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シミができる主な原因は、太陽光線(紫外線)にあたるからといわれています。30代から、なかったところにシミが目立ってくると、慌てて何とかしたいと思ってしまいますね。
メイクでカバーできないほどの濃いシミに発展しないよう、シミを防ぐ対策が大切。では、日頃どのようにシミを防ぐと良いのでしょうか。
30代から始めたいシミを防ぐお手入れ方法や、生活習慣のポイント3つを解説します。
※シミの原因に、ホルモンバランスと関係する所説もありますが、今回の解説内容は、太陽光線、光老化に焦点を当てます。
太陽光線(紫外線)を浴びるとメラニンが生成されます。紫外線に継続的にあたり、古い角質が肌表面に残っている状態で、メラニンが長期間排出されないとシミ状に発展します。
シミには、主に4つのタイプがあります。タイプ別に原因を探り、適したお手入れを行うことをおすすめします。
シミのタイプ別に、お手入れ方法をご紹介します。
朝は、化粧水や乳液で整肌、日やけ止め効果のある下地クリームやファンデーションで日やけを防ぎます。
昼食を済ませたあとは、日やけ止めを塗りなおすなどの化粧直しをおすすめします。夜には、メイク汚れや汗、皮脂などをしっかりと洗顔で落とし、化粧水のあとに薬用化粧品の美容液などをプラスしましょう。
紫外線をできるだけ避けるスキンケアや生活習慣が大切です。遺伝的要因があるため、薬用化粧品の効果が出にくいともいわれます。根気よく朝と夜に薬用化粧品をプラスしたスキンケアを実践しましょう。
ニキビや虫刺されや肌荒れ治ったあとの、赤や黒い色素沈着の場合には薬用化粧品がおすすめ。必ず炎症が治まり傷が治ってから試すことをおすすめします。肌に合う薬用化粧品を選びましょう。
紫外線を避けるスキンケアやUVケアグッズを併用しましょう。年齢、体の症状からシミに発展している可能性あり。医師に相談の上、内服薬や肌に合う薬用化粧品を選ぶとよいでしょう。洗顔はやさしく丁寧に行い、過度な刺激を避けましょう。
2、3、4のタイプ共通のケア方法は、1を参考にしてください。
正しい化粧品アイテムを選択し、お手入れを行いましょう。ただ、できたシミは化粧品のみでは解決しません。化粧品は容貌を整え、トラブルを「防ぐ」ためのアイテムです。汚れを適切に落とし、水分、油分、保湿のバランスを整えるスキンケアがシミを防ぐためには必須といえるでしょう。
今回は、シミを防ぐ化粧品、医薬部外品の「薬用化粧品」を中心に解説をします。
化粧品には、「一般化粧品」と「薬用化粧品」の2種類があります。薬用化粧品とは、日やけによるシミやソバカスを防ぐ有効成分を配合した医薬部外品に位置づけられた化粧品のこと。洗顔料、化粧水、美容液、クリーム、日やけ止めなど多くの種類があります。
などがあげられます。薬用化粧品の効能、効果の範囲は、「日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ」目的で有効成分が配合されています。
薬用化粧品と一般化粧品の大きな違いは、承認された有効成分が規定量配合されているか、という点。また、一般化粧品の期待効果に加え、日やけによるメラニンの生成を抑える効果をもつ有効成分を配合し、「化粧品」と「医薬品」の間に位置づけられています。
日やけが気になる季節より早めに準備し、使い始めるとよいでしょう。紫外線は冬の時期も降り注いでいることから、薬用化粧品は年中活躍します。毎日のお手入れ時に使うことをおすすめします。
古い角質(汚れ)をできるだけ速やかに流し去ることがポイント。紫外線カットの化粧品の中には、メイク落とし等のクレンジング剤が必要な場合もあります。使用上の注意や使い方を確認しましょう。
メイク汚れや、汗、皮脂、外気の汚れを、適切な方法や洗顔料でしっかりと落とします。洗い忘れがないよう、鏡を見ながら丁寧に汚れを落としましょう。
紫外線を過剰に浴びると、肌のコラーゲン線維、エラスチン線維などにダメージを与えます。油断すると、乾燥肌やシミ、しわ、たるみなどの肌トラブルに。
肌に影響がある紫外線は以下の3つの種類があります。
薬用化粧品を使うこと以外に、正しい生活習慣も大切です。栄養バランスを考えた食事、日やけ防止グッズの使用、正しいスキンケアの継続、実践をしましょう。
美容におすすめの3つの栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、タンパク質です。それぞれの栄養素の働きを意識して、バランスの良い食事を心がけましょう。
UVカットをする、サングラス(コンタクトレンズ)や日傘、帽子、衣類などを併用することで、紫外線から肌をガードします。色は、黒を選ぶことをおすすめします。色により紫外線からガードする力にも差があるといわれています。
スキンケアの基本として、洗顔、保湿、紫外線を防ぐの3つを習慣にすることが大切でしょう。
シミの原因といわれる外的要因には紫外線、食生活、ストレスなどがあげられます。なかでも、紫外線は老化の原因の約80%を占めるともいわれるほど。皮膚構造の真皮層まで到達し、シミやくすみ、しわなどのダメージを引き起こします。
季節を問わず、生活シーンに合わせた日やけ止め選びは大切。日やけによるシミを防ぐSPF・PA値選びについて紹介します。
「Sun Protection Factor」の略。B波紫外線を浴びることにより、肌を赤くします。サンバーン(日焼けで皮膚が赤くなり、ひりひりすること)をどの程度、防ぐことができるのかという目安の数値。
「Protection Grade of UV-A」の略。+(プラス)の数で防止効果を示しており、「PA+」から「PA++++」の4種類。+の数が多いほど、紫外線防止効果が高くなります。
シミや乾燥肌、しわの発生に大きく関わっているといわれています。
活動状況に応じて、日やけ止めの数値を選びましょう。季節を問わず、SPF10/PA+以上の数値を目安にすることをおすすめします。
SPF値は「UVB」に対して、PA値は「UVA」に対して指数を表記することになっています。
紫外線防止効果のある日やけ止め選びのポイントは、使用目的に合っているか。紫外線にあたる時間の目安をあらかじめ理解して、SPF値などを選ぶことが大切です。
日やけにより、肌へのダメージが生じやすい方は、目安を参考に紫外線防止効果の高いものを選ぶとよいでしょう。
30代なのに50代に見られたのがショック。シミがあるために、実年齢よりも老けてみられるという悩みをよく聴きます。シミは、ふと鏡を見て気がつく方が多いのではないでしょうか。
シミは予防が大切。「顔のシミをなんとかしたい」「すぐにシミを消したい」とお悩みの方は、今からすぐに、紫外線を防ぐスキンケアと生活習慣を試してみてはいかがでしょうか。
薬用化粧品の中には、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐことを目的に製品化されている医薬部外品が多数販売されています。通常のスキンケアにプラスする選択肢もありますよ。
未来の美しい人生のために、悩みのないすこやかな肌をめざしましょう。