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マスクを着用するようになって頻繁に起こるニキビを「マスクネ」といい、マスク+アクネ菌の造語です。
マスクネは、マスクで塞がれた口周りやフェイスラインに小さなニキビや吹き出物ができて、何度も繰り返し起こるのが特徴です。
とくにフェイスラインは、顔のほかの部位に比べて見落としやすく、お手入れが不十分になりがちで、ニキビが悪化することが多くあります。
ニキビが悪化すると跡が残り、色素沈着の原因にもなるため、早めに対処し悪化を防ぐことが大切です。
フェイスラインのニキビは、マスクを着用することによって急増し悪化してしまう傾向があります。ここでは、マスクでフェイスラインにニキビができる原因を4つ解説します。
マスクの繊維が肌と擦れることで刺激となり、肌のバリア機能が低下してニキビができやすくなります。
フェイスラインはマスクと接地面が広いため、擦れやすくニキビが多くできやすい部位です。
マスクの中は、吐く息によって温度・湿度が高くなります。すると雑菌が繁殖して、皮脂や汗と混ざり合いニキビや肌荒れにつながります。
マスクは、長時間着用することで肌の水分を吸収し、乾燥を引き起こします。
また食事などマスクを外す際、マスク内部の蒸気が外に放たれるタイミングで肌の水分も一緒に蒸発するため、さらに乾燥状態がひどくなります。
マスクの繊維が肌にとって刺激となり、バリア機能の低下が起こって、ニキビ、赤み、かゆみなどを引き起こす場合があります。
マスク生活が続けば、フェイスラインにも負担がかかります。ニキビをできる限り悪化させないためには、上記で挙げた原因を押さえてしっかりと予防することが大切です。
ここでは、マスクによるフェイスラインのニキビ予防法を4つ紹介します。
フェイスラインのニキビを予防するには、毎日のスキンケアで肌を清潔に保つことが重要です。
具体的には、朝は洗顔で就寝中に付着したほこり・汗・皮脂など水溶性の汚れを落とし、夜はクレンジングと洗顔でメイク汚れ・汗・皮脂などを落とします。
フェイスラインは、手が届きにくく、奥まっていて隠れている部位のため、クレンジングや洗顔が行き届いていない場合が多く、注意が必要です。手のひら全体を使って、耳の後ろ、顎下までくまなく洗うようにしましょう。
また、使用するクレンジング料や洗顔料は、肌に負担のかからないものを選ぶことも大切です。洗浄力が強いと肌に必要なうるおいまで取ってしまうため、乾燥してバリア機能が低下し、ニキビの原因となります。
クレンジング料は、洗浄力と保湿力のバランスに優れたクリームやジェルタイプなどを選ぶとよいでしょう。オイルタイプは脱脂力が強く肌に刺激となるため、避けることをおすすめします。
洗顔料については、泡立てて弾力のあるクリーミーな泡がつくれるものを選びましょう。洗顔は、手のひらと顔が触れないほど濃密な泡で行うことで、肌に負担をかけることなく汚れはしっかり落とせます。泡が緩いものは、汚れの吸着力が落ち、手と顔の間で摩擦が起こりやすいため避けましょう。
肌が乾燥するとバリア機能が低下し、ニキビの原因となるため、毎日のスキンケアで十分に保湿することが大切です。
保湿ケアは、化粧水、乳液、クリームの3つを使って行いましょう。とくに化粧水は、十分にうるおいを補給するためたっぷり使い、蒸発を防ぐために乳液とクリームで蓋をしていきます。
肌がひどく乾燥している場合は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど高保湿成分が配合された化粧品を使うことをおすすめします。とくにセラミドは、高保湿成分の中で最も保湿力が高く、生体に存在する成分のため肌に負担なく使えるのがメリットです。
化粧品を購入する際に、パッケージの成分表を確認し、セラミドと記載があるかチェックしましょう。
マスクの中が蒸れた状態が長時間続くと、雑菌が繁殖してニキビの原因となります。
息の蒸気や汗で蒸れを感じたら、こまめに拭きとるもしくはマスクを新しいものに取り換えるなど、フェイスライン周りを清潔に保つことが大切です。
また、マスクを外す際は、蒸気と一緒に肌の水分まで蒸発してしまうため、乾燥によるニキビにも注意が必要です。肌を乾燥から守るよう、フェイスミストを活用しましょう。メイクの上からも使えるので、マスクを外す度に使用し、こまめに保湿することをおすすめします。
普段使用しているマスクのサイズ感があっているかや、素材が肌に負担をかけていないかをチェックすることは、フェイスラインのニキビ予防に重要です。
マスクのサイズが合っていないと、摩擦が起こりやすく肌を傷つけてしまい、ニキビを引き起こします。自分の顔に適切なサイズを選ぶようにしましょう。
また、マスクを着用していてチクチクする、赤みやかゆみが出る場合は素材が肌に負担をかけているため、別のマスクを検討することをおすすめします。どうしてもマスクの素材を変えられない場合は、マスクと肌の間にガーゼを挟み、刺激が直接当たらないようにするとよいでしょう。
マスクで塞がれたフェイスラインや口周りにできるニキビをマスクネといいます。とくにフェイスラインは、顔のほかの部位に比べて見落としやすく、お手入れが不十分になりがちで、ニキビが悪化することが多いのが特徴です。
マスクでフェイスラインにニキビができる原因として、「擦れ」「蒸れ」「肌の乾燥」「マスク繊維による刺激」の4つが挙げられます。予防法は「スキンケアで肌を清潔に保つ」「十分な保湿をする」「蒸れを感じたらこまめに拭く」「マスクを見直す」の4つです。
ニキビに負けない習慣や肌づくりを行い、近い将来おとずれる脱マスク生活に向けた準備をしておきましょう!