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多くの女性を悩ます「冷え」や「むくみ」ですが、姿勢を良くすることでこれらの問題も解消させることが可能です!
冷えやむくみは、血液やリンパの流れが悪くなることが原因と言われています。そうなると、不要な水分や老廃物が体外へ排出されることなく、体内に蓄積してしまいます。その結果むくみが生じ、不要な水分によってカラダが冷やされてしまうと言われています。
姿勢が良くなると血液やリンパの流れも改善されるので、冷えやむくみの解消にもつなげることができます。
やはり多くの人を悩ませている「肩こり」と「腰痛」は、姿勢の悪さが原因の一つとして挙げられます。
人の背骨は本来、横から見ると緩やかなS字状の弯曲を描いています。緩やかなS字状の弯曲を描くことで、背骨にかかる荷重を分散させることが可能となるのです。
しかし、背中を丸めていたり脚を組んで座ったり、いつも同じ肩にバッグを掛けていたりなどが原因で、このS字状の弯曲が崩れてしまいます。
すると重い頭を支える頚部と、上半身を支える腰部に大きな負担がかかるようになってしまい、肩こりと腰痛が引き起こされます。
そのため姿勢が良くなると、背骨の緩やかなS字状の弯曲を維持することができるようになり、肩こりと腰痛に悩まされなくなると言えます。
それでは、良い姿勢に変えるには何が必要でしょうか。
良い姿勢を保つには、僧帽筋や脊柱起立筋などといった背中の筋肉や腹筋群、そして大殿筋といった筋肉が必要となります。なぜならこれらの筋肉は「抗重力筋」と言われ、その名の通り重力に抗う筋肉でもあるからです。
そこで、姿勢を良くするエクササイズとして、これらの筋肉を強化するエクササイズを行っていきます。
今回ご用意していただくものは、ダンベル一組もしくは水を入れた500mlのペットボトルを2つだけです。畳一畳分のスペースがあれば十分できるエクササイズですので、どこでもできるものです!
10~15回を1分程度の休憩を入れながら、3セット行いましょう。
左右のかかとをくっつけて、つま先を大きく外に開いて内ももを閉じるようにすることで、大殿筋に効かせることができるようになります。
腹横筋に効かせるコツは、肩甲骨を内側に寄せてしっかり胸を張ることと、おヘソ辺りを凹ませるようにすることです。この2つを心掛けるだけで、腹横筋への効果をグンとアップさせることができます!
体幹部をまっすぐにしたまま股関節の曲げ伸ばし動作を繰り返すことで、僧帽筋、脊柱起立筋、大殿筋、ハムストリングスといった筋肉が強化され、良い姿勢を作ることができます。
10回を1分程度の休憩を入れながら、3セット行いましょう。
デッドリフトは、股関節の曲げ伸ばし動作をしっかり行うことがポイントです。
そのためには、「お尻の動き」を意識するようにします。具体的には、上体を前に倒す際にはお尻を後ろに引くようにし、上体を起こす際にはお尻を前に出すようにします。
すると股関節の曲げ伸ばし動作ができるようになり、ターゲットである大殿筋とハムストリングス、脊柱起立筋などに効かせることができるようになります!
今回は姿勢を良くする2つのエクササイズをご紹介しました。体脂肪量などとは異なり、姿勢の変化はすぐに実感できるかと思います。
見た目の印象だけでなく肩こりや腰痛に悩まされない、痩せやすいカラダに変えていきましょう!