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ヒップリフトは、股関節(太ももの付け根)を伸ばす動作を繰り返すことで、お尻の筋肉である「大殿筋」に効かせることができます。
10~15回を、1分程度の休憩を入れながら3セット行うとよいでしょう。
ヒップリフトは、お尻の大きな筋肉である大殿筋を刺激するエクササイズなので、ヒップアップに有効なエクササイズと言えます。
しかし、「ヒップリフトをしても、いまいちヒップアップ効果を感じない…」という場合は、これから挙げる5つのポイントのうちのいずれかが抜け落ちていることが考えられます。
また、これらはヒップリフトで更に高いヒップアップ効果を得るためにもチェックすべきポイントでもあります。
それではヒップリフトでヒップアップ効果を得るためのチェックすべき5つのポイントをお伝えしていきましょう。
「ヒップリフトをすると、お尻よりも太もも裏側に効いてしまう」という場合、かかととお尻の間隔が広すぎることが考えられます。
大殿筋に優先的に効かせるためには、膝をできるだけ深く曲げた状態で股関節を伸ばす動作を繰り返すようにします。
そのためには、かかとをできるだけお尻に近づけておきます。膝の真下にかかとが位置するようにすると大殿筋に効かせやすくなります。
大殿筋に効かせるには、股関節を伸ばす必要があります。
ヒップリフトにおける「股関節を伸ばす動作」とは具体的には、膝からお腹までを結ぶラインが一直線となるまで動かすことを言います。
ヒップリフトをしていてもお尻の筋肉に効かない場合、膝からお腹までを結ぶラインが一直線となっていないことが考えられます。
膝とお腹を結ぶラインまでお尻が上がっていなかったり、逆に下の写真のようにこのラインよりも高くお尻を持ち上げてしまっていたりしていませんか?
膝からお腹までを結ぶラインが一直線となるまでお尻を上げたとしても、筋肉に刺激を与えるには不十分と言えます。
大殿筋に十分な刺激を与えるためには、お尻の筋肉がしっかり収縮していることが感じられるところで1~3秒間静止するようにしましょう。
「ヒップリフトをするとお尻の筋肉ではなく腰の筋肉に効いてしまう」という場合、股関節ではなく腰を反らす動作でヒップリフトを行っている可能性が考えられます。
そうすると、ヒップアップ効果が得られないばかりか、腰を痛めてしまう可能性があります。
ヒップリフトをすると腰に効いてしまう場合、肩甲骨が床から離れてしまっていることが考えられます。そこで、肩甲骨が床から離れないように気をつけながらヒップリフトを行うようにしてみましょう。
肩甲骨を床から離さないようにすることで、膝からお腹までを結ぶラインが一直線となるまでお尻を上げることができ、大殿筋に効かせることができるようになります(写真下参照)。
ヒップリフトによるヒップアップ効果をさらに高めるには、下ろす動作も重要です。
お尻を下ろしていく際、お尻の筋肉の緊張が抜けていませんか?そうすると、お尻の筋肉への刺激が半減してしまいます。
大殿筋に刺激を与えるには、上げる動作よりもむしろ下ろす動作が重要で、重力に逆らうつもりでゆっくりとお尻を下ろしていくようにします。そうすることで筋肉が伸ばされながら収縮することになるからです。
膝からお腹までを結ぶラインが一直線となるまでお尻を上げて、お尻の筋肉がしっかり収縮していることが感じられるところで1~3秒間静止したら、ゆっくりとお尻を下ろしていくようにし、床に下ろし切らないようにしましょう。
今回は、ヒップリフトで高いヒップアップ効果を得るためにチェックすべき5つのポイントをお伝えしました。
この5つのポイントを踏まえた上で、改めてヒップリフトを行ってみましょう。そうすると大殿筋への効果が十分に感じられるようになり、更に高いヒップアップ効果が期待できるようになります!
「理想とするヒップ」を目指して、早速トライしてみてください!