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紫外線による肌ダメージを知る上で覚えておきたいのが「UV-A」と「UV-B」という2種類の紫外線です。この2つは波長が異なり、それぞれが肌に与える影響も変わってきます。
UV-Bは「レジャー紫外線」とも呼ばれており、皮膚組織の1番上にある「表皮」に影響を与えます。
例えば、日焼けをして皮膚が真っ赤になったり、火傷のようにヒリヒリしたり…といった状態は、UV-Bによるダメージを受けているためです。UV-Aに比べて波長が短く、全紫外線量のうちわずか10%程度と言われていますが、エネルギーが大きいため短時間でも肌に急激な変化をもたらします。
UV-Aは表皮の下にある「真皮」に影響を与える紫外線で、「生活紫外線」と呼ばれています。
真皮には肌のハリに欠かせない「コラーゲン」や「エラスチン」といったタンパク質が存在していますが、UV-Aはこれらにダメージを与え、変性させます。コラーゲンやエラスチンにダメージが与えられると、肌を支えることができなくなり、シワ・たるみの原因となってしまうのです。
UV-Aは気温が高くなる4月から9月頃にかけて量が多くなりますが、それ以外も比較的多く私たちの肌に降り注いでいます。UV-Bと違いダメージが即座に出てくるわけではないため、つい油断をしてしまいがちですが、光老化を防ぐためには紫外線対策を1年中行うのが良いでしょう。
日焼け止めを選ぶ際に気になるのが「SPF」と「PA」の数値ですよね。「何となく数値が高い方が日焼けを防いでくれそう…」という選び方をしていませんか?SPFとPAの役割をきちんと理解して、紫外線対策をより効果的に行いましょう。
SPFはUV-Bを防ぐ効果を表した数値で、最大で50+の日焼け止めが売られています。そしてPAはUV-Aに対する防止効果を表しており、こちらは+の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高くなります。SPFとPAの数値が高いほど紫外線に対す防止効果も上がりますが、それが必ずしも良いとは言い切れません。
なぜなら、紫外線防止効果が高い日焼け止めほど、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤、エタノールが多く含まれており、肌への負担がかかるためです。それだけでなく、日焼け止めを落とす際に洗浄力の高いクレンジングが必要な場合も多く、敏感肌・乾燥肌にとっては不向きともいえるのです。
ただ数値の高い日焼け止めを選ぶのではなく、シーンによって使い分けるのがおすすめです。
4月ごろから徐々に紫外線の量が増えてきますが、通勤や買い物など短時間の外出であればSPF30以下でも十分に日焼けを防ぐことができます。
また、紫外線だけでなく乾燥や花粉も気になる季節なので、保湿効果の高さや、花粉もブロックしてくれる機能があるかどうかもチェックしておきましょう。
2,530円(税込)/SPF30・PA+++
乳液のようにみずみずしく、伸びの良いミルキーゲルタイプの日焼け止めです。肌の潤いに欠かせない保湿成分「セラミド」を5種類配合しており、乾燥肌・敏感肌の方でも使いやすいのが特徴。ウォータープルーフですが、洗顔料やボディソープで簡単に落とすことができます。
UV-A・UV-Bだけなく、ブルーライトや近赤外線まで幅広くカットしてくれる万能さも魅力の1つ。大容量でコスパが良いため、顔と体の両方を1つで済ませたい方にもおすすめです。
1,760円(税込)/SPF27・PA++(画像左)
1年を通して肌が乾燥してしまう方や、ナチュラルな成分にこだわりたい方におすすめなのがこちらの日焼け止め。天然由来成分が98%配合されており、やさしく肌を保湿しながら紫外線からも守ることができます。
さらに紫外線吸収剤不使用の「ノンケミカル処方」で、天然ミネラルの散乱剤のみを使用しているのが嬉しいポイント。肌への刺激を減らしたい方にとってぴったりのアイテムです。
1,650円(税込・編集部調べ)/SPF30・PA++(画像左)
セラミド機能成分やユーカリエキスなど、保湿成分がたっぷり配合された日焼け止めです。紫外線から肌をやさしく守りつつ、肌荒れを予防してくれる効果があるため、ニキビができやすい方にもおすすめのアイテム。
ウォーターベースのみずみずしいテクスチャーで使いやすく、ベタつきが気にならないのも魅力的です。
2,640円(税込)/SPF15・PA++
子育て中のママさんからも人気が高い、ALOBABY(アロベビー)の日焼け止め。100%天然由来で国産オーガニック、さらに無添加という肌へのやさしさをとことん追求した処方で作られています。
新生児から使用OKなので、刺激の少ない日焼け止めをお探しの方におすすめのアイテムです。また、お湯で落とすことができるため、洗顔による乾燥からも肌を守ることができます。
3,300円(税込)/SPF30・PA+++(画像右)
花粉やほこり、紫外線などあらゆる刺激から肌を守ってくれる心強いアイテム。季節の変わり目に肌の調子が崩れやすい方や、敏感肌の方におすすめです。
肌にしっとりと馴染んで密着してくれるため、化粧下地の代わりに使用することもできます。ノンケミカル処方で肌への負担も少なく、洗顔料で落とせる手軽さも魅力的。
日焼け止めは毎日塗るものだからこそ、なるべく肌に負担がかからないものを選びたいですよね。SPF・PAはシーンに合わせて選び、塗り心地の良いものを探しましょう。
また、3時間を目安にこまめに塗り直すのも大事なポイントです。ぜひ日焼け止めを購入する際の参考にしてくださいね。