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夏の日焼けは、肌の健康を脅かすトラブルの一つ。ここでは、夏の日焼けをした「肌の特徴」と「日焼け後の肌への影響」について解説します。
夏に日焼けをした肌の特徴は次の通りです。
夏の日焼けは、太陽から地上に降り注ぐ紫外線が肌に当たって軽いやけどを起こしている状態です。
日常の中でやけどをした場合、早急に応急処置をするように、日焼けをした後もなるべく早くケアをしないと、肌トラブルの原因となってしまいます。
夏の日焼けをした後、ケアを怠りそのままにしておくと、肌によくない影響を与えトラブルに発展します。ここでは、日焼けが引き起こす代表的な肌トラブルについて解説します。
紫外線に含まれるUV-A波は、肌の土台である真皮まで侵入してダメージを与えます。すると、肌のハリや弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンなどが減少し、シワやたるみなどエイジングサインを引き起こすのです。
紫外線に含まれるUV-B波は、肌の基底層にあるメラノサイトを刺激してメラニンを過剰に分泌させ、シミのもとを作り出します。無防備に紫外線に当たり続ければ、常にメラニンが分泌されている状態となり、シミが肌に残り続けて消えなくなってしまうのです。
日焼けをすると肌状態が不安定となり、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下します。すると、ちょっとした刺激にも敏感となり、肌荒れや炎症が起こりやすくなります。
夏に日焼けをしたら、のちに肌トラブルを起こさないよう、すぐにアフターケアをすることが大切です。ここでは、日焼けをした後のアフターケアの手順を紹介します。
肌への影響を最大限に抑えるために、日焼けをしてから72時間以内に行うようにしましょう。
日焼けをしたら、ほてりがおさまるまで濡れタオルや水で十分に冷やします。
冷やすことで、炎症の進行が抑えられ、肌へのダメージを軽減できます。日焼けをしている部分は、バリア機能が低下してデリケートになっているため、冷やす際は、肌に刺激を与えないように注意しましょう。
例えば、氷や保冷剤を使用するときはタオルで包み、冷たすぎないようにする、摩擦が起こらないようにするなど工夫することが重要です。
日焼けをすると、バリア機能が低下するため角質の水分が蒸発して、肌が乾燥しやすくなります。肌が乾燥すると、より日に焼けやすくなるため、常に紫外線ダメージを受け続けてしまう悪循環に陥ります。
日焼けをした肌には、化粧水をたっぷりと使って水分を補給し、うるおいを満たしましょう。バリア機能が低下して敏感になっているため、アルコール、着色料、香料など刺激になりやすい成分が入っていない化粧水を選ぶことをおすすめします。
また「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」など高保湿成分が配合されたものを使うと、より高い保湿効果を実感できるでしょう。
化粧水で保湿した後は、油分を含む乳液とクリームを重ねることも忘れずに。油膜を張ることで、化粧水成分の蒸発を防ぎ、保湿効果が持続します。
冷却と保湿により、肌の赤みが引いて状態が落ち着いたら、美白有効成分が配合された化粧品でケアを行いましょう。厚生労働省から認可されている代表的な美白有効成分を3つ紹介します。
メラノサイトの活性化を抑えて、メラニンの生成を抑制します。
メラニンの還元を促し、色を薄くする働きがあります。肌への負担が少なく、安全性の高いのが特徴です。
ターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促し美白に導きます。チロシナーゼの働きを押さえてメラニンの生成を防ぐ効果も期待できます。
できる限り簡単に効率よく美白効果を感じたい場合は、美白有効成分が配合された美容液を毎日のお手入れにプラスすることをおすすめします。美容液は、基礎化粧品の中でも有効成分の配合量が多く、効果を実感しやすい特徴があります。
美白美容液を使ったお手入れは、1か月間以上続けましょう。肌のターンオーバーは約28日間かかるといわれており、細胞が生まれ変わっている間にしっかりとケアを続けることで効果が期待できるのです。
夏の日焼けは、肌に軽いやけどを起こしている状態であり、速やかにケアをしないとのちに肌トラブルの原因となります。
日焼けをケアしないと起こりやすい肌トラブルとして「肌の老化」「シミ」「肌荒れ」があります。日焼けをした後は「冷やす」「保湿する」「美白有効成分配合の化粧品を使う」という3つのケアを72時間以内に行うことが大切です。
アフターケアを十分に行って、のちに肌トラブルが起こらないよう予防しましょう!