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乾物食材の魅力とは、
などが挙げられます。「あと一品、何か欲しい」という時に、乾物食材を常備しておけば、慌てることなく料理を作れるのは嬉しいポイントですよね。
乾物食材には食物繊維が豊富なものが多く、便通が良くなるので代謝が上がり、ダイエットに役立つので、積極的に食事に取り入れるのがおすすめです。
「畑の肉」とも呼ばれる大豆からできている高野豆腐。約半分がたんぱく質でできており、カルシウムや鉄も含まれています。
高野豆腐のたんぱく質の中には、「レジスタントたんぱく」という成分も含まれているのが特徴です。分解・吸収されにくく、食物繊維に似た働きをするのだそう。血液中のコレステロールを減らす働きや、食後の中性脂肪が上がるのを抑える働き、脂肪の吸収を抑える働きがあることが報告されています。
さらに、食後の血糖値上昇を抑える働きも報告されているため、病気の予防・ダイエットに役立ちます。
切り干し大根は、生の大根と比べて食物繊維やカルシウム、カリウム、葉酸などの栄養素が非常に多く含まれています。その量は、例えばカルシウムは約20倍だとか。
特に不溶性食物繊維が豊富で、便のカサを増やして腸を刺激し、腸の運動を活発にする働きがあります。
排便がスムーズにおこなわれると腸内環境がきれいになるため、栄養素の消化・吸収がスムーズにおこなわれます。その結果、代謝が良くなるのでダイエットに役立ちます。
乾物にすることで、効率よく豊富な食物繊維を摂取することができますね。煮物だけでなく、サラダや甘酢漬けなどにしても、美味しくいただけますよ。
干し椎茸も、乾燥していることで生の椎茸よりも非常に多くの食物繊維やビタミンDが含まれます。βグルカンという不溶性食物繊維も豊富なため、便秘解消に役立ちます。
また、ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートする働きがあるため、骨や歯の健康維持にも効果的です。さらに、ビタミンDは免疫機能を調節して、免疫力を上げることも報告されています。
日頃の体調管理のためにも、意識して摂取したいですね。
干しキクラゲにも、βグルカンが含まれているため、免疫力を高める効果が期待されます。
また、ビタミンB2が含まれており、新陳代謝を促して肌や髪、爪の健康維持に役立ちます。粘膜を丈夫にする働きもあるため、肌荒れや口内炎にも効果的だといわれています。
その他、ビタミンEや鉄も含まれているので、血行促進作用が期待でき、アンチエイジング効果や代謝を上げる効果も期待できますよ。
かんぴょうといえば、巻きずしに入っているイメージが強いかと思います。かんぴょうとは、「ゆうがお」というウリ科の植物の果実をむいて、乾燥させたもの。
乾燥かんぴょうには、豊富な食物繊維、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの栄養素が含まれています。
カルシウムは、マグネシウムと一緒に摂取すると効率よく体内に吸収されるため、その両方が含まれているかんぴょうは、骨や歯を丈夫にする働きが高い食材といえます。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする働きがあるため、ビタミンDを豊富に含む干し椎茸と組み合わせると相性が良いですよ。
干しえびは、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラル類が豊富に含まれていることが特徴です。
かんぴょうの項目でも説明した通り、カルシウムとマグネシウムの両方が含まれるため、骨や歯の健康維持に役立ちます。また、亜鉛は細胞の新陳代謝を促す働きがあるため、肌や髪、爪などを美しく保つために欠かせません。
女性に不足しやすい鉄も多く含まれているので、鉄の吸収率を上げる働きがあるビタミンCと一緒に摂取しましょう。ブロッコリーと干しエビのあんかけ、野菜と干しエビのレモンサラダなど、ビタミンCが豊富な食材と組み合わせて調理するのがおすすめです。
いかがでしたか?
ヘルシーな上に、美容や健康に役立つ栄養素がギュっと詰まった乾物食材。好みの乾物食材をいくつかストックしておくと、手軽に食事に取り入れられるので便利ですよ。
ぜひ、ダイエット中の方や、美容・健康に興味のある方は、乾物食材を取り入れてみてくださいね。