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筆者は以前美容部員として化粧品を販売していましたが、その際にサンプルをお渡しする機会もたくさんありました。
化粧品をご購入頂いた後、別の商品の良さも知って欲しい!ということで、お客様に合わせたサンプルをお渡ししたり、やはりお肌が弱く化粧品は先に試してからじゃないと買えない…というお客様のために、ご購入がなくてもサンプルをお渡ししていました。
お立ち寄り頂いた方など、たくさんの方にサンプルをお渡ししていましたが、やはりサンプルを作るにもお金がかかるもの。使い道がなくずっと放置していたり、どこにやったか分からなくなりそのまま処分…というのは実にもったいないです。
今回ご紹介する無駄なくサンプルを使い倒すポイントと一緒に、サンプルを使っていく中で自分に合う化粧品が見つかればとても幸いです。
私が家の中でクレンジングのサンプルを使うタイミングは、「ボディに塗った日焼け止めを落とす時」です。顔用のクレンジングは少しお値段の張るいいものを使っているので、ボディの広い範囲に使うのはもったいない…と正直思ってしまいます。
そんな時は、ボディに使ってしまいましょう。特にこれからの季節、ウォータープルーフの日焼け止めをボディに塗る機会も多いかと思います。オイルなど洗浄力の高いクレンジングのサンプルは、お風呂場に常備しておきましょう。
また、ミルクやジェルなどの洗浄力低めのクレンジングサンプルは、メイクポーチの中に入れています。綿棒と合わせて入れておけば、メイク直しの時に拭き取りで使うことができるからです。オイルだと洗い流す必要がありますが、ミルクやジェルは拭き取るだけで大丈夫な製品が多いので、目元や口元などポイントで手直ししたいときにはとても便利ですよ。
洗浄力の高さや使用感が気に入れば、ぜひ店頭で詳しくカウンセリングを受けてみましょう!
化粧水のサンプルも、筆者は持ち歩くことが多いです。
化粧水はみずみずしく水分をたっぷり含んでいるので、コットンと一緒に持ち歩いて、肌をさっぱり拭き取りたいときに便利です。さらにエタノールなど多く含まれている化粧水は、スーッとした清涼感も感じられるので、これから暑くなる季節にもぴったりです。
こちらも持ち運び用として実はとても便利なんです。先ほどのクレンジングでのお話と重複する点がありますが、筆者は美容液や乳液もメイク直しの際に活躍させています。
目の下に落ちてしまったマスカラや、リップがはみ出してしまった際など、細かい部分の手直しにはクレンジングほどの高い洗浄力はあまり必要ないので、特に乳液に含まれる油分で十分かと思います。
合わせて保湿することもできるので、乾燥によるメイクよれも手直しすることができるので便利です。
筆者はポーチの中に、常にリキッドファンデーションのサンプルを入れています。
メイク直しの際、崩れがひどい場合は、クレンジングや美容液、乳液などで一度完全にメイクを拭き取ってから手直しするのがいいですが、少しベースメイクがヨレているというような場合であれば、リキッドファンデーションを綿棒に含ませ、ヨレてしまった部分に優しく当てながら馴染ませていきます。
みずみずしいリキッドはヨレた部分を修正しながら、そのまま肌色補正することができるので、かなりメイク直しの時間が短縮されます。あとはフェイスパウダーを上から重ねるだけでいいですし、マットタイプのファンデーションであれば、粉要らずなのでさらに短縮されます。
ぜひポーチの中に常備しておくのをおすすめします。
最近では、 1~2回分ほどのリップやチークのサンプルを頂けるブランドが増えたように感じます。ポイントメイクアップのサンプルって、なんだかウキウキしますよね。
特にこのタイミングでこう使うのがおすすめ!というのはありませんが、これまで使ったことがないような色味や質感であれば、そのサンプルに合わせてメイクのバランスを考えてフルメイクをすることもあります。
新しいメイクの発見があったり、ファッションはこう合わせたいな、などイメージも膨らんで、さらにメイクアップのセンスも磨かれるので、ぜひ楽しんで使ってみましょう。
筆者はライターや化粧品のPRをする機会が多いので、化粧品研究は常日頃から心がけています。
化粧品研究として私は、サンプルを1つ1つノートに書き、まとめています。サンプル品を紙に塗り(上からセロテープを貼ればベタつきません)、公式サイトで製品特徴を調べて書きまとめています。
美容部員やメイクアップアーティスト、インフルエンサーなど様々な職種がありますが、美容業界に携わる人は他社製品との比較も大事だと思っています。
美容部員さんは、他社製品と比較して改めて自社製品の良さを知る機会にもなりますし、ヘアメイクさんやインフルエンサーさんも、たくさんの化粧品を試してそれぞれの製品の特徴や競合商品との違いを知ることで、どんな人におすすめなのか?など知る機会にもなります。
ノートに書きまとめる時間も楽しいです!他の業種の方でも、化粧品やメイクマニアの方はぜひ「化粧品研究ノート」を作ってみてはいかがでしょうか。
今回は、「サンプルを無駄にすることなく使うテクニック」に焦点を当ててご紹介しましたが、サンプルをお渡しする側の立場としては、製品の魅力を知って、また遊びに来て欲しい!というのが本音です。
無駄なくサンプルを使っていく中で自分に合う化粧品が見つかれば、長くその化粧品と付き合っていくことになると思いますので、かなりの収穫になると思います。ぜひこの記事を参考に、たくさんの化粧品に触れてみてくださいね!