- 週間ランキング
そうすることでお尻の筋肉である「大殿筋」と、太もも裏側の筋肉である「ハムストリングス」、そして太もも表側の筋肉である「大腿四頭筋」に効かせることができます。
スクワットでよく見られる間違ったフォームとして、次の2つが挙げられます。
「スクワットをすると腰が痛くなってしまう…」という方、上の写真のように背中を丸めてスクワットを行っている可能性が考えられます。
背中を丸めてスクワット動作を行ってしまうと、ターゲットとなる大殿筋やハムストリングスに効かないばかりか、腰への負担が大きくなってしまうため、腰を痛めてしまう可能性が高くなってしまいます。
「スクワットをすると膝が痛くなる」という場合、上の写真のように膝をつま先よりも前に突き出してスクワット動作を行っている可能性が考えられます。
そうすると膝への負担が大きくなるため、膝を痛めてしまいやすくなります。
それでは誰でも簡単に効果的なスクワットのフォームを身につけることができる方法をお伝えしましょう。
用意するものは「イス」だけです!
そうすることで股関節を使ったスクワットのフォームを身につけることができ、大殿筋とハムストリングスにしっかり効かせることができるようになる上、腰や膝への負担を少なくすることができます。
ここで使うイスは、なるべく脚が安定していて、座面が柔らかすぎないものを選ぶとよいでしょう。
「イスを使ったスクワット」でも効果的なフォームを身につけることができますが、これからご紹介するストレッチを合わせて行うと、より効果が期待できます。
スクワットで背中が丸まってしまったり、膝が前に突き出てしまったりする場合、股関節の動きが制限されている可能性が考えられます。
特に「股関節を曲げる」という動作が制限されているケースが多いので、「股関節屈曲(曲げる)動作を高めるストレッチ」を行っていきます。
しかし、「股関節を曲げよう」としてもそれにブレーキがかかっていると、股関節を十分に曲げることができません。
股関節を曲げる動作にブレーキをかける筋肉は、股関節を伸ばす働きをする筋肉となります。股関節を伸ばす働きをする筋肉は大殿筋です。
そこで「股関節屈曲動作を高めるストレッチ」を行う前に、股関節屈曲動作制限を解除する「大殿筋への静的ストレッチ」を行います。
左右それぞれ筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにします。そうすることで筋肉の緊張を緩めて、柔軟性を高めることができます。
可動域を広げていくためには、ゆっくりと動かすようにし、少しずつお尻をかかとの上まで近づけていくようにしましょう。
お尻がかかとの上までくると背中が丸まりやすくなりますが、ストレッチ中は背中を丸めないように注意しましょう。
今回は、スクワットの効果的なフォームを身につける方法についてお伝えしました。
いくらダイエットやボディメイクに優れたエクササイズでも、間違ったフォームで行ってしまうと、プラスどころかマイナスになってしまいかねません。エクササイズをしているのに効果が現れないのは、「間違ったフォームでエクササイズを行っていること」が原因として考えられます。
そのため、思うような効果が現れない場合は、適切なエクササイズフォームで行っているかどうか、フォームをチェックするようにしましょう。
自分一人でできるフォームチェック方法としては、「動画を活用する方法」がお勧めです。いつものようにエクササイズを行い、それを側面から見た場合と出来れば後ろから見た場合の2つの面から動画撮影をして確認するのです。
そうすると自分のエクササイズフォームを客観的に見ることができ、これまで気付かなかった問題を見つけやすくなりますよ!是非参考にしていただけたらと思います。