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ここでは、眉間にできるニキビの「種類」と「原因」について紹介します。
ニキビは進行度によって名前が変わります。ここでは、眉間にできるニキビの種類を4つ紹介します。
小さく白色のニキビを「白ニキビ」と言います。白く見えるのは毛穴に詰まった皮脂で、痛みや腫れなどはなく、ニキビの初期の状態です。
毛穴に詰まった皮脂が空気に触れて酸化して黒ずんだニキビを「黒ニキビ」と言います。白ニキビが進行したものを指します。
ニキビができた部分が赤く腫れあがった状態を「赤ニキビ」と言います。毛穴に詰まった皮脂をエサにアクネ菌が増殖して、炎症が進行した状態です。
赤ニキビがさらに進行して膿をもつようになったものを「黄ニキビ」と言います。炎症が皮膚の奥まで達してしまうため、治った後も跡になりやすく、肌に凹凸ができてしまうリスクがあります。
眉間にニキビができる原因として、次の3つが考えられます。
眉間はTゾーンの一部で、皮脂の分泌量が多い場所です。皮脂が過剰に分泌されると毛穴を埋めてしまい、ニキビができます。
さらに、皮脂をエサとするアクネ菌が繁殖すると、炎症が起こり赤ニキビや膿を持った黄ニキビにまで悪化してしまいます。
眉間は前髪の毛先が当たりやすく、刺激を受け続けることでニキビの原因になります。また、髪に付着した汚れやほこりがニキビの悪化につながる場合もあります。
肝機能が弱っていると、眉間にニキビができやすいといわれています。前髪をあげている、スキンケアをしっかりしているなど対策をしているのに眉間にニキビができる場合は、体の内側のケアも意識してみましょう。
眉間にできるニキビは、毎日のスキンケアで予防できます。ここでは、眉間にできるニキビのスキンケアでの解消法を3つ紹介します。
眉間は、皮脂が多く分泌される部位で毛穴に汚れが詰まりやすいので、洗顔を丁寧に行い余分な油分を取り除くことが大切です。
洗顔は朝晩2回毎日行うことで肌を清潔に保てます。スッキリするからといってやりすぎると必要な皮脂まで取り除き、かえって皮脂の分泌量を増やしてしまうため、1日2回にとどめましょう。
また、洗浄力の強すぎる洗顔料も皮脂を摂りすぎてしまうため、汚れは落としながらもうるおいは残す化粧品を選ぶことが大切です。
洗顔フォームはしっかりと泡立てて、手のひらと肌が触れないくらい弾力のある泡で洗いましょう。泡が緩いと肌が擦れて刺激となり、ニキビを誘発する原因になります。
眉間を洗う際は、手のひらでくるくると泡を転がすようにすると、皮脂汚れを泡がしっかり吸着して清潔な肌を保てます。
肌が乾燥していると、バリア機能が低下して皮脂量が増え、ニキビが起こりやすくなります。十分に保湿をして皮脂分泌を抑制しましょう。
洗顔後は、速やかに化粧水をコットンにたっぷりと湿らせてパッティングを行い、肌に浸透させます。ひどく乾燥が気になる場合は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど高保湿成分配合の化粧水を使うと、より保湿力を高めることができます。
化粧水の後は、乳液 → クリームの順に重ねて油膜を張り、水分蒸発を防ぎます。クリームまでつけることで、肌のうるおいを12時間以上キープできます。また、有効成分の配合量も多いため、美容効果を実感しやすいというメリットもあります。
紫外線を浴びると、肌に炎症が起こりニキビの誘発につながります。また、色素沈着の原因にもなるため、しっかりと対策をしましょう。
朝のスキンケアの最後には、日焼け止めを必ず塗る習慣をつけましょう。紫外線は、季節、天気問わず1年中降り注いでいるため、日焼け止めは毎日塗ることが大切です。
とくに紫外線が強くなる春~夏は、日焼け止めと併用して、帽子、サングラス、日傘などの紫外線予防アイテムを使うことをおすすめします。
眉間にできるニキビを予防するには、毎日の生活習慣も大切です。ここでは、眉間にできるニキビの生活習慣での解消法を3つ紹介します。
睡眠には、成長ホルモンを分泌して、肌細胞の修復と再生を行い肌の健康を保つ重要な役割があります。十分に睡眠がとれていないと、肌の状態が悪くなり、ニキビのできやすい肌質になってしまいます。
とくに22時~午前2時は「肌のゴールデンタイム」と言われ、成長ホルモンが多く分泌する時間帯です。できる限り、ゴールデンタイムに睡眠をとれるよう、生活リズムを整えていきましょう。
ストレスは、ホルモンバランスを崩して皮脂の過剰分泌を引き起こすため、ニキビの原因となります。またストレスが長く蓄積すると、ニキビだけでなく心身にも不調をきたすため、早めに対処することが大切です。
ストレスは目に見えないため、意識して発散しないと知らず知らずのうちに蓄積してしまいます。週に2、3回は自分の好きなことや息抜きができる時間を設けることをおすすめします。
脂質、糖質の多い食事を続けると、栄養が偏って肌状態が乱れ、ニキビができやすい状態になります。多くの栄養素をまんべんなくとれるバランスの良い食事を心掛けましょう。
とくに、皮脂の分泌量を調整してくれるビタミンB群、代謝をよくするビタミンA、抗炎症作用のあるビタミンC、Eを積極的にとるようにすると、ニキビのできにくい肌をつくれます。
眉間のニキビは「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4種類あります。眉間にニキビができる原因として「皮脂の過剰分泌」「前髪による刺激」「肝機能の低下」の3つが挙げられます。
解消法として、スキンケアでは「丁寧な洗顔で眉間を清潔に保つ」「保湿ケアで皮脂分泌を抑制する」「紫外線対策をする」ことの3つを意識しましょう。生活習慣では「十分な睡眠をとる」「ストレスをためない」「バランスの良い食事をとる」ことの3つです。
スキンケアと生活習慣の両面からアプローチし、眉間のニキビができにくい肌づくりを心掛けましょう。