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ざらつきの解消法を知る前に、フェイスラインについて詳しく知っておきましょう。理解をしておくと、どのように解消したらよいかわかるようになります。
ここでは、フェイスラインの「特徴」と「ざらつきが起こる原因」について説明します。
フェイスラインとは、主に頬から顎にかけてのラインを指し、顔の輪郭を作っている部位です。頬杖をつく際など、何気ない動作で手が触れやすい場所なので、雑菌が付着しやすくニキビなどの炎症がよく起こる部位です。
そのうえ、顔の一番端にあたる部位のため、お手入れの際見落としやすい傾向にあります。クレンジングや洗顔が不十分で、汚れがしっかりと落とし切れていない、すすぎ残しがあるなどもよく起こります。
また、パッティング不足により、化粧水なども十分に行き届きにくい部位で、化粧品の効果が出るまで時間がかかることも少なくありません。
フェイスラインにざらつきが起こる原因として次の3つが挙げられます。
前述の通り、フェイスラインは、顔の端にありくぼみのある部位のため、お手入れが行き届きにくい傾向があります。
そのため、クレンジングや洗顔不足により汚れが落ちず、毛穴に汚れが詰まってざらつきを起こします。また、すすぎ残しにより、クレンジングや洗顔料が詰まってざらつきが起こる場合もあります。
肌が乾燥すると、表面の角質がかたくなり、ざらつきを起こすようになります。とくにフェイスラインは、スキンケア時に見落としやすいため、化粧品が浸透せず、乾燥しやすいので注意が必要です。
さらに、季節の変わり目は、気温や湿度が急激に変わるため、肌のターンオーバーが乱れて乾燥しやすくなる傾向になります。
ストレスを受けると自律神経が乱れて血行が悪くなり、肌のターンオーバーが遅くなります。すると、新しい細胞が生まれなくなり、古い水分を失った細胞が皮ふ表面に溜まって固くなります。
ストレスは、精神的なものだけでなく、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足など乱れた生活習慣によっても溜まります。日ごろからストレスを溜めない生活をすることが大切です。
フェイスラインのざらつきを解消するためには、生活習慣の改善とスキンケアの両方を同時に行うことが重要です。
ここでは、具体的な仕方について説明します。
肌は食べ物の栄養から作られるため、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。
糖質や脂質の多い食事は、皮脂を過剰分泌させて毛穴に汚れを詰まらせ、ざらつきの原因になります。また、消化に時間がかかるため、体にも負担となり、ストレスとなってターンオーバーの乱れにもつながります。
肌の細胞を作るもととなる良質なたんぱくや、うるおいを含み肌の水分量を高めるミネラル、美肌に役立つビタミンが豊富な食事を普段から心がけるようにしましょう。
毛穴に汚れが詰まって起こるざらつきは、クレンジングと洗顔を丁寧に行うことで解消できます。
クレンジングをするときは、クレンジング料の量を規定量使うことを意識しましょう。クレンジング料が少なすぎると、汚れ落ちが悪くなります。また、クレンジング料は顔の隅々までしっかりと伸ばし、細かく円を描くようにしてなじませて使う事が大切です。フェイスラインの取りにくい汚れを十分に絡めとりましょう。
洗顔は、洗顔料を泡立ててキメを細かくしてから、顔の上を転がすようにして行います。フェイスラインは、人差し指と中指で挟んで泡を滑らせ、あごの裏側までしっかりと洗いましょう。
洗い終えたら、ぬるま湯で30回以上すすぎ、泡を十分に落とし切ります。水気をふき取る際、毛穴から汚れが浮いて出ていたら、タオルに押し付けるようにして優しく取り除きましょう。
クレンジングや洗顔で取り切れない頑固な角質には、ふき取り用の化粧水や美容液を使ったケアをおすすめします。ふき取り専用の化粧品には、角質除去成分が入っており、汚れを落とす効果に優れています。また、保湿成分も含まれているため、肌にうるおいを与えて角質を柔らかくし、さらに汚れ落ちをサポートします。
ふき取り化粧水や美容液は、大判コットンに浸して使用します。洗顔後、コットンを顔の中央から外側に向かって優しく滑らせて汚れを取り除きましょう。フェイスラインは、指をひっかけるようにして耳の付け根からあご下を通って反対の耳の付け根まで滑らせます。
コットンに黄色、または茶色い汚れがついていたら、取り切れなかった汚れや角質が取れた合図です。汚れが一切コットンにつかなくなるまで、繰り返しふき取りましょう。
乾燥によって起こるフェイスラインのざらつきは、スキンケア化粧品を使った保湿ケアで改善できます。保湿力の高い化粧水で肌に潤いを与えた後、乳液やクリームを重ねて蓋をして水分の蒸発を防ぎましょう。
保湿力の高い化粧水には、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの高保湿成分が配合されています。なかでも、セラミドは最も保湿力が高く、生体に存在する成分のため低刺激です。肌が乾燥すると、バリア機能が低下し刺激に敏感になりがちですが、セラミドであれば刺激が少ないため安全に使用できます。
化粧水を購入するときは、成分表をチェックしセラミドが配合されているか確認することをおすすめします。
フェイスラインは顔の中でもざらつきが起こりやすい部位です。ざらつきの原因は「毛穴の汚れ」「乾燥」「ストレス」の3つがあります。
フェイスラインのざらつきの解消法は、「食生活の見直し」「丁寧なクレンジングと洗顔」「ふき取り美容」「保湿ケア」の4つです。
ざらつきを感じたら早めに解消法を実施し、ツルツルとしたなめらかクリア肌を目指しましょう。