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入浴剤は、無機塩類系、炭酸ガス系、生薬系、酵素系、スキンケア系と大きく5つのタイプに分類できます。タイプごとにそれぞれ特化した効能や美容効果があります。
ではさっそく、その特徴をひとつずつチェックしていきましょう。
無機塩類系の入浴剤は、豊富なミネラルを含んでいるのが特徴です。このミネラルが、皮膚表面のタンパク質と合わさることで身体にベール(保護膜)を作ります。このベールが保温効果を高めることで、身体を芯から温めることができ、冷えを解消してくれます。
また、発汗作用により血流が促され、新陳代謝が高まるので、肌の生まれ変わりもスムーズになり、乾燥やニキビによる肌荒れをやわらげてくれます。
シュワシュワと泡立ちながら炭酸ガスがお湯に溶けていくのが特徴です。この炭酸ガスが、皮膚から吸収されることで血管を拡げ、血流を促し、冷えを解消します。
また、炭酸ガス系の入浴剤には、体内の老廃物を取り除くデトックス効果もあるので、疲れた肌にも明るさをもたらしてくれます。
生薬やハーブの香りは、嗅ぐことで高いリラクセーション効果を得ることができます。
生薬の中でも「トウキ」や「センキュウ」には血行を促す効果、「チンピ」には肌荒れや湿疹をやわらげる効果が期待できます。
酵素系の入浴剤は、無機塩類系にタンパク質分解酵素を配合したもので、余分な角質を除去するピーリング効果が期待できます。
酵素が皮膚をやわらかくほぐしながら角質を取り除くので、肌がツルっとなめらかになり、疲れた肌にも明るさをもたらしてくれます。
スキンケア系の入浴剤は、白濁するものや無機塩類系に保湿成分を含んでできたものです。セラミドやスクワラン、ホホバオイルなどの保湿成分を多く含み、乾燥による肌荒れをやわらげてくれます。
さらに、肌表面を柔らかくほぐしてくれるので、次につけるスキンケアの浸透も高めてくれます。
入浴剤の形状は主に3タイプに分類されます。形状ごとに得られる代表的な美容効果をまとめました。
ここでは、入浴剤によく使われる代表的な香りをピックアップ。その香りごとに得られる効果をご紹介します。
ストレス解消・ホルモンバランスを整える・免疫力を高める
リラックス効果・鎮痛効果・消炎効果
リラックス効果・安眠効果・鎮痛効果
ダイエット効果・ニキビや吹き出物を予防・むくみをやわらげる
ストレス解消・リラックス効果・ホルモンバランスを整える
お湯の温度や入浴時間で得られる作用が違うので、その日の状態に合わせて変えてみましょう。
お湯の温度は42~44度に設定し、5分ほど短めにサッとつかると効果的
お湯の温度は35~38度に設定し、15~20分ほど長めにゆっくりつかると効果的
今回は、入浴剤の種類ごとや香りから得られる作用、効果的な入浴方法についてお伝えしていきましたが、いかがでしたか?
種類やそれごとに得られる効能や美容効果を理解したことで、自分に最適な入浴剤をしっかり見極めて選べるようになったと思います。今までなんとなくパケ買いや値段で選んでいた方も、入浴剤を選ぶ時間がよりいっそう楽しくなることでしょう。
さらに、自分がなりたい理想の肌や、その時々のお悩みに合わせ、日ごとに違うタイプの入浴剤を使い分けたりすれば、よりスピーディーに美肌に近づくことができます。
自分にぴったりなお気に入りの入浴剤を見つけて、ぜひ、充実したバスタイムを過ごしてくださいね。