- 週間ランキング
普段は特別お肌が敏感ではない方でも、春はお肌の状態が不安定になるという方が少なくありません。たとえば赤みが出たり、お肌がゴワついたり、かゆみやヒリヒリとした感覚に悩んだ経験があるのではないでしょうか?
お肌のターンオーバーが揺らいでいると、皮膚の一番外側の角質層の状態も不安定に。すると、角質層の水分・油分のバランスが乱れているので、バリア機能の低下や外的刺激のダメージを受けて、お肌が炎症を起こしてしまうのです。
また、皮脂の分泌が過剰な場合は精神的なストレスや紫外線のダメージで皮脂の酸化が進みやすくなったり、暑い季節の汗の塩分も肌トラブルの原因となったりします。
そのため、いつも使い慣れたスキンケアやコスメがお肌に合わないような気がしているときは、保湿を意識しつつ、ケア用品を切り替えることをおすすめします。
この章では、お肌にストレスを感じている方におすすめのケア方法をお悩み別にご提案します。
お肌の赤みが気になる場合は、お肌本来のバリア機能を高められるようなケアを意識してみてください。また。赤みが出ている状態のお肌は弱っているので、ヒリヒリと沁みやすいエタノールなどの成分は控えておくとよいでしょう。
ヒアルロン酸やセラミドなどの水分をサポートしてくれる成分が入ったスキンケア製品を選んで、角質層に水分が行き届くように注力することをおすすめします。水分が行き渡ってバリア機能が整えられていくと、自然と皮脂分泌も正常な状態に戻って、お肌の水分を適切にキープできるようになります。
お肌への負担が気になる場合は、敏感肌さん向けのスキンケア製品に切り替えて、お肌の経過を見てみましょう。
お肌の状態がゆらぎやすい時期に平行して、最近では常にマスクを付けているので、摩擦による肌負担も見逃せません。マスクが擦れる箇所がヒリヒリと痛むこともあるのではないでしょうか?
お肌がヒリヒリするときは、乳液やナイトクリームよりも、油分が高いバームで保湿してみてください。最近は、敏感肌さん向けのバームも展開されているので、シンプルな成分配合で作られているバームを選ぶことをおすすめします。
お肌が不安定なときは、なるべくオイルクレンジングは避けることをおすすめします。なぜなら、オイルクレンジングは洗浄力が強いため、必要な皮脂を過剰に洗い落としてしまう可能性があるからです。また、お肌に摩擦の負担を与えやすい点も注意しておきましょう。
お肌が不安定なときは、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングで、摩擦系のダメージを与えないようにすることをおすすめします。
また、春先は屋外でお顔に花粉や汚れなどが付着しがち。帰宅後は、敏感肌さん向けの拭き取りクレンジングで、やさしくお顔の汚れをリセットするとよいでしょう。
常に清潔な状態を心掛けることで、汚れが蓄積されることによる肌トラブルを招くリスクを軽減することができます。
春は花粉症の影響で鼻まわりがカピカピに乾燥してしまい、痛みを感じている方も少なくないはず。無造作に鼻をかんだり、メイク直しをしたりすると、お肌がさらにダメージを受けてしまいます。
鼻まわりが乾燥しているときは、コットンやティッシュに水を含ませて汚れを拭き取ると、摩擦ダメージを軽減できてよいでしょう。また、拭き取った後はワセリンや敏感肌さん向けのバームで保湿しておくと、マスクによる摩擦ダメージを抑えられます。
お肌の状態が不安定なときはスペシャルケアで栄養を与えても、お肌が正常時よりも吸収しきれない可能性があります。また、栄養過多になり過ぎてしまい、刺激となってしまう可能性もゼロではありません。
お肌の状態がゆらいでいる時期は、スペシャルケアは一旦お休みしておくのがベター。シンプルなスキンケアに切り替えて、水分・油分のバランスを整えられるように注力することをおすすめします。
お肌のストレスを解消したり、ゆらぎ肌を整えたりするためには、シンプルなスキンケアでお肌のバリア機能とターンオーバーの正常化を目指すことが大切です。
今回ご紹介した方法はどれも当たり前のシンプルなケア方法ですが、改めて見返すとできていなかったこともあるのではないでしょうか。お肌のストレスを解消して美肌を取り戻し、楽しい夏を迎えましょう!