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きっかけは、PR会社の方からの一通のメール。
『カバーマークのモイスチュアコート ジェルを使用すると「マスクにファンデーションがつきにくい」といった声がSNSから話題になっているのですが、ぜひお試ししませんか?』
という内容でした。
正直PR会社様から化粧品情報をご紹介頂くメールは1日に何十通も届くため、誠に申し訳ないことに、なかなかすぐに返信できない場合もございます(大変申し訳ございません)。また、「マスクにつきにくい」といった切り口も、この半年間で幾度も読者様へご紹介してきたため、なんとなく新鮮味にかける企画であることも事実です。
しかし!この日の私は違いました。メール受信後約5分で「試したいです」と送信完了。
理由は、2014年の初夏、「どのファンデーションを使っても頬のあたりが乾燥する」「時間の経過とともに黄ぐすみが気になる」とファンデーション難民に陥っていた時代に〈ジャスミーカラー〉シリーズに出会い、その悩みから解放された経験から、カバーマークに絶大な信頼感があったことでした(写真は当時私が愛用していた3点!夏はTゾーンのみパウダーを使い、その他はクリームに。冬は全顔クリームを使っていました)。
ジャスミーカラーは、今でこそ世に浸透した「イエローベース」「ブルーベース」といった肌のアンダートーンに合わせたベースメイク選びの先駆け的存在で(カバーマークの理論とパーソナルカラー理論は異なります)、透明感のある肌が1日中続く、下地・コンシーラー・リキッドファンデーション・クリームファンデーション・パウダーファンデーションを発売。
どれも肌トーンにマッチするため、厚塗り感なく肌悩みがカバーでき、夜までくすみのない仕上がりが続く点が、2014年の私にとっては革命でした。現在では、様々な肌トーンにマッチするようカラーが豊富なベースメイクが各ブランドから揃いますが、当時はあまりなかったのです。
また、「リアルフィニッシュ ブライトニング リップ エッセンス UV」も、今でこそ色々なブランドで見る『唇そのものの色を引き出すUVカット効果入りリップクリーム』のように思われていますが、発売当初は非常に斬新だったのですよ(私は写真中央「01 ピンク」を愛用)。
そして何がすごいって、ファンデーションもリップクリームも、2020年現在においても、まったく過去に発売された商品であることを感じさせない最先端の質感であること!
と、熱く長くカバーマークへの信頼を語ってしまいましたが、いよいよ本題へ。前のめりに「モイスチュアコート ジェル」を試してみました、という話です。
こちらは「おしろい=粉」という常識を覆す新発想で開発されたジェルおしろいということで、マット肌仕上がりを目指し、おしろいを厚く重ねるのが主流であった時代にメイクを覚えた私は少々使い方に戸惑い、「ベタつかないのか」「メイクが崩れることはないのか」と不安を覚えましたが、『カバーマークが発売するってことは、数年後にはジェル状が主流になるかも!!』という期待がその思いを上回ります。
使用順序は「化粧下地 → ファンデーション → チーク・ハイライト → モイスチュアコート ジェル」。
いつものメイクでは、チークやハイライトの前にお粉を挟みますが、こちらはベースメイクが全て完成したあとに塗布します。仕上げに「肌のトップコート」として使用することで、ファンデーションのヨレや崩れを防ぐことができるのはもちろん、水分80%のジェルで最後に潤いを重ねられるという原理。
ムラなく、きれいに仕上げるためには、半顔ずつ仕上がることと、専用のパフでトントンするように付けることがポイントだそう。
手で軽く1プッシュ(直径1cm程度)が、半顔分の量。直接パフで押したり、強い力で押しすぎたりしないよう意識して。
容器の上部に出したジェルをパフにしっかりとなじませる(目安としては、約10秒容器の上でクルクル)。パフにジェルの存在感がなくなるくらいが目安です。肌にのせたときに白くなる場合は、パフへのなじませが足りない合図です。
顎 → 頬 → 額の順に塗布。肌にジェルをつける時は横にこすったり、強く押し付けたりせずに、肌に対して垂直に軽くトントンと。ひんやり感があればうまく塗れている証拠です。
初めて使用した際は「チーク・ハイライトを済ませてからこちらを塗布する」というのが、粉おしろい大好き世代としてはどうも慣れず、『チークがムラになったりしないの?!』『ブラシにファンデがついてしまわない?!』とそわそわ。
結果、最後に「モイスチュアコート ジェル」を重ねることで統一感が生まれるため、ムラになることはなくさすがの仕上がりでしたが、パウダータイプのコスメを使用するとせっかくのみずみずしい質感がやや失われてしまうため、ハイライトやチークもリキッドタイプの方が良いかも。
ということで2日目以降はリキッドタイプに変えたところ、乾いた私の肌もうるおって見えて大満足。
気になる、1日使用したあとのマスクをチェックしてみると…。
当たり前に『何もついていない』ことはなかったです。ですが、このように、鼻や頬のあたりがややベージュになっているのみで、全体的には綺麗だと思いませんか?
気になるお肌の方も、マスクにファンデがついているのと同じパーツ(鼻・頬)のみややザラついていますが、チークなどは消えることなく綺麗に残っていました。
一週間ほど様々なシーンでお試しをして感じたのは、「マスクメイクがつきにくくなる」という点はこちろんのこと、ジェルおしろいはとにかく肌が乾燥しにくくて素晴らしい!ということ。
食事前などふとマスクを外した瞬間のマスクの内側とお肌に清潔感が生まれるのは、大人の女性としてとても嬉しい。加えて外気やマスクの摩擦で乾燥しやすい頬のあたりが、ひび割れることなくみずみずしいのも最高!
こちらのおしろいは、マスクの期間が終わっても、乾燥時期には継続して使いたい。むしろマスクが卒業できたときこそ、うるおったお肌を見せたい!
そう思わせてくれました。