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体重や体脂肪が減っているのに、下腹だけがポッコリ出てしまう原因として考えられるのが、「骨盤の開き」です。
骨盤は本来、閉じたり開いたりするのですが、様々な原因で骨盤が開きっぱなしとなってしまいます。すると、腹筋群が緩んだ状態となるため内臓が下垂してしまい、それに伴って内臓機能が低下してしまいます。
その結果、便秘になりやすくなる上、「ポッコリ下腹」を引き起こすと言われています。
では、「骨盤が開いた状態」とは具体的にどのような状態を言うのでしょうか。
下腹だけがポッコリ出てしまう場合に多いのが、骨盤下部にある「恥骨」と「坐骨」が開きっぱなしとなった状態です。
そうなると本来、逆三角形のかたちをした骨盤が、台形のようなかたちとなってしまいます。
それではなぜ骨盤が開きっぱなしになってしまうのでしょうか。その主な原因として、「悪い姿勢」が考えられます。
例えば「猫背」の姿勢になると、心臓や肺などを取り囲んでいるカゴ状の組織である「胸郭」が落ち込んでしまうため、腹筋群が緩んだ状態となってしまいます。
腹筋群が緩んでしまって筋力が低下した結果、骨盤が開きっぱなしになると考えられます。
猫背を改善し、下腹引き締め効果につなげるストレッチとエクササイズについては、【「下腹が引き締まらない」と悩む人に共通している点とは?】でお伝えしております。
下腹を効果的に引き締めるには、まずは「猫背を改善するストレッチとエクササイズ」を行った上で、今回ご紹介する腹筋エクササイズを行うとよいでしょう。
それではポッコリ出た下腹引き締めに有効な腹筋エクササイズを5つご紹介していきましょう。
今回ご紹介するエクササイズも、ご自宅で手軽にできるものです!フローリングの上で行う場合には、ヨガマットを敷いて行うことをお勧めします。
そうすることで腹直筋下部を鍛えることができます。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。
腹直筋下部に効かせるポイントは、下腹部から骨盤を起こしていくようにすることです。
また、下腹引き締め効果を高めるには、膝と足をしっかり閉じるようにします。そうすることで股関節内転筋群にも効かせることができるようになり、開きっぱなしとなった恥骨の改善につなげることができます。
やはり15~20回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行うようにします。
下腹部から両脚を上げていくようにすることで、腹直筋下部に効かせることができます。
また、リバースクランチと同様、下腹引き締め効果を高めるために、膝と足をしっかり閉じるようにします。
20回3セットがラクにこなせるようになったら、カラダの横に構えていた両腕を頭の後ろに組んでみましょう。それだけで強度がグンとアップします!
エクササイズボールがある場合は、写真のように足に挟んでレッグレイズを行ってみましょう。そうすると「脚を閉じる」という動作がより強く意識されるようになり、股関節内転筋群への効果を高めることができます。
捻る動作も伴うので、腹直筋下部に加えて内・外腹斜筋下部も鍛えることができます。
左右交互に20~30回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。
お尻下部を床から離した上で骨盤を左右交互に捻るようにすることで、腹直筋下部と内・外腹斜筋下部に効かせることができます。
両脚を真横に倒した際、肩が床から離れないようにしましょう。
20回動作を行うのが難しい場合は、両膝を90度に曲げて行ってみましょう。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。
腹直筋下部に効かせるために、反動を利用するのではなく、下腹部からお尻を持ち上げていくようにしましょう。
そうすることで腹直筋下部と内・外腹斜筋下部を鍛えることができます。
10回を、1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。
腹直筋下部と内・外腹斜筋下部に効かせるために、下腹部から脚を動かして数字を描くようにしましょう。
レッグレイズと同様、エクササイズボールがある場合は、写真のように足に挟んで行ってみることをお勧めします。
今回は、「下腹引き締めに有効な5つの腹筋エクササイズ」をご紹介しました。この5つのエクササイズ全てを行ってもよいですし、この中でご自身に合ったエクササイズを選んで行っても構いません。
下腹引き締め効果につなげるために大事なことは、ターゲットとなる腹筋群(腹直筋及び内・外腹斜筋)下部にしっかり効いていることが感じられることです。エクササイズは、ターゲットとなる筋肉に効いているかどうか確かめながら行うようにしましょう。
早速実践して、「スッキリ下腹」を手に入れてくださいね!