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ホットストーンには歴史があり、諸説ありますが、アリゾナ州のネイティブアメリカンたちの民間療法が起源といわれています。そこから研究を重ねることによって、現代風に変化していきました。
基本的に使用するストーンは、火山のマグマが冷えて固まったことでできる玄武岩というものを使います。つるつるとした丸いものが多いですが、用途によって加工し、さまざまな形のものがありますよ。
この玄武岩でつくられたストーンは、しっかり研磨されており密度も高いので、冷めにくくなっています。専用のホットストーンウォーマーというものを使い、50~60度に温めたストーンを使って施術していきます。
ストーンを使って施術することを、ストーンセラピーと呼びます。また上記で述べたように、ホットストーンにも用途によって違いがあります。それと同時に、似ているようで施術にも種類があります。施術方法が違えば、効果もさまざまですよね。
ここでは、一般的なストーンセラピーから進化したものまで、ご紹介していきます。実際に筆者も、ホットストーンを用いたボディエステはリラックスできて気に入っているので、何度かサロンにも足を運んだことがあります。是非、受ける際の参考にしてみてくださいね。
基本のストーンセラピーは、ハンドとストーンを組み合わせて行う施術方法になります。
オイルを使ってハンドトリートメントをしたあと、ホットストーンを筋肉の流れに沿って滑らせ、特に冷えを感じやすい末端の足裏、手の平に置いたり、足指に挟んだりします。
また、体のツボに置くことで芯からじんわり温まっていくのを感じることができますよ。終わったあとは手足の末端部分まで、ぽかぽかになります。
体を温めてくれるので、血行促進や冷えの改善はもちろんのこと、リラックスすることによって自律神経へのアプローチなどの効果もあります。
ハンドトリートメントも加えながら行うので、ストーンセラピーがどのようなものか試してみたい人にはおすすめです。
バザルトを行う際に使うバザルトストーンとは、ホットストーンの進化形ともいわれており、ストーン自体が加工されていて、さまざまな形があるものになります。
何種類かの形をした専用のバザルトストーンを、体の部位などによって使い分けていきます。使い分けて施術するので、しっかりフィットした感じが気持ち良く、とても心地良いです。
体全体をバザルトストーンを使って施術するので、筋肉を緩めてあげることでリラックスさせたり、内側から温めながらも終わったあとは体が軽く、スッキリしますよ。
こちらは、温めたストーンと冷やしたストーン(コールドストーン)を使って、体の深部にアプローチするものになります。ここで用いられるコールドストーンは、大理石を使用することが多いです。
体を温めたあとに、ひんやりとした感じが気持ち良く、リラックスすることができます。
通常よりも多くストーンを使用することが特徴ともいえます。温めることで血管を拡張させ、冷やしたもので血管を収縮させるなど、それぞれに効果があるのもおもしろいところです。
サロンに足を運ばなくても、自宅でホットストーンを試すことはできます。
しかしストーンはもちろん、使用する際の準備などが必要となってきます。そして、自分の手のサイズに合ったストーンや、品質の良いものを選ぶことも重要となります。また、疲れが溜まりやすい背中など、自分が届かないところは難しいですよね。
このような手間も含めたうえで、フェイシャルやデコルテ、足や腕といった部位のリンパの流れを簡単に良くしたいというときは自宅で試せるのは便利ですよ。短時間で、自分の好きなところを好みの力加減でできるというところが、メリットです。
ホットストーンにはリラックス効果以外にも体に良いことが多くあります。
通常のハンドトリートにプラスされているだけで、効果は3倍~5倍ともいわれ、揉み返しも少ないとされています。体の芯から心地よく温めてくれるので、冷え性に悩む女性には嬉しいですよね。
また、体質改善の効果も期待されていると同時に、免疫力強化や胃腸の状態を整えてくれるともいわれています。体にも肌にも良いことだらけのホットストーンを用いたボディエステで、たまには自分の体を癒してあげてくださいね。