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ストレスが強くなると、交感神経にスイッチが入りっ放しとなり、筋肉も緊張した状態となります。その結果肩こりが生じると考えられます.
目の疲れも肩こりを引き起こします。
首の後ろには「後頭下筋群」という大後頭骨筋、小後頭骨筋、上頭斜筋、下頭斜筋という筋肉のグループがありますが、これらは目の動きにも関与しています。そのため目を酷使すると、後頭下筋群の緊張も強くなり、その結果肩こりを起こすと言われています。
それでは肩こり解消に有効なストレッチをご紹介しましょう。
肩こりは僧帽筋や肩甲挙筋、後頭下筋群など首まわりの筋肉の過度な緊張が、痛みやこわばりとなって現れた状態です。そのためまずはこれらの筋肉へのストレッチが必要となります。
しかしこれだけではまだ不十分と言えます!なぜなら肩こりをもたらす猫背の姿勢がリセットされていないからです。
猫背の姿勢は、大・小胸筋が短縮し肩甲骨が外に開いた状態です。そこで大・小胸筋へのストレッチも合わせて行うようにします。
そして肩周りの血流を促進させるために、「肩回しストレッチ」を行います。
後頭部に手を添える位置は、耳のラインよりもやや高い位置に添えるようにします。そうすることで頭を前に倒しやすくなるからです。
後頭部に手を添える位置は、やはり耳のラインよりもやや高い位置に添えるようにします。
両手の位置は、やはり耳のラインよりも高い位置になるようにします。
大・小胸筋へのストレッチで重要なことは、肘の内側を壁から離さないようにすることです。なぜなら大胸筋は胸骨と肋骨、鎖骨内側から始まり上腕骨に停止しているからです。
両手の五本指を肩の上に添えて、肘で円を描くように前回しを10回行い(写真上)、次いで後ろ回しを10回行います(写真下)。
肘で描く円を少しずつ大きくしていくことが、可動域を広げてストレッチ効果を高めるポイントです。
必ず後ろ回しで終わるようにしましょう。そうすることで胸を張った状態でストレッチを終わらせることができるからです。
「肩回しストレッチ」以外の静的ストレッチは、左右それぞれ、筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにしましょう。そうすることで筋肉の緊張を緩め、肩こり解消につなげることができます
僧帽筋上部線維や肩甲挙筋、後頭下筋群など首まわりの筋肉へのストレッチを行う際、注意しておきたい点があります。それは伸ばし過ぎないということです。
ストレッチ効果を得たいがために、強く伸ばしてしまうケースがよく見られます。しかし、強く伸ばしても実際はストレッチ効果は得られないばかりか、神経をも伸ばしてしまう危険性も高くなってしまいます。
そのため首まわりの筋肉へのストレッチを行う際は、筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる程度の強度で伸ばすように心がけましょう。
今回は肩こり解消に有効なストレッチを5つご紹介しました。これらのストレッチを行うことで、肩こりを解消につなげることができます!
ご紹介したストレッチは毎日続けて行うようにし、できれば肩こりを強く感じる前に行うとよいでしょう。辛い肩こりから解放されることを願っています!