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根菜類は、食物繊維が豊富なので便秘解消に役立ちます。
老廃物や有害物質がいつまでも体の中にあると、血液にのって体を巡り、肌荒れを起こす要因となります。そのため、便通を良くすることは、肌トラブルの予防にもつながるといえます。
また、根菜類は水分が少ないものが多く、体を冷やさないということから、「冷え対策」や「代謝アップ」の効果も期待できます。
さらに、根菜類にはビタミンCが含まれているものが多く、デンプンに守られているため壊れにくいといわれています。ビタミンCは、加熱に弱い性質をもつため、根菜類で効率よくビタミンCを摂取できるのは嬉しいですよね。
根菜類は歯ごたえがあるため、自然と咀嚼する回数が増え、満腹感を得やすいので、食べ過ぎ防止・ダイエットにも役立ちます。
れんこんに含まれるビタミンCは、デンプンに守られているため壊れにくく、加熱料理にも向いています。ポリフェノールの一種であるタンニンも含まれるため、ビタミンCとあわせて美肌づくりやアンチエイジングにも効果的です。
たんぱく質からコラーゲンが作られますが、ビタミンCはコラーゲンが作られるのをサポートする働きがあります。そのため、鶏肉や豆腐、大豆など、たんぱく質が多い食材と一緒に食べると、より美肌づくりに効果的ですよ。
また、食物繊維やカリウムも豊富なので、便秘解消やむくみ予防にも役立ちます。
水煮れんこんでは、ビタミンCやカリウムなどの栄養素が生のれんこんに比べて少なくなっています。そのため、秋~冬など、れんこんが旬の時期には、生のれんこんを食べましょう。
ごぼうは不溶性食物繊維・水溶性食物繊維ともに豊富に含まれています。いずれも腸内環境を整えるのに役立ち、肌トラブルの予防につながります。
また、腸内環境がよくなって便通が良くなると、食べ物の消化吸収がスムーズになり、代謝が上がったり、免疫力アップにも役立ちます。
ごぼうの皮には、クロロゲン酸やタンニンというポリフェノールの一種が含まれています。強い抗酸化作用があるため、老化の原因となる活性酸素を除去し、肌の老化を抑制する効果が期待できます。
そのため、美肌づくりのためには、ごぼうの皮はむかず、成分が水に流れ出ないようにアク抜きもしなくてOKです。最近のごぼうはアクが弱いものが多いため、泥を落として軽く水で洗う程度で問題なく食べられますよ。
さつまいもには、イモ類の中でもトップクラスの量のビタミンCが含まれています。その量、なんとりんごの約5倍以上だといわれています。また、セルロースなどの不溶性食物繊維が豊富なので、便通の改善に役立ちます。
さつまいもを切るとヤラピンという白い液体が出ますが、ヤラピンにはビフィズス菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。腸の動きが良くなり、老廃物が体の外に出されるので、肌の健康に役立ちます。
食物繊維はプレバイオティクスと呼ばれますが、プロバイオティクスであるヨーグルトやキムチ、味噌、納豆などと組み合わせて食べると、シンバイオティクスといい、より腸内環境を整えるのに効果的だといわれています。さつまいもの味噌汁や、さつまいものヨーグルト和えなど、試してみてくださいね。
かぶの根には、ビタミンCや鉄、葉酸などが含まれており、美容のために積極的に取り入れたい食材です。
特に、かぶの葉には、かぶの根の約4倍ものビタミンCが含まれており、βカロテンやビタミンEも含まれています。ビタミンCやβカロテン、ビタミンEは強い抗酸化作用があります。
βカロテンは体内でビタミンAに変換されますが、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあるため、ビタミンC同様、美肌づくりに欠かせない栄養素です。
ビタミンEは若返りビタミンとも呼ばれ、老化の原因となる活性酸素を除去する働きや、血流を良くする働きがあるため、肌老化の予防だけでなく、冷え対策にも効果的です。
かぶといえば根っこのイメージがありますが、葉も捨てずに活用してみましょう。
ビタミンCや葉酸は水溶性なので、かぶの根っこはスープや味噌汁にすると、栄養素を余すことなく摂取することができます。また、βカロテンは脂溶性ビタミンなので、油と調理することで吸収率が上がります。かぶの葉を刻んで、しらすや鰹節とごま油で炒めると美味しいですよ。
長芋には、肌の健康に役立つビタミンB群や、コラーゲン生成をサポートするビタミンC、肌の保湿効果があるアルギニンなども含まれるため、美肌づくりに役立ちます。
ビタミンCは熱に弱いため、加熱せずに生食するのがおすすめ。食べやすい大きさにカットして、梅や鰹節、塩昆布とあえたり、生ハムや海苔と組み合わせても美味しくいただけますよ。
いかがでしたでしょうか?
さまざま美容・健康効果がある根菜類。最近では、旬の時期でなくても手軽に入手できるようになっているので、ぜひ参考に、食事に根菜類を取り入れてみてくださいね。