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それでは脚のむくみを解消に導く方法についてお伝えしていきましょう。
脚のむくみは「ふくらはぎの筋収縮力の低下」と「塩分の摂り過ぎ」の2つによって引き起こされているので、この2つをクリアにすることで、脚のむくみ解消につなげることができると言えます。
脚のむくみは、これからお伝えする3つの方法で解決に導くことが可能です。
ふくらはぎの筋収縮力を高めることで、筋ポンプ作用を高めることができ、下肢に滞留した血液やリンパ液を中枢に向かって送り出すことが可能になります。その結果、脚のむくみ解消につなげることができると言えます。
ふくらはぎの筋収縮力を高めるエクササイズとして、「カーフレイズ」というエクササイズを行います。
この時、かかとを完全に床に下ろし切らないようにします。そうすることで、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋に効かせることができます。
15~20回反復可能な強度で、1分程度の休憩を入れながら3セット行います。
左右のつま先が正面を向いていることを確かめた上で行うようにしましょう。
ふくらはぎの筋肉に効かせるポイントは、できるだけかかとを高くあげるようにすることです。
ふくらはぎの筋ポンプ作用を高めるためのエクササイズと合わせて、ストレッチを行うとより効果的と言えます。
その際のポイントは、股関節前面にある「腸腰筋」と、膝裏からふくらはぎを走行する「下腿三頭筋」の2つの筋肉へのストレッチを行うようにすることです。なぜなら、股関節前面には「鼠径リンパ節」が、膝裏には「膝窩リンパ節」が存在するからです。
「リンパ節」というのは、リンパ液をろ過して不要なものを取り除くフィルターのような役割を果たしています。
筋肉の緊張によりリンパ節が詰まってしまいますと、老廃物や不要な水分を体外へ排出できなくなり、むくみをもたらしてしまいます。そのため腸腰筋と下腿三頭筋の緊張をストレッチで緩めることで、リンパの流れが促進され、脚のむくみ解消につなげることができると言えます。
左右それぞれ、太もも付け根前面の筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにしましょう。
骨盤を後傾させるコツは、目線をお腹に向けることです。また、ストレッチ中は骨盤が正面を向くようにしましょう。
両膝を立てて仰向けになり、片脚を上げてつま先にタオルを引っ掛けて足首を曲げることで、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋がストレッチされます。
左右それぞれ、ふくらはぎの筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにします。
太もも裏側からふくらはぎのラインには坐骨神経が走行しているので、急激に強く伸ばさないようにしましょう。膝は完全に伸ばし切らなくても構いません。
余裕があれば、立てているもう一方の膝を伸ばしてストレッチを行ってみましょう。
塩分の摂り過ぎによる脚のむくみを解消させるには、「カリウムの摂取」が有効です。カリウムには、塩分や水分を体外へ排出する働きがあるからです。
カリウムを多く含む食品として、アボカドやバナナ、ホウレン草、サツマイモ、納豆などが挙げられます。一日の食事の中で、こうしたカリウムを多く含む食品を積極的に摂るように心がけてみましょう。
今回は脚のむくみを解消に導く方法についてお伝えしました。
「今はまだ脚のむくみが気にならない」という方でも、コロナ禍でおうち時間が長くなったりテレワークが続いたりで、ふくらはぎの筋肉などを動かす機会が少ない場合、脚のむくみを引き起こす可能性が十分考えられます。
今のうちに「むくみ対策」として、今回ご紹介した方法を是非実践してみてください!