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半袖やノースリーブになると、言うまでもなく二の腕のラインが露わになるので、まず解消させておきたい問題は二の腕のたるみです。
二の腕がたるむ原因として2つ考えられます。1つは、脇のリンパの詰まりです。
脇の下には「腋窩リンパ節」というリンパ節があります。このリンパ節が何らかの理由で詰まってしまうと、老廃物や不要な水分が排出されず蓄積してしまい、たるみへとつながってしまいます。
もう一つは、上腕三頭筋の筋力低下です。
上腕三頭筋とは二の腕の裏側にある筋肉で、普段あまり使われません。そのため筋力が低下して緩んだ状態となり、脂肪がつきやすくなってしまいます。
二の腕と合わせて目につきやすくなるのが脇の下で、この部位もたるみやすい箇所と言えます。
脇の下のたるみは、猫背の姿勢が原因と考えられます。猫背で肩が前に入った状態になると、余分なお肉が脇にはみ出てしまいやすくなるからです。
このように夏服を美しく着こなしたい場合は、二の腕と脇の下のたるみを解消させておく必要があると言えます。
それではこの2つのたるみを解消させるために行っておきたいエクササイズを、ここではご紹介していきましょう。
二の腕のたるみを解消させるには、上腕三頭筋の筋力を高めるエクササイズとして、「手幅を狭くした壁腕立て伏せ」と「捻りを加えたキックバック」を行います。
脇の下のたるみ解消には、猫背解消に導く「肩甲骨内転筋エクササイズ」を行っていきます。
エクササイズを行うにあたり用意すべきものは、ダンベルもしくは水を入れた500mlペットボトル1本、そしてヨガマットもしくは大きめのバスタオルです。
周りに障害物がないことを確認した上でエクササイズを行うようにしましょう。では、始めていきましょう!
腕立て伏せは、手の位置がポイントとなります。手の位置を肩幅程度に狭くすることで、肘の曲げ伸ばし動作が強調されて、上腕三頭筋がメインのエクササイズとなります。また、肩の高さよりもやや下の位置に手を置くことで、肘への負担を少なくすることができます。
肘の曲げ伸ばし動作を確実に行うためには、脇が外に開かないようにしましょう。
10回を、1分間の休憩を入れながら3セット行います。最終セットで10回がラクにできるようになったら、下の写真のように膝を床に付いて腕立て伏せを行ってみましょう。
エクササイズ中は、上腕部が動かないようにしましょう。そのためには脇を閉めるようにするとよいでしょう。
内側への捻りを加えることで、二の腕の内側のたるみを引き締めることができます!左右それぞれ10回を3セット行いましょう。
上体を起こし過ぎてしまうと、肩甲骨内側の筋肉ではなく腰の筋肉に効いてしまうことになります。また、腰への負担が大きくなってしまうので、上体を起こし過ぎないようにします。そのためには、お腹を床から離さないようにするとよいでしょう。
頭を上げてしまうと、頚椎への負担が大きくなってしまうので、頭を上げないようにしましょう。
15~20回を1分間の休憩を入れながら3セット行います。
今回は夏服を美しく着こなすために行っておきたいエクササイズをご紹介しました。エクササイズは、週3回行うようにしましょう。
今回ご紹介したエクササイズは、あくまでも最低限行っておきたいエクササイズであって、これだけ行えばよいというものではありません。
「二の腕痩せしたいから」という理由で二の腕を引き締めるエクササイズだけを行っても、残念ながら二の腕痩せはできません!なぜなら「部分痩せ」は不可能だからです。
上半身と下半身の筋肉を筋トレでバランスよく刺激し有酸素運動も行った上で、特に気になる部位へのエクササイズを行うようにしましょう。
トレーニングもバランスが重要ということをしっかり覚えておいてくださいね!