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マスクと過ごす夏は肌悩みがいっぱい。ただでさえ熱中症なども怖い季節ですが、肌のためにもマスクとのお付き合いは見直しておくことをおすすめします。
まず最初に、マスクの夏に生じやすい肌トラブルを振り返っておきましょう。
「マスクの中は湿気が多いから、きっと肌も保湿されやすいはず!」と思っている方は多いようですが、これは間違い。マスクのせいで汗をかき、蒸れてしまった肌は、皮膚の角質層がふやけてしまっているため、マスクを外して外気に触れると、角質層の水分が一気に蒸発し、かなり乾燥した状態になってしまいます。これが、マスクによる“汗荒れ”の原因。
また、マスクの中の汗はニキビの原因であるアクネ菌の繁殖の原因にもなります。そこにくわえて、マスクの摩擦で肌が刺激されてしまうことにより、ニキビがさらに悪化しやすくなってしまうのです。
マスクによる肌の摩擦はニキビだけでなく、毛穴の詰まりや開きの原因になることもあるので要注意です!
また、マスクをしているとついつい気を抜いてしまうのが紫外線対策。「マスクをしていて顔が隠れているから、日焼け止めは塗らなくていいや」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それはNG!
たとえマスクで覆われている部分が日に焼けなかったとしても、そうでない部分だけ焼けてしまうことで、肌色にムラができてしまうのです。また、マスクをしている部分にも紫外線が透過してしまい、日焼けをしてしまう場合もあります。
マスクをしている部分もそうでない部分も、しっかりと日焼け止めを塗らないと、ムラのある肌になってしまいますよ。
マスクとの夏を乗り越えるために覚えておきたい対策法をご紹介します。ぜひ参考にして、健やかな素肌を守りましょう!
汗は肌の保湿に欠かせないものですが、夏の暑さで大量にかいてしまった汗は、そのままにしてしまうのはNG。暑さによってかいた汗はアルカリ性のため、長時間皮膚に付着していると刺激になることがあるのです。
また、肌が湿っていると空気中のチリやホコリ、マスクの繊維が肌に付着しやすくなるため、肌荒れの原因となりやすいのです。汗をかいたら、ぬれタオルや専用の汗拭きシートなどで押さえるようにこまめに拭きましょう。
汗をかきすぎてしまうため、部屋の換気と同様、マスクで覆われている肌にも換気が必要です。また、マスク着用により呼吸が浅くなり、体温が上昇するため、熱中症になりやすいというリスクもあります。健康のためにも、適度にマスクを外して換気をすることが必要になるのです。
一緒に暮らしている家族といるときや、犬の散歩やウオーキングなどでひとりで外を歩いているとき、屋内外で他者と2メートルの距離が確保されているときなどには、マスクを外して“換気”を行うようにしましょう。
夏のマスク生活では肌もべたつきやすいし、素肌がそのまま紫外線に晒されてしまうことも多くないので、あまりメイクをしないという方も少なくないはず。ですが、“マスク焼け”の防止のためには適度にメイクすることも必要です。
そんなときに便利なのが、肌につけるとひんやりとしたテクスチャーを感じられるコスメです。最近では日焼け止めジェルやBBファンデーションなども発売されているので、サッと塗るだけで心地よいひんやり感でべたつきや蒸れの不快感を回避しながら、紫外線対策することができます。
また、マスクによるメイク崩れを防ぐなら、仕上げ用ミストも便利です。メイクの最後の仕上げに、顔にミストをシュッと吹きかけるだけでメイクが崩れにくくなり、さらに乾燥からも守ってくれますよ。
日焼け止めやBBファンデーションなどは、マスクで隠れる部分にもしっかり塗るようにしましょう。そうすることで、マスク焼けを綺麗に防ぐことができます。
マスクで隠れる両頬や鼻、あご、フェイスラインにも、こすれて簡単にとれないように意識的に日焼け止めを重ねづけしましょう。
また、マスク着用時はどう頑張ってもマスクでこすれて日焼け止めはとれてしまうため、いつもよりこまめに日焼け止めを塗り直すことも重要です。
いつもより大変なことも多い、マスクとの夏。ですが、普段のスキンケアに少しだけいつもより手をかけてあげるだけで、十分悩みを解消することができます。
肌を守るだけでなく、健やかにこの夏を乗り切るために、さっそく今日から対策に取り組んでいきましょう。