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それでは、「ヒップアップに有効なエクササイズを行っているのに効果が感じられない…」という方へ、3つの解決策を伝授しましょう。
ヒップリフトやバックキックといったエクササイズを行っていて、「お尻ではなく腰に効いてしまっている」という場合、股関節を伸ばす動作ではなく、腰を反らす動作で行ってしまっていることが考えられます。
股関節ではなく腰の動きで行ってしまう理由としては、股関節伸展動作が制限されていることが挙げられます。
先程お伝えした通り、大殿筋には「股関節を伸ばす」という働きがあるので、大殿筋に効かせるには股関節を伸展させる必要があります。しかし、何らかの原因で股関節伸展動作が制限されてしまうと、腰を反らす動作で代償してしまうのです。
そこで「股関節伸展動作を高めるためのストレッチ」を行うようにします。
股関節伸展動作を高めるには、2つのストレッチを行っていきます。1つは股関節伸展動作を制限している「股関節屈筋群への静的ストレッチ」で、もう一つが「股関節伸展方向への動きを高める動的ストレッチ」です。
左右それぞれ、筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにします。
骨盤を後傾させるには、目線をお腹に向けることがコツです。ストレッチ中は、骨盤が正面を向くように心がけましょう。
両肘を床についた四つん這いの体勢で、片脚の股関節を曲げてから、膝が股関節(太もも付け根)よりも上に位置するまで股関節を伸ばす動作を左右それぞれ10回行います。
可動域を高めるコツは、股関節を伸ばす動作を少しずつ大きくしていくように心がけることです。ストレッチ中は、骨盤が動かないように注意しましょう。
「腰には効いていないけれど、お尻にも効いていない」という場合、股関節伸展動作が不十分であることが考えられます。
膝が股関節よりも後方、もしくは上方に位置するまで動かしていますか?股関節伸展動作が不十分だと大殿筋が収縮されないので、お尻への効果が感じられずヒップアップ効果は得られません。
大殿筋が収縮していることが感じられるところまで動かしていき、収縮していることが感じられるところで1秒程度静止するようにしてみましょう。そうすると大殿筋への効果が十分に感じられるようになります!
「股関節を伸ばしているけれどお尻に効いていない…」という方、もしかしたら骨盤が動いていませんか?
いくら股関節を伸ばす動作を心がけても、骨盤が動いてしまうと大殿筋への刺激が伝わらなくなってしまいます。大殿筋にしっかり刺激を与えるためには、エクササイズ中は骨盤を動かさないようにします。
骨盤を動かさないようにするには、骨盤を後傾させるようにします。そうすると、股関節を伸ばしても骨盤が動きにくくなります。
そうは言っても、「骨盤を後傾させるにはどうしたらよいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、「骨盤後傾動作を高める動的ストレッチ」をご紹介しておきましょう。
四つん這いの体勢になり、腰を軽く反らせてから丸めていく動作を10回行います。動作はゆっくりと、腰を丸めていく動作を少しずつ大きくしていくようにします。
このストレッチを行った後、腰を少し丸めるようにしてエクササイズを行ってみましょう。そうすると骨盤が動きにくくなり、大殿筋への効果が感じられるようになります。
今回は「ヒップアップエクササイズをしているのに効果が感じられない」という方のために、3つの解決策をお伝えしました。心当たりがありましたか?
ヒップアップエクササイズの詳細については、【「理想的なヒップ」に変えるエクササイズ5選】でお伝えしておりますので、こちらも合わせてご参照ください。
「理想とするヒップライン」を目指して頑張ってくださいね!