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マスク生活になって、ファンデーションを塗らなくなったという声をよく聞きます。理由としては、“結局マスクで隠れるから”、“マスクにファンデーションが付くのが嫌で”などなど。
私自身もマスク生活が始まった頃は、せっかく時間をかけてベースメイクしたのに見えないなんてもったいない…と思っていました。
それでも、電車の中や職場、スーパーなどの買い物時に、思っている以上に相手の肌は見えている!ということを目の当たりにし、マスクをしてもしなくてもベースメイクの大切さは変わらない。ただ見える範囲が狭まっただけのこと。その人を印象付ける大切なメイクであることは、マスクの有無には関係ないと改めて感じたのです。
どうせ見えない・きっと見えていないだろう、とベースメイクをおざなりにしていると、顔のサイドやその他の隙間、見えている部分から、“ちゃんとメイクをしていない”ことがしっかり伝わってしまいます。
せっかくなら、マスクをしていてもきちんとベースメイクをしていて素敵だな、と思ってもらえたら嬉しいですよね。
そして、ベースメイクをすることのメリットがもうひとつ。肌とマスクの擦れを和らげてくれる役割です。
マスクにファンデーションが付く…ということは、それだけ肌に当たり、擦れているということ。ファンデーションやフェイスパウダーなどのヴェールがなければ、ダイレクトに素肌とマスクが擦れることになります。
肌を守るためにも、ベースメイクは欠かせないステップなのです。
今は、マスクに付きにくいベースアイテムも発売されていますし、快適さも、なりたい理想肌も諦めず、肌を美しく見せる、という意識は変わらずに持ち続けていきたいですね。
マスクの上部やサイドから、チークって意外と見えているんです。
確かに全体は見えないですが、チークのぼかし部分がマスク外から見えると、それだけで血色感・ヘルシーさ・色気を伝えることができます。
メイクって、何も全体が見える必要はなく、そこに雰囲気を感じさせるだけで伝わったりする。マスクから少し覗いたチークだけでも、その人の魅力度はぐんと上がるのです。
そしてハイライト。マスクメイクでとても良い役割をしてくれるアイテムです。
黒目外側あたりの頬骨からこめかみ下あたりに向かって入れてみましょう。顔に明るさやツヤ感が出て、キュッとハリを感じる肌を演出できます。前から見られても横から見られても美しさを表現できるハイライトポイントです。
ブラシに残った少量を、鼻筋にも是非。太く入れてしまうと、がっしりと見えてしまうので細ーく入れましょう。マスクでほぼ隠れてしまう鼻も、これだけでスッとした印象を想像させます。おすすめは、パール入りの艶やかなアイテム。
そして、暗くなりがちな目の下の三角ゾーンも忘れずに。ここには、シワっぽさやくぼみを目立たせないマットなハイライトがおすすめです。少しピンクみを含んだものだと、ほのかな血色感や生き生きとした印象が作れるのでさらに◎。
マスク内の美しさをにじませ・想像させるチークとハイライト。是非、省かずに上手く活かして下さいね。
なんとなくマスクで隠れている感覚になるフェイスライン。でも、顎周りは隠れていても、耳横から顎に向かう辺りって結構見えているんです。
マスク生活でフェイスラインや口周り、頬などの緩みが気になるようになったという声が多い中、この部分をメイクで放っておくわけにはいきません。
もちろん、普段の行いやケアで緩ませないことも大切ですが、すっきりした印象を与えるためにもメイクの力を活かしましょう。
こちらもチーク同様、マスクの有無関係なく顔立ちに合わせて入れてOK。自然にマスクからはみ出た部分だけで陰影を感じさせれば十分です。
かすかなポイントかもしれませんが、このかすかなポイントでマスク内の顔立ちを印象付けられると思うと侮れません。是非、“見えるか見えないか分からないけど入れてみる”を大切にしてみて下さいね!
マスクメイクというと、アイメイクや眉メイクでイメージをつくることも大きいですが、“隠れているようで実は大きく影響するメイク”が、その人の本当の美意識や美しさを醸し出すのではないかと思います。
見えていないかも?な部分も丁寧に。そうすることで、美しさだけではなく、自信というオーラまで纏える気がします。