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ファンデーションをすることは、見た目を美しく見せるだけでなく、肌にとってもメリットがあります。ここでは、ファンデーションをするメリットをいくつか紹介します。
ファンデーションは、紫外線、ほこり、乾燥などの外的刺激から肌を守ります。
本来肌には、汗と脂を出して皮脂膜をつくり、外的刺激から守るバリア機能があります。しかし、加齢や過度な外的刺激によって正常に機能しないと、肌荒れや炎症などのトラブルの原因となります。
ファンデーションで顔に1枚膜を張ることで、バリア機能をサポートして肌トラブルを予防できるのです。
ファンデーションに含まれる成分は、余分な皮脂を吸収して、さらっとした快適な肌状態を保つことができます。
皮脂が分泌されたまま放置すると、空気に触れて酸化する、毛穴に詰まるなどしてニキビや黒ずみといったトラブルにつながります。また、テカりの原因となり、メイク崩れの原因となります。
ファンデーションは、健やかな肌を保つためにも必要といえるでしょう。
ファンデーションには、美容有効成分を含み、肌を美しくする効果があるものもあります。
例えば、リキッドやクリームタイプのファンデーションは油分が多いので、有効成分の配合量が多く、保湿力も高くうるおいに満ちた肌づくりに役立ちます。また、カバー力もあるため、トラブル部分を隠して美しい見た目も叶えてくれます。
美容有効成分が多く配合されたファンデーションは、素肌もメイクの仕上がりも美しくしてくれる一石二鳥なアイテムです。
メリットの多いファンデーションにも、デメリットはあります。ここでは、ファンデーションをするデメリットを紹介します。
ファンデーションをした日は、肌を清潔にするためにクレンジングが必要です。ただし、クレンジングの洗浄力が強すぎる場合や、手の圧が強すぎて肌に摩擦を起こすと負担がかかります。
ファンデーションをするたびに負担のかかるクレンジングを続ければ、やがて肌トラブルにつながってしまいます。
炎症やニキビがあるような肌の調子が悪いときにファンデーションを塗ると、刺激となり悪化させる場合があります。
また、ファンデーションに配合されている有効成分も、肌の調子がよくないときにはかえって負担になることがあります。
肌の調子に応じて、使うか使わないか判断するとよいでしょう。
続いて、ファンデーションをしない場合のメリット・デメリットについて言及します。ここでは、ファンデーションをしないメリットを紹介します。
ファンデーションをしないことで、肌への負担が軽減できます。
ファンデーションには、石油由来の合成界面活性剤、防腐剤など肌にとって刺激となる成分を含むものが多くあります。毎日、何十時間と顔につけたままにしておけば、肌に大きなダメージを与えてしまいます。
ファンデーションをしないで過ごすことは、物理的にダメージを減らし、肌を健やかにキープできるといえるのです。
ファンデーションをしなければ、クレンジングをする回数が減るため、肌への摩擦が少なくなります。
皮膚は0.5~2.0mmと非常に薄く、摩擦で大きくダメージを受けます。クレンジングの回数が減ればダメージを受けることがなくなり、丈夫な肌を保てるのです。
ここでは、ファンデーションをしないデメリットを紹介します。
ファンデーションをしないと、素肌が直接紫外線、ほこり、空気の乾燥などの影響を受けます。
ファンデーションによるバリア機能のサポートがなくなるので、過度に刺激を受けるとトラブルを引き起こし、肌の調子が悪くなる原因になることも。
敏感肌の方や加齢によりバリア機能が低下しやすい方は、とくに注意が必要です。
ファンデーションをしないと、肌のうるおいが蒸発して乾燥を感じやすくなります。
ファンデーションを介さず紫外線のダメージを肌に直接受けてしまうと、うるおいや弾力をつかさどるコラーゲンが減少して水分不足の肌になります。
また、ファンデーションをしないと肌表面の油分が少なくなるため、肌内部の水分が蒸発して乾燥しやすくなるのです。
ファンデーションをする場合としない場合のメリット・デメリットを踏まえた結論として、次の2つが挙げられます。
ファンデーションをすることで、肌を外的刺激から守り、トラブルを防ぐことができます。紫外線、ほこり、大気汚染物質はもちろん、パソコンやスマートフォンのブルーライトから肌を守るためにも、肌の調子がよいときは、毎日ファンデーションを使いましょう。
ただし、使用するファンデーションは、石油系の合成界面活性剤、防腐剤など添加物が多く配合されていないものを選び、肌の負担を極力減らすことが大切です。また、クレンジング料も洗浄力がマイルドで、滑りがよく摩擦が起こりにくいクリームタイプやジェルタイプをおすすめします。
肌の調子がよくないときは、ファンデーションをするのは避け、下地とパウダーで仕上げ、極力肌に負担がかからないようにします。ただし、下地には日焼け止め効果のあるものを使い、紫外線対策は徹底しましょう。
パウダーも、ベビーパウダーなど成分に合成ポリマーの記載がない肌に優しいものを選ぶことをおすすめします。
本記事では、ファンデーションをする場合としない場合のメリット・デメリットを挙げ、ファンデーションとの上手な付き合い方について解説しました。
自分の肌状態に合わせて、ファンデーションをするかしないか判断してみてください。