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クレンジングシートは、メイクを落とす美容アイテムの一つです。クレンジング料を含んだシートで顔をふき取ることでメイクを落とします。メイクシートといわれることもしばしばあります。
はじめからクレンジング料が含まれたシートを袋から出して使う場合もあれば、乾いたコットンに液体のクレンジング料を自分で浸して使うこともあります。
ものによっては美容成分入りのクレンジングシートもあり、多くのメーカーが種類豊富に販売しています。
クレンジングシートを使うメリットは次のとおりです。
クレンジングシートの最大のメリットは、手軽にメイクを落とせることです。
通常のクレンジングであれば、クレンジング料を顔に塗布した後洗い流しが必要ですが、クレンジングシートはふき取るだけでメイク落としが完了するため時短にもなります。
また、袋入りのクレンジングシートであれば持ち運びもできるため、外出先でも簡単にメイクを落とせます。ちょっとしたメイク直しにも重宝するでしょう。
クレンジングシートは、クレンジングとスキンケアを同時にできるメリットもあります。
クレンジングシートにはクレンジング料のほか、保湿成分や油分など、化粧水、乳液、クリームの役割を担う成分が配合されている場合があります。
そのため、顔をクレンジングシートでふき取るだけで、汚れを落としながらうるおいを与えるという2つの効果が期待できるのです。
クレンジングシートは、まつ毛エクステをつけていても使えるのがメリットです。
まつ毛エクステをしていると、接着剤の効果を落とさないようにオイル入りのクレンジングを避けるなど、使えるクレンジング剤が限定されてしまいます。また、クレンジング料によっては刺激となり、ひりつきやかゆみが出る場合もあります。
しかし、クレンジングシートであれば、水分を多く含んでおりオイルフリーのものも多いので、まつ毛エクステをしていても使えることが多いのです。
手軽で簡単にケアできるクレンジングシートにも、デメリットは存在します。ここでは、クレンジングシートを使うデメリットについて触れていきます。
クレンジングシートは、ふき取る際に肌の間で摩擦が起こりやすく、負担がかかりやすいデメリットがあります。
クリームタイプやジェルタイプのクレンジングでは、クレンジング料の厚みがクッションとなって摩擦が軽減されますが、シートは肌に直接触れて擦れるため、ほかのクレンジングよりも負担が大きくなってしまうのです。
肌に摩擦が起こると、肌表面のバリア機能が低下し、紫外線や花粉など外的刺激への抵抗力が弱まり、肌内部の水分蒸発が進んで乾燥状態になってしまうなど、トラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。
クレンジングシートは、頬や額など面積の広い部分の汚れを落とすのはできても、小鼻や口周りなど凹凸の多い汚れを落としきるのが苦手です。そのため毛穴に詰まった細かい汚れが残ってしまうことがあります。
顔に汚れが残った状態で放置してしまうと、黒ずみ、角栓、ニキビなどのトラブルの原因となります。
クレンジングシートは、ふき取るだけで汚れがしっかりと落ちるように、洗浄力が強い界面活性剤が配合されています。しかし、手軽さが魅力な反面、洗浄力が強いと肌の皮脂も多く取り除いてしまうため、肌の乾燥を招きがちです。
肌が乾燥すると、かさつきや粉吹きをはじめ、シワ、シミ、たるみなどのエイジングの原因となるため気を付けなければなりません。
クレンジングシートを使う際は、デメリットをできる限り抑えて、メリットを多く享受できるよう正しく使うことが大切です。ここでは、クレンジングシートの正しい使い方を紹介します。
クレンジングシートは薄いと摩擦が起こりやすく、肌に負担がかかります。厚めのクレンジングシートや、コットンを数枚重ねて厚くしてから使いましょう。クレンジング料はしっかり浸してシートが毛羽立たないようにしておきます。
両頬 → 額 → 鼻 → 顎 → 目元と、表面積の広い部分から順にふき取りをします。顔の内側から外側に向かって、やさしくシートを滑らせましょう。ゴシゴシ行うと摩擦が起こり、色素沈着の原因になります。シートやコットンと肌の接地面を広くすると、圧がかからずやさしくふき取れます。
とくに目元は皮膚が薄いため、なでるように力を入れず行いましょう。
ふき取りをした後は、洗顔をして肌表面に残ったクレンジング成分を洗い流すのが理想です。クレンジングシートで落としきれなかった汚れを落とし、肌を清潔に保ちましょう。
洗顔は弾力のある泡をつくって、肌に摩擦がおこらないようにやさしく洗います。すすぎは35℃以下のぬるま湯で行い、柔らかいタオルで水分を拭うなど、肌に負担がかからないように常に注意しましょう。
クレンジングシートは、メイクを落とす美容アイテムの一つで、メイクシートといわれることもあります。
クレンジングシートを使うメリットは「手軽にメイクをオフできる」「クレンジングとスキンケアを同時にできる」「まつ毛エクステをしていても使える」ことの3つです。
一方デメリットは「摩擦で肌に負担がかかりやすい」「汚れがキレイに落ちない」「洗浄力が強めで肌に負担がかかりやすい」ことが挙げられます。
本記事では、デメリットを最小限にとどめる正しい使い方についても解説しました。クレンジングシートを使う場合は、メリットデメリットを理解し、正しく使いましょうね!