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このように「梅雨太りが起こるメカニズム」から考えると、「むくみ」が梅雨太りの引き金となっていることがわかります。そのため、梅雨太りに対処するには、むくみを解消させることがポイントと言えます。
むくみというのは、不要な水分や老廃物が回収されずに体内に溜まってしまった状態です。そのため、体内に溜まってしまった水分や老廃物を体外へ排出することで、むくみを解消させることができると言えます。
体内に溜まった水分や老廃物を体外へ排出し、むくみの解消に導く方法として2つ挙げることができます。
その2つの方法とは、
です。
一つは、「ふくらはぎの筋肉」を強化することです。なぜなら、ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、カラダの末梢部である足に滞留した血液やリンパ液を中枢部に向かって送り出す「筋ポンプ作用」という働きがあるからです。
ふくらはぎの筋肉も普段あまり使われない筋肉なので、筋力が低下しやすく、それに伴い筋ポンプ作用も低下してしまいます。
すると、ますます血液やリンパ液の流れが悪くなり、むくみやすくなってしまうことになります。
そこで、筋ポンプ作用を高めて血液やリンパ液の流れを促進させるために、ふくらはぎの筋肉を強化するエクササイズを行います。
ここでは、「カーフレイズ」というふくらはぎのエクササイズをご紹介しましょう。
そうすることでふくらはぎの筋肉である「下腿三頭筋」の収縮力を高めることができ、むくみの解消効果が期待できます。
15~20回を1分程度の休憩を入れながら、3セット行います。
むくみ解消効果につなげるには、週2回の頻度で行うようにしましょう。
下腿三頭筋に効かせるポイントは、できるだけかかとを高く上げるようにすることです。
頭から足までを結ぶラインを一直線に保ったまま、上下にかかとを動かすようにしましょう。
左右のつま先が正面を向いていることを確かめた上で行うようにしましょう。つま先を正面に向けることで、下腿三頭筋をバランス良く鍛えることができるようになるからです。
もう一つの方法は、体内の塩分を排出するために、「カリウムを多く含む食品」を摂るようにすることです。
カリウムには、塩分だけでなく余分な水分も排出する作用があると言われています。
カリウムを多く含む食品として、「アボカド」、「ホウレンソウ」、「バナナ」、「サツマイモ」、「納豆」などが挙げられます。
カリウムの一日の摂取量の目安は、女性で2000mg、男性で2500mgと言われています。ちなみにバナナ1本には、約430mgのカリウムが含まれています。
同時に、「ハム」や「ベーコン」などといった加工食品やインスタント食品は、塩分が多く、体内に水分を溜め込んでしまうので、避けるようにしましょう。
今回は、「梅雨になると太りやすくなる理由」と「梅雨太りの対処法」についてお伝えしました。
ジメジメした梅雨の時期は、どうしてもカラダを動かすことを避けたくなりますよね…。しかし、動かなくなってしまうと、ますます体内に水分を溜め込むようになってしまうので、この時期こそ適度にカラダを動かすべきであると言えます。
ここでポイントとなるのが、「適度に」という言葉です。「キツさ」や「苦しさ」よりも、心地良さが感じられる程度にカラダを動かすようにしてみましょう。これが「カラダを動かす楽しさ」を知るコツです。
適度にカラダを動かすことを習慣化して、「梅雨太り知らずのカラダ」を手に入れてくださいね!