- 週間ランキング
外気の厳しい乾燥に伴い、肌内部の水分量も低下気味に。さらに体の冷えによって血液の流れが滞り、すこやかな肌作りに必要な栄養が体の隅々に届きにくくなります。だから、冬の肌は、細胞が生まれ変わるプロセス「ターンオーバー」が停滞。
本来、垢として肌の外に排出される古い角質が蓄積して、どんよりくすんだ肌色になってしまうのです。しかも、角質が厚くなった肌は、弾力を失いゴワゴワに…。基礎化粧品の浸透も悪くなり、さらに乾燥してターンオーバーが乱れるという悪循環に陥ります。
普段は、毎日のクレンジングや洗顔で古い角質は少しずつオフされますが、冬になって、肌のくすみに悩まされているなら、古い角質がたまっているサインです。角質ケアを取り入れて、つるんとなめらか&透明感あふれる素肌を取り戻しましょう。
ターンオーバーが滞ると、紫外線や外気の乾燥、摩擦、ちりやほこりなどから肌を守るバリア機能が低下します。少しの刺激で肌がカサついたり、ピリピリしたりとデリケートな状態です。したがって、この時期の角質ケアは、やさしさにこだわるのが大切。
角質ケアというと、ピーリングや酵素洗顔を思い浮かべる方もいるかも知れませんが、デリケートに傾いた冬の肌には刺激が強すぎる可能性があります。
クレイ(泥)は、穏やかな洗浄力と豊富なミネラルによる保湿効果を有するのが魅力。毛穴に詰まった汚れや古い角質を取り除きつつ、肌を保湿してくれるので、冬のデリケート肌におすすめなんです。
クレイと一口にいっても、種類があります。代表的なクレイをチェックしておきましょう。
非常におだやかな洗浄力で、乾燥肌や敏感肌に特におすすめ。粒子が細かいので、毛穴の奥の汚れまでしっかりオフできます。
食品に使われることもあるクレイです。カオリン同様、超微粒子で毛穴の奥の汚れをオフ。不要な皮脂やニキビ菌を取り除くこともできるので、ニキビ肌の人におすすめ。
沖縄の海底に堆積。汚れを吸着する力にすぐれ、頑固な毛穴汚れや黒ずみ対策におすすめです。パック後は肌がワントーン明るくなるのを実感できます。
モロッコで古くから洗顔や洗髪に使われてきたクレイです。天然ミネラルが豊富で、保湿効果が非常に高いのが魅力。
手作りコスメというとハードルが高く感じるかもしれませんが、クレイパックはとても簡単に作れます。おすすめレシピを2つ紹介するので、参考にしてくださいね。
なお、不要なトラブルを避けるために、手作りクレイパックは以下を守って使用しましょう。
クレイと精製水を混ぜるだけのシンプルなレシピです。マヨネーズくらいの固さを目安に、精製水の量を加減してください。お好みの精油を1滴垂らして、香りを楽しむのもおすすめです。
肌の汚れを取り除きつつ、植物オイルとハチミツがお肌をしっかり保湿。さらに、肌のやわらかさを引き出して、パック後はうるぷるに!
手作りの準備や片付けが面倒という方は、市販のクレイパックを使いましょう。
市販のクレイパックを選ぶポイントは、大きく3つです。
手作りパック同様、使用前は必ずパッチテストをして、肌トラブルが起きないか確認してくださいね。
125g 1,390円(税込)
口コミサイトで不動の人気を誇るベストセラーアイテム。カオリンをベースに、ビタミンたっぷり&保湿効果があるハチミツ、ナチュラルなスクラブ剤アズキなどを配合し、不要な皮脂や古い角質をすっきりオフしてくれます。
「パワーマスク SP(セルフプリザービング処方)」は合成保存料フリーなので、よりナチュラルなアイテムが使いたい方におすすめです。
142g 4,400円(税込)※2022年1月14日(金)より4,620円(税込)
アマゾンホワイトクレイ(カオリン)をベースに、肌のすこやかさを引き出すアロエベラ液汁、皮脂のバランスを整えるカラスムギ穀粒などを配合。
不要な汚れをオフして、つるんとしたむきたまご肌に整えてくれます。
180g 3,300円(税込)
SNSで人気拡散中のクレイパックで、カオリンに加えて、加賀前田でとれた火山灰を砕いて配合。不要な汚れをオフすると同時に、100種類近いミネラルが肌にうるおいをチャージして、ワントーン明るい肌に導いてくれます。
香りは全部で4種類。好みの香りを見つけてみては?
透明感あふれる肌をキープするには、週1~2回のクレイパックがおすすめです。ただし、皮膚がむけるほど乾燥している・肌がピリピリするなどコンディションが低下しているときは、クレイパックはお休みして保湿ケアを徹底しましょう。
冬のくすみは、ぜひクレイパックでリセットしてくださいね。