『老け顔になりたくない！』食を見直し、内側からエイジングケア
私たちは食べたもので出来ている
老化を早めてしまう食べ物や、美容や健康の為にも積極的に取り入れたい食材をご紹介していきます。
食事は老化と大きく関係があります。スキンケアなどの外側からのケアだけではなく、まずは内側に一度注目してみましょう。
知っておきたい豆知識
ではまず、様々な食材が溢れている中で何を食べれば良いの？と悩む前に、酸化と糖化について気をつけていきましょう。
体の酸化と糖化を防ぐ「抗酸化力」と「抗糖化力」を高めることが大切です！
「酸化と糖化」って何が怖いの？
「酸化」とは
「抗酸化作用」などよくエイジングケアでも耳にする機会が多いかもしれません。そんな酸化とは、具体的に体の「サビ」のことを言います。
例えば、りんごの切り口が時間が経てば茶色くなったり、鉄がサビたりするのも酸化です。それと同じように、人間の体に入り込んだ酸素の一部は高い酸化力を持つ活性酸素になり、それが細胞と結びつくと細胞の酸化が始まります。これが「サビ」になります。
それにより細胞の老化が早まり、シワ、たるみ、肌荒れなどのトラブルの原因に繋がります。ストレスでも酸化は進むと言われているので気をつけていきたいですね。
「糖化とは」
酸化が「サビ」と言われているのに対して、糖化とは体の「コゲ」と言われています。
体の余分な糖分やタンパク質が細胞に結びつき、糖化が進んでしまいます。炭水化物や甘いものを摂りすぎると、強力な老化促進物質を作ります。これらは肌の老化だけではなく、動脈硬化や認知症にも関係していくので、糖の摂りすぎを控え、糖の吸収を抑える食事を心がけましょう。
抗酸化力を高める食べ物
日頃の食べ物の栄養こそが美肌の材料に。気をつけていくことで、肌年齢は大きく変わってきます。そこで注目したいのが、肌の老化を防ぐ抗酸化力のある食べ物です。肌のシワ、たるみなどを予防してくれるだけではなく、免疫力UPに繋がるので積極的に取り入れたいですね。
抗酸化力のある食べ物として代表的なものはビタミン類です。特に、A・C・Eの3つが抗酸化力が高いといわれています。
ビタミン類
ビタミンA（シワ、シミ、たるみに効果的）
レバー、緑黄色野菜（かぼちゃ、ほうれん草、ピーマン、にんじん、トマトなど）
ビタミンC（美白、くすみ、シミ、たるみに効果的／コラーゲンの合成を助ける）
パプリカ、カリフラワー、レンコン、じゃがいも、キウイ、柿、イチゴ、レモンなど
ビタミンCはフルーツにも多く含まれますが、フルーツは糖質も多く体を冷やす作用もあるので、フルーツだけではなくしっかり野菜から摂取できるように心がけましょう。
ビタミンE（美肌、シミ、そばかすに効果的）
アボカド、キウイ、ブロッコリー、ナッツ類、うなぎなど
このようにさまざまな効果がある食材も、ひとつに絞ったり偏らせたりせず、いろいろなものを組み合わせてバランスよく取り入れていきましょう！
抗糖化力を高める食べ物
そして、体の「コゲ」を作らないように取り入れたい食べ物をご紹介していきます。糖化は、食後に余分な糖が溢れた状態で起こるので、血糖値の上昇を抑えることも大切です。
その為にも、食べ方が重要に！最初に、野菜など食物繊維が含まれたものから取り入れて、炭水化物は最後に食べるようにしましょう。食べる順番を意識するだけでも効果的です。
食物繊維
野菜、芋類、豆類、海藻、きのこ類
そして、白砂糖や精製されているものは血糖値を上げるので、きび砂糖や黒砂糖がオススメです。白いご飯やパンではなく、玄米や全粒粉のパンを選んでみてください！
食べ物で効率良く効果UP！
抗酸化作用の高い野菜を食べよう！と思っても、生野菜やサラダではそんなに量も食べられないし、食材も限られてしまいますよね。生野菜は体を冷やし、肌の代謝を下げる原因にもなってしまいます。
ビタミンの多い緑黄色野菜は加熱して、温野菜として食べるのがおすすめです。その方が効率的にビタミンを摂取できて、体も冷やしません。温野菜だけではなくスープなどで温めながら美味しくいただきましょう。
又、「炭水化物を摂らない！」はNG！炭水化物は体には欠かせないエネルギー源に変わります。ですが、糖質が主体でタンパク質やビタミンなどはあまり含まないので控えめにしましょう。
美肌のためなら炭水化物は控えめに、温野菜や、タンパク質になるお肉や野菜もしっかりいただきましょう。
お肉や魚ではなく、豆腐などでタンパク質を摂ろうとする方もいますが、お肉や魚の方がタンパク質含有率が高いので、効率良く摂取できます。
食べ物からの栄養こそが私たちを作ってくれています。老けない顔、体、美容だけではなく、これからの投資として健康な体は欠かせません。