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それでは基礎代謝を上げるには、何をすればよいのでしょうか。実は基礎代謝を上げる方法は想像するほど難しくはなく、おうちでも手軽に実践できるものです。
今回は、是非行っていただきたい3つの方法をご紹介していきましょう。
1つは筋トレで除脂肪体重を増やすことです。除脂肪体重とは、その名の通り体脂肪を除いた分のカラダの重さのことです。
その理由は、除脂肪体重が1kg増えると、代謝量は一日あたり50kcal程度アップすると言われているからです。つまり、除脂肪体重が3kg増えると代謝量は150kcalもアップさせることができるということです!
よく「基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やせばよい」ということを耳にしますが、実は筋肉1kgにつき代謝量は一日あたり3kcalしかありません。
しかし筋トレで筋肉量を増やしていく中で、それに伴い内臓が大きくなり血管数が増え、骨量もアップします。その結果、除脂肪体重がアップし基礎代謝アップにつなげることができます。
それでは基礎代謝をアップさせるための、筋トレの具体的なやり方についてお伝えしていきましょう。
筋トレを基礎代謝アップにつなげるには、「成長ホルモンを分泌させること」がカギとなります。
成長ホルモンとは、その名の通り、筋肉や骨の成長を促す成長作用を有していることから、筋肉量と骨量のアップにつなげることができます。
成長ホルモンを分泌させるには「乳酸」が必要となります。血中に乳酸が蓄積されると、脳下垂体前葉から成長ホルモンが分泌されるようになるからです。
そのためには中程度の強度で、セット数多めでセット間の休憩時間を短めにとるようにします。セット数が少ないと乳酸を十分に蓄積させることができず、またセット間の休憩時間が長すぎてしまうと酸素の供給が回復するため、血中の乳酸濃度が低下してしまうからです。
具体的には、10回前後反復可能な強度で、合間に1分間の休憩を入れながら、3~5セットの強度設定で筋トレを行うようにします。
筋肉量を増やす目的で筋トレを行う場合、筋肉に大きな刺激を与えているので、合間に2~3日の休養日を設けるようにしましょう。
お勧めのやり方は、上半身の日と下半身の日に分けて行うやり方です。例えば月曜日に上半身を行ったら、火曜日は下半身の筋トレを行います。水曜日は筋トレを休みにして木曜日に上半身、金曜日に下半身というローテーションを組むようにするのがお勧めです。
基礎代謝量を上げる方法は筋トレだけではありません!「食事」もその一つです。
ここでのポイントは、カラダを温める食材を積極的に摂るようにすることです。そうすることで体温を高めることができるからです。
体温が1℃上昇すると、基礎代謝量は13%アップすると言われています。そのためカラダを温める食材を摂ることも、基礎代謝アップにつなげることができると言えます。
「カラダを温める食材」にあたるものとして、カボチャやジャガイモ、ニンジン、ショウガなどといった根菜類が挙げられます。
お風呂に入ってカラダを温めることも、基礎代謝アップに有効です!但し、熱いお湯に3~5分程度浸かっただけではカラダの表面しか温まっておらず、基礎代謝アップには無効です。
カラダの芯まで温めて体温を高め、基礎代謝アップにつなげるには、38~40℃程度のお湯に最低10分間浸かるようにするとよいでしょう。
今回はおうちでできる「代謝量を上げてリバウンドを防ぐ方法」を3つご紹介しました。いずれも手軽に実践しやすいものではないでしょうか。
代謝量を上げる方法はたくさんありますが、アレもコレもと欲張ってしまうと結局手付かずになってしまいます。まずは今回ご紹介した3つの方法を実践してみてくださいね!