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しかし、唇は顔の印象に大きく影響を与えるため、状態を整えておくことが大切です。
本記事では、唇の縦ジワの改善法について紹介します。唇の縦ジワを改善には「保湿」「角質ケア」「紫外線対策」が有効です。
唇は、人の注目を浴びやすく顔の印象を決める部位です。ここでは「唇の皮ふの特徴」と「縦ジワの原因」について説明します。
唇は粘膜に近い性質を持っているため、皮膚は肌に比べて薄い特徴があります。そのため細胞の生まれ変わりは早く、傷などの治りが早い部位です。
一方で、汗腺や皮脂腺がないため皮脂膜ができず、乾燥しやすい部分です。また、外的刺激から守る機能であるバリア機能が弱いため、傷つきやすい部分ともいえます。
唇の縦ジワが起こる原因は、次のとおりです。
年齢を重ねると、唇のうるおいが減って乾燥し、弾力も失われてシワができやすくなります。また、代謝が落ちて血流が悪くなると唇の血色が悪くなり、余計にシワが目立つようになります。
唇は皮膚と同じように乾燥すると、シワが刻まれます。とくに唇は皮脂膜ができないため、唇内部の水分が蒸発して乾燥しやすいため注意が必要です。
また、常に外の空気に触れている部位のため、気温と湿度が低くなる冬などはとくに乾燥がひどくなります。乾燥は、ひどくなると唇にひび割れを起こして傷をつくります。適切にケアをしないと、傷がシワに発展することもあります。
紫外線が当たると活性酸素が体内で増え、コラーゲンやエラスチンを破壊します。すると、唇はハリと弾力を失い、縦ジワができるようになります。
とくに皮脂膜のない唇は、紫外線のダメージを防げず直接浴びるため、シワがひどくなりやすいといえます。
唇の縦ジワを改善するには、「保湿」「角質ケア」「紫外線対策」が必要です。ここでは、それぞれについて詳しく説明します。
唇は皮ふの構造上、乾燥しやすいため、リップケアアイテムを使って十分な保湿を心がけましょう。有効なアイテムは次のとおりです。
リップクリームには油分が入っており、塗ると唇内部の水分が蒸発しないように蓋をして保護する効果があります。
また、保湿効果の高い成分も配合されたリップクリームであれば、より高い保湿効果を実感できます。リップクリームによく配合されている保湿成分の例は次のとおりです。
セラミドは、保湿成分のなかで最も保湿力が高いといわれています。セラミド配合のリップクリームを使えば、十分な保湿効果を実感できるでしょう。
一方、コラーゲンやヒアルロン酸はセラミドに比べて保湿力は少々劣ります。しかし、人間の体に存在する成分のため、刺激が少なくデリケートな唇に優しくうるおいを与えます。
とくに、唇が荒れやすい人や乾燥がひどい人は、コラーゲンとヒアルロン酸が配合されたリップクリームを使うことをおすすめします。
リップ美容液は、唇の健康に特化した化粧品です。そのため、唇に効く有効成分が多く配合されており、縦ジワ改善に役立ちます。
縦ジワを改善するには、ハリや弾力を与える成分や、保湿成分が豊富に入った美容液を選ぶようにしましょう。
唇に古い角質が溜まると、リップクリームやリップ美容液の浸透が悪くなり、乾燥しやすくなります。また、唇が硬くなって血行が悪くなり、くすんで縦ジワが目立ちやすくなります。
定期的にスクラブを行い、不要な角質を除去しましょう。角質ケアの方法は次のとおりです。
スクラブを使ってマッサージをするときは、唇の皮ふを傷つけないようにやさしく行います。
また、使用するスクラブも肌に優しいものを選びましょう。砂糖、こんにゃく、生姜など食べても無害なものが使われているスクラブは、唇に負担をかけにくいためおすすめです。
唇はバリア機能が低くダメージを受けやすいため、意識して紫外線対策をする必要があります。例えば、紫外線カット効果のあるリップクリームやグロスを日ごろから使うようにしましょう。
紫外線カット率はSPFとPAで示されています。SPFは紫外線のUV-B波のカット率を表しており、付随する数字が大きくなるほど効果が強くなります。一方、PAは紫外線のUV-A波のカット率を表し、付随する+の数が多いほど効果が強くなります。
現在の国内最高値は「SPF50+・PA++++」といわれており、夏の紫外線が強い時期などに使用が勧められています。しかし、唇は肌に比べて皮ふが薄いため、紫外線カット率が高いと刺激が強く荒れることがあります。
唇に負担をかけないために、リップクリームやグロスは、紫外線カット率が中程度のものを選ぶとよいでしょう。
唇は、皮ふが薄くデリケートで、乾燥しやすく傷つきやすい特徴があります。
唇の縦ジワの原因には「老化」「乾燥」「紫外線のダメージ」が挙げられます。縦ジワを改善するには「保湿」「角質ケア」「紫外線対策」が大切です。
効果的なリップケアで縦ジワを改善し、うるおいたっぷりの滑らかな口元をつくりましょう。