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アスパラガスは、春から初夏に旬を迎える野菜です。その細長い見た目からはイメージしにくいですが、美容や健康に効果的な栄養素を豊富に含んでいます。
アスパラガスには、アスパラギン酸やルチン、葉酸などの栄養素が含まれています。その他、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、食物繊維などの栄養素も含まれており、さまざまなビタミン・ミネラルが摂取できます。
また、アスパラガス1本あたりカロリーが約5kcalと低いため、ダイエットにもおすすめの野菜です。
アスパラガスには、
といった種類があります。
グリーンアスパラガスは、一般的によく知られているもので、緑色のアスパラガスです。しっかりと日光に当たって育っており、栄養価が高いといわれています。
ホワイトアスパラガスは地中で育てられるため、白い色をしており、甘みがあるのが特徴的です。
紫アスパラガスの色はアントシアニンという成分によるもので、栄養価も高いといわれています。
ミニアスパラガスは、10cmほどの長さしかないもので、グリーンアスパラガスがまだ小さいうちに収穫したもの。柔らかく、皮を剥かなくても美味しく食べられるのが特徴です。
いずれも、多少、栄養価の差はみられるものの、普段摂りにくいビタミンやミネラルなどの栄養素を含む優秀な野菜ですので、気になった種類を試してみてくださいね。
アスパラガスの穂先の部分に多く含まれるアスパラギン酸は、糖質・脂質などからエネルギーを生み出す働きがあります。さらに、エネルギーなどの代謝を活発にするミネラル類を運ぶ働きがあるため、体の疲れをとりやすくする効果が期待されています。
春は新しいことを始める季節ということで、何かと疲れが溜まりやすいので、アスパラガスを食べて疲れをとりましょう。
アスパラガスには、強い抗酸化作用をもつことで知られるビタミンC、ビタミンEが多く含まれています。
ビタミンCは、シミの原因となるメラニン色素が作られるのを防ぐ働きがあるため、紫外線対策に積極的に摂りたい栄養素です。ビタミンEは、血管を広げて血液の流れを良くする働きがあります。その結果、細胞の新陳代謝が活発になるため、肌の生まれ変わりが促され、肌トラブルの防止につながります。
同じく抗酸化作用が強いβカロテンも含まれています。また、アスパラギン酸も、肌の新陳代謝を活発にする働きがあるため、アスパラガスは美肌づくりに役立つ春野菜といえますね。
先にも述べたように、ルチンには血液の流れを良くする働きがあります。ビタミンCとともに、毛細血管を丈夫にし、血液の流れを改善するといわれています。そのため、体が冷えやすい人にもおすすめですし、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果的だといわれています。
気候が暖かくなってくると薄着になることが増えますが、冷えないようにアスパラガスを食べて対策してくださいね。
アスパラガスには、不溶性食物繊維やオリゴ糖が含まれています。
不溶性食物繊維は、お腹の中で便のカサを増して、便通を良くする働きがあります。オリゴ糖は、腸の中で善玉菌のエサとなって、善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。
そのため、便秘気味の人や、お腹の調子を整えたい人には、最適な野菜といえますね。
アスパラガスはカロリーが低く、体の新陳代謝を活発にする働きがあるため、ダイエットにもおすすめの野菜です。また、食物繊維やオリゴ糖が含まれ、便通を良くすることで代謝が高まるので、“燃えやすい体”づくりのために、積極的に食べましょう。
アスパラガスは食感も楽しめるので、よく噛んで食べるだけでもダイエット効果が期待できますよ。
以下のポイントを参考に、アスパラガスを選んでみましょう。
アスパラガスの切り口を乾燥させないために、少し端を切り落とし、ペーパータオルで包みましょう。畑ではえていた時のように、縦にした状態で保存すると、冷蔵庫(野菜室)で保存できる期間が長くなりますよ。
食べきれない場合は、少し硬く茹でてから、密閉袋などに入れて、冷蔵または冷凍しましょう。
ルチンやビタミンCは、水溶性の栄養素なので、茹でる場合は短い時間でサッと茹でましょう。電子レンジで加熱すると、水溶性の栄養素が溶け出すのを抑えられますし、時短にもなりますよ。
アスパラガスに含まれるβカロテンは、油と相性が良いため、オリーブオイルと炒めると効率よく栄養素を吸収できます。
いかがでしたでしょうか?アスパラガスには、アスパラギン酸などの特徴的な栄養素や、美肌・疲労回復に効果的な栄養素が多く含まれています。
旬の食材は、旬の時期に栄養価が高くなるといわれているので、春に旬を迎えるアスパラガスで健康に過ごしましょう。