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上腕三頭筋は肘を伸ばす際に機能する筋肉なので、エクササイズは肘の曲げ伸ばし動作を繰り返すものとなります。
上腕三頭筋のエクササイズには色々な種類があるのですが、おうちでも手軽にできるものとして「手幅を狭くして行う腕立て伏せ」や「キックバック」などが挙げられます。
肘の曲げ伸ばし動作を繰り返すことで上腕三頭筋に効かせることができ、二の腕痩せ効果が期待できます。
床に膝を付いても腕立て伏せを10回行うことが難しい場合は、上の写真のように壁を使って腕立て伏せを行ってみましょう。
床が壁に代わっただけで、やり方は同じです。足の位置を壁から遠ざけるほど強度がアップします。
「このエクササイズを行っても上腕三頭筋に効かない…」という場合、手の位置が不適切であることが考えられます。
手の幅が肩幅よりも広くなっていませんか?手幅を広げてしまうと、肩関節の動きで腕立て伏せを行うようになるので、ターゲットとなる筋肉が上腕三頭筋ではなく大胸筋と三角筋前部線維に変わってしまいます。
また、このエクササイズを行うと肘への負担を感じる場合、手の位置が高すぎることが考えられます。肘への負担を感じるままエクササイズを繰り返してしまうと、肘を痛めてしまう可能性があります。
今すぐ改善させておきましょう!
このエクササイズは、手の位置を変えるだけで改善できると言えます。
手の置く位置を、肩の高さよりもやや下になるようにし、手幅は肩幅程度に広げるようにしましょう。その際、指が前方(壁で行う場合は上)を向くようにします。
また、横から見て上腕部のラインが床(壁)と平行になるまで肘を曲げて伸ばすようにします。そうすると上腕三頭筋に効かせることができ、二の腕痩せ効果につなげることができます!
ここでは通常のキックバックに捻りを加えたエクササイズをご紹介します。
「キックバック」というエクササイズは、通常片手にダンベルや水を入れたペットボトルなどウエイトを持って、肘を伸ばす動作を繰り返していきますが、そこから更に手のひらを天井に向けるように内側に捻りを加えていきます。
そうすることで、上腕三頭筋内側に特化したエクササイズとなります。
このエクササイズを行っても上腕三頭筋に効かないという場合、肘が動いてしまっていることが考えられます。
腕をまっすぐに伸ばす際、肘も一緒に動いていませんか?そうすると腕の筋肉ではなく、肩の筋肉に効いてしまうことになってしまいます。
上腕三頭筋に効かせて二の腕痩せ効果につなげるには、肘を動かさずに固定した上で腕を伸ばすようにします。
そこで、上腕部を体側部に付けて固定するようにします。そうすると肘が動きにくくなります。
肘を固定した上で息を吐きながら肘を伸ばし、そこから更に手のひらを天井に向けるように捻りを加えていき、息を吸いながら前腕部が床に対して垂直になるまで戻していくようにしてみましょう。
上腕部を体側部に付けて固定するだけで、エクササイズ効果を高めることができます!
今回は「二の腕痩せエクササイズをしているけれど効果が感じられない…」という方のために、二の腕痩せエクササイズでよくある間違いと改善方法についてお伝えしました。
エクササイズを行っていてターゲットとなる筋肉に効かない場合、そのまま続けてしまいますと効果が期待できないばかりか、関節を痛めてしまう場合もあります。
自動車の運転でも、赤信号なのにそのまま突進すれば事故に直結してしまいますよね。それはトレーニングにも当てはまるのです。
「エクササイズを行っていて効果が感じられない…」というのは「止まれ」のサインです。必ず一度立ち止まって、エクササイズフォームをチェックするようにしましょう!