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ここでは、肌のくすみの「セルフチェック方法」と「種類」について解説します。
肌のくすみは、鏡を見てチェックしていきましょう。チェック項目は次の通りです。
上記の項目に当てはまる方は、くすみが肌に現れていると考えられます。当てはまる項目が多いほど、状態は深刻化しているので、早急に対処を行う必要があります。
一言にくすみといっても、くすみには種類があり特徴が異なります。ここでは、くすみの種類とそれぞれの特徴について詳しく説明します。
湿度の低下や誤ったお手入れで肌が乾燥し、キメの乱れや弾力不足でできた影によってくすんで見えるのが特徴です。バリア機能が低下した肌状態なので、外的刺激に弱く肌荒れも起こしやすい傾向があります。
紫外線や摩擦など外的刺激によってメラニンが放出され、肌が薄い褐色がかった状態を指します。代謝の低下によりメラニンの排出が遅れると、色素沈着を起こしくすみが濃くなっていきます。
血流が滞って肌に栄養がいきわたらず、毛細血管が青く目立つことで起こるくすみです。見た目は青白く、顔色が悪く見えるのが特徴です。
体内に蓄積した糖質が、肌のたんぱく質と結びついてAGEs(最終糖化生成物)に変質することで起こるくすみです。AGEsが黄褐色をしているので、顔全体が黄ぐすんで見えるのが特徴です。
肌が厚くごわごわしていて、透明感が失われた見た目が特徴です。ターンオーバーの速度が低下し、古い角質が肥厚することで起こります。
くすみは5種類あり、それぞれ特徴が異なることが分かりました。それぞれ性質に応じた対処をしなければ、改善の効果は期待できません。
ここでは、5種類のくすみにそれぞれ有効な対処法を解説します。
乾燥が原因で起こるくすみには、しっかりと肌を保湿することが大切です。
毎日のスキンケアでは、化粧水をたっぷりとつけてうるおいを与えましょう。セラミドやヒアルロン酸など高保湿成分が配合されているものを使うと、より効果を実感できるはずです。
また、化粧水の上から乳液とクリームを重ねると、水分蒸発を防ぎ保湿効果を長く保てます。最後に手で肌を包み込み、しっとりと感じられるまでお手入れを行いましょう。
スキンケアと併せて、乾燥によるくすみを予防するには、環境を整えることも大切です。加湿器を使って部屋の湿度を60%以上に設定する、エアコンの使用を控えめにするなど、できる範囲で乾燥から肌を守りましょう。
メラニンによるくすみの対処法は、肌への刺激を減らすことです。
何らかの刺激により肌に負担がかかると、体内から防衛反応としてメラニンが放出され褐色にくすんでしまいます。
とくに、紫外線は肌に大きくダメージを与えてメラニンを放出させる原因となります。朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗る、サングラスや日傘を使うなどしてしっかりと予防しましょう。
また、摩擦などの物理的な刺激もメラニンを放出させます。洋服の脱着、クレンジング・洗顔、マッサージなどの際、擦れないよう注意して行いましょう。
血行不良によるくすみには、血流を促す生活習慣を送ることが大切です。
例えば、食事では、ショウガや根菜を積極的に摂ると体を内側から温められて血流がよくなります。また、じんわり汗をかく程度の運動を、定期的に行うことも血流改善に役立ちます。
お風呂も、湯船につかる習慣をつけましょう。体全体が温まり、筋肉が弛緩して血の巡りがよくなります。シャワーでは十分に体を温められず、交感神経を刺激してかえって血流を滞らせてしまうため避けましょう。
糖化によるくすみは、過剰な糖質を避け、糖の代謝を促すことで予防できます。
丼ものや麺類のみを食べることはせず、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど栄養バランスの摂れた食事を心がけましょう。また糖質は、空腹の状態で摂取すると吸収が早くなり、体内に蓄積してしまいます。そのため、食事の際は、野菜から先に食べ始めて糖質の吸収を抑えましょう。
空腹時に食べるおやつも、スナック菓子や甘いものからナッツ類に置き換えることをおすすめします。ナッツは、血糖値の上昇を抑える効果があり、かつ腹持ちがよいので、満足感も得やすく空腹を満たすのに最適です。
角質によるくすみには、肌のターンオーバーを促進する生活習慣を行って対処していきましょう。
ターンオーバーを促すには、睡眠時に成長ホルモンを十分に分泌させることが必要です。寝る前にブルーライトの光を浴びない、部屋を暗くする、入浴は寝る前の1時間以内に済ませるなど、睡眠の質を高めるための工夫をしましょう。
また、ターンオーバーによって質のよい肌細胞が産出されるよう、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどが豊富な食事を摂ることも意識することをお勧めします。
肌がくすむと、透明感がなくなる、顔色が悪く見える、メイクのノリが悪くなるなどの症状が現れます。
くすみには「乾燥」「メラニン」「血行不良」「糖化」「角質」によるくすみの5種類あり、それぞれ特徴が異なります。本記事では、それぞれの特徴、対処法について詳しく解説しました。
自分のくすみ状態に合わせて適切な対処を行い、明るく透明感のある肌を目指しましょう!