩擦が起こり、皮膚をたるませる原因になります。弾力のある泡であれば汚れの吸着力も高いので、泡を顔に広げるだけで皮膚に負担なく優しい洗顔ができます。
泡を乗せる際は、Tゾーンに先に乗せてから顔全体に広げましょう。皮脂の多い部位から洗うことで、うるおいを落としすぎず肌の乾燥による帯状毛穴を防ぐことができます。
帯状毛穴予防には、ビタミンC誘導体配合の美容液が有効です。
ビタミンC誘導体とは、肌に浸透しにくいビタミンCを浸透しやすく改良したもので、毛穴トラブルに効果が高いといわれています。
具体的な効果は次の通りです。
皮脂の分泌を抑えることで、毛穴の開きを予防し帯状毛穴の予防につながります。
肌のたるみを予防して、しずく型の毛穴を防ぎます。
肌細胞の老化を防いで、肌のたるみを予防します。
老化した肌細胞の回復を早めて、新しい細胞を生み出すことで、ハリのある若々しい肌をつくります。
ビタミンC誘導体は、化粧水、乳液、クリームなどさまざまな基礎化粧品に配合されていますが、とくに美容液は配合量が多いので美容効果が高いといわれています。
しっかり効果を出したい場合や、即効性を期待する場合は、ビタミンC誘導体配合の美容液をお手入れにプラスすることをおすすめします。
肌の乾燥は、皮膚をしぼませて帯状毛穴の原因となります。化粧品を使って十分に保湿をしましょう。
保湿ケアには、うるおいを与える化粧水、油分を与えるクリーム、化粧水とクリームを乳化させる乳液の3つを使います。この3つを使うことで、肌のうるおいを長時間キープでき、ふっくらとした肌をつくることができます。
保湿化粧品を選ぶ際は、コラーゲン配合の化粧品を選びましょう。コラーゲンは、高保湿成分として認められており、さらにハリを出す成分でもあるため、帯状毛穴を効率よく予防できます。
帯状毛穴とは、毛穴同士が繋がって線になり、シワのように見える状態を指します。
帯状毛穴の原因は「皮膚のたるみ」「肌の乾燥」「過剰な皮脂分泌」の3つです。対策として「きめ細かい泡で優しく洗顔する」「ビタミンC誘導体配合の美容液を使う」「コラーゲン配合の化粧品で保湿する」ことが大切です。
帯状毛穴は、毛穴悩みを放置せず、適切なスキンケアを行いしっかりと予防していきましょう!