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本記事では、肌の赤みを抑えるスキンケア方法について解説します。赤みを抑えるスキンケア方法は「クレンジングと洗顔をやさしく行う」「化粧水、乳液、クリームで保湿する」ことの2つです。
肌の赤みを抑えるスキンケア方法について知る前に、赤みについて知っておきましょう。理解しておくと、スキンケアの必要性がよくわかるはずです。
ここでは、肌に赤みが出る「仕組み」と「原因」について解説します。
肌の赤みは、皮膚の下の毛細血管が拡張して肌に透けて見えることで起こります。
肌の一番外側には角層といわれる部位があり、うるおいを保ち、肌の健康を守る役割(バリア機能)を担っています。しかし、角層は0.02mmと非常に薄く、空気の乾燥や摩擦などの何らかの刺激で傷ついてしまうと、バリア機能が低下します。
すると体内では、刺激から肌を防御しようと、免疫細胞やリンパ球などの流れが活発になるため、毛細血管が一時的に拡張して肌表面に赤みとして現れるのです。
肌の赤みとは、肌のバリア機能が低下した際に起こりやすいトラブルといえます。
肌の赤みを引き起こす具体的な原因として、次の3つが挙げられます。
外的刺激によって肌のバリア機能が低下すると、免疫反応によって炎症が起こり、肌が赤みを帯びることがあります。
また、ニキビも毛穴に汚れや皮脂が詰まってできる炎症の一つで、赤みの原因になる場合があります。
前述で触れたように、毛細血管の拡張は肌の赤みを引き起こす原因です。通常はトラブルがおさまるとともに赤みは減りますが、何度もトラブルを繰り返すと血管は収縮しなくなり、赤みが出続けてしまいます。
血管が拡張した状態が続くと、肌の水分が蒸発して乾燥しバリア機能が低下するので、よりトラブルが出やすい肌になる悪循環が生まれます。
赤みを引き起こすトラブルの原因を探り、繰り返さないようにすることが非常に重要です。
肌のバリア機能を低下させる刺激には、外的刺激と内的刺激と2つあります。とくに、内的刺激はわかりにくく見落としがちなので、意識して避けることが大切です。
赤みを引き起こす原因となる外的刺激と内的刺激は次の通りです。
肌の赤みを抑えるためには、バリア機能を高めて強化するスキンケアが欠かせません。ここでは、肌の赤みを抑えるスキンケア方法を紹介します。
クレンジングと洗顔は、肌を清潔にして炎症を防ぐため、赤みを抑えるのに有効です。ただし、刺激とならないようやさしく行うよう意識しましょう。
クレンジングは、クリームやジェルタイプなど、肌に摩擦が起こりにくく滑りがよいものを使うことをおすすめします。オイルタイプのクレンジングは、汚れ落ちはよいものの、脱脂力が強く肌にとって刺激が強いので避けるようにしましょう。
顔を洗い流す際は、35℃以下のぬるま湯で行います。熱すぎるお湯や冷たい水は、肌に刺激となります。また、すすぐときは、手のひらでゴシゴシせず、水をかけるようにやさしく行いましょう。水をふき取る際も、タオルを顔に押し当てるようにして、摩擦が起こらないようにすることが大切です。
洗顔は、きめの細かい弾力のある泡を顔の上で転がすようにして行います。しっかりとした泡をつくるために、洗顔フォームは適量を守り、ネットを使って泡立てることをおすすめします。
洗顔時もクレンジングと同様に、すすぐ際の水温は35℃以下、水分はタオルでやさしくふき取り、刺激にならないよう注意しましょう。
保湿は、肌の角質を整えてバリア機能を高め、赤みを予防するのに役立ちます。十分に保湿するには、化粧水、乳液、クリームの3つを使いましょう。
化粧水は、手に適量とり顔全体になじませていきます。両手で温めてからつけていくと、化粧水の浸透力が高まり保湿効果が高まります。
化粧水をつけた後は、乳液 → クリームの順に重ねてうるおいが蒸発しないように保護しましょう。乳液やクリームは油分が多く、量が多すぎるとべたつき、少なすぎると乾燥するので、適量を守ることが大切です。
また、化粧水、乳液、クリームに、赤みに有効な成分が配合されているものを選ぶと、より効率よく赤みを防げます。
赤みを予防する有効成分は次の通りです。
フラーレン、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン
セラミド、スクワラン、ヒアルロン酸
配合されている成分については、商品パッケージに記載されているため、購入前にチェックしておくことをおすすめします。
肌の赤みは、何らかの刺激によって肌のバリア機能が低下し、皮膚の下の毛細血管が拡張して肌に透けて見えることで起こります。
具体的な赤みの原因として「炎症」「毛細血管の拡張」「肌への刺激」の3つが挙げられます。赤みを抑えるスキンケア方法は「クレンジングと洗顔をやさしく行う」「化粧水、乳液、クリームで保湿する」ことの2つです。
普段のお手入れを見直し、適切なスキンケア方法を行い、色むらのない均一な肌色を取り戻しましょう!