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汗ばむ季節になると、ドラッグストアなどの店頭に並びはじめるのが「デオドラント剤」や「制汗剤」ですよね。
春夏には重宝するアイテムですが、2つのアイテムは何が違うのか知っていますか?それぞれの効果や目的を理解して、2つのアイテムを使い分けましょう。
デオドラント剤と制汗剤の違いは、配合されている成分です。
デオドラント剤には「殺菌成分」や「消臭成分」が配合されていて、ニオイのもととなる細菌の繁殖を抑えたり、発生してしまったニオイを抑える効果があります。
一方、制汗剤には汗腺をふさぐ効果のある成分が配合されていて、汗そのものを抑える効果があります。たとえば「アルミニウム」をベースとした化合物が含まれています。
この2つのアイテムが合体した「制汗デオドラント」というアイテムも最近は主流となっています。
デオドラント剤と制汗剤の違いは、効果や使う目的が違うということです。
デオドラント剤は、おもに「汗のニオイ(体臭)を抑える」ことを目的としています。すでに汗をかいてしまって、汗のニオイが気になるときは、デオドラント剤を使うと良いでしょう。
一方、制汗剤は、「汗そのものの発生を抑える」ことを目的としています。お風呂上がりなどの清潔な状態の肌に付けると、汗の発生を抑えることで汗のニオイを予防できます。
デオドラント剤と制汗剤の違いがわかったところで、アイテムの選び方についてご紹介します。自分の目的に合ったアイテムを見つけるための参考にしてみてください。
デオドラント剤や制汗剤を選ぶなら、使いやすい種類で選ぶのがおすすめです。
デオドラント剤や制汗剤は、使い方別に以下のタイプに分かれています。
もっともメジャーなのが、脇にシューっと吹きかける「スプレータイプ」です。手軽に使えて便利なので、夏の季節には重宝するでしょう。
「スティックタイプ」や「ロールオンタイプ」は肌に直接塗るため密着度が高く、効果が持続しやすいのがポイント。ただし、肌の雑菌などが付着する可能性があるため、使用後の扱い方に注意しましょう。
化粧水のようなテクスチャーの「ウォータータイプ」は、メントールを配合しているアイテムが多いです。爽快感や清涼感を得たい人におすすめですよ。
デオドラント剤や制汗剤は、汗のニオイと混ざると変な香りになってしまう場合があります。そのため、自分と相性の良い香りのアイテムを選びましょう。
爽やかな香りのミント系や、万人受けするフローラル系がおすすめです。体臭と混ざるのを避けたいなら、無香料タイプを選ぶと良いでしょう。
では、数あるデオドラント剤や制汗剤のなかから、おすすめアイテムをご紹介します。
ライオンの「Ban」は、制汗デオドラント製品を多数展開するメジャーなブランドのひとつ。そのなかでも、「Ban 汗ブロック プラチナロールオン」は、気になるワキ汗を防いでくれる優れものです。
汗をかくと気になる服の汗ジミやニオイを防いで、快適に過ごせます。しかもウォータープルーフ処方なので、とくに汗が気になる夏の時期におすすめ。
朝の通勤時などに汗をかくことが多いので、お出かけ前に塗っておけば、夜まで気にせずに過ごせますよ。
クリニークの「アンティ パースパイラント デオドラント ロールオン N」は、肌に密着して長時間ニオイと汗をブロックする制汗剤です。
有効成分のアルミニウムヒドロキシクロリドが、ワキ汗とニオイを防いでサラサラの状態をキープできます。
お風呂上がりの清潔な状態の肌に塗ることで、効果を発揮してくれます。朝のお出かけ前には、服を着る前に、肌を清潔にしてから塗布してください。
シーブリーズの「デオ&ウォーター」は、スーッとした付け心地で爽快感を味わえる制汗デオドラントです。
デザインがリニューアルされて可愛らしくなったのもポイントですが、汗のニオイを抑えていい香りを漂わせてくれる8種類もの香りが登場。
サラサラな肌をキープできるので、汗ばむ季節にはぜひ1本持っておくと良いでしょう。
最後に、デオドラント剤と制汗剤の使い方のポイントをご紹介します。
制汗剤は「汗を抑える効果」が期待できるアイテムなので、お風呂上がりなどの「まだ汗をかいていない清潔な肌」に塗布するのがおすすめです。
これから出てくる汗を抑えて、体臭を予防する効果が期待できます。
デオドラント剤は「汗のニオイの消臭効果」が期待できるアイテムなので、汗をかいた後に使用するケースが多いでしょう。
その際は、汗拭きシートなどで汗を拭きとってから使用するのがおすすめです。
デオドラント剤と制汗剤の違いについてご紹介しました。おすすめアイテムもご紹介したので、自分に合ったものを使用しましょう。
目的によって使い分けることで、汗の発生やニオイを最大限に防げますよ。