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しかし、夏太りは秋になってからダイエットしても痩せにくいのです。
なかなか落ちにくいのは、夏に太ってしまった生活習慣に原因があります。
3つ以上心当たりのあるかたは要注意です。
意外なのですが、夏は一年のうちで一番代謝が下がっています。外気温が高いので、体が熱を発する必要がないため、エネルギー代謝が下がり、痩せにくくなります。
逆に冬は外気温が低いので、体は寒さから身を守るために熱を発して、代謝が上がりやすくなっています。
夏の間に、冷房で身体を、食べ物と飲み物で内臓を冷やす生活習慣により、代謝がさらに下がってしまっています。
運動不足なので筋肉が減っています。2週間運動をしないと、20代の若者でも筋力の4分の1を失うという研究結果も出ています。筋肉が減ると代謝も減ってしまいます。
秋になっても、体が冷えて筋肉が減ったままですので、痩せにくい身体になってしまっているのです。
秋は食欲も出てきますので、ただでさえ太りやすい季節です。8月に太り、秋にも太ると、一年を通じて痩せる時期を逃してしまい、年々太っていく、ということになってしまいます。
そのためにも、夏太りをしっかりリセットすることが大切です!
2週間以上経ってしまったという方も、出来るだけ早く始めましょう!
人間の体は恒常性の機能が働いているので、体重の変化に抵抗します。実は増えるときも抵抗してくれているのです。ですから、増えた体重を体が認識する前にダイエットをすると、元に戻りやすいのです。
夏は体冷えていますので、脂肪がセルライト化しやすくなっています。
セルライトとは脂肪細胞が冷えなどで固くなり、皮膚表面が凹凸になった状態です。一度出来ると落としにくくなります。セルライト化する前に、せめて表面の凹凸が小さなうちに落としておきましょう。
夏に太る生活習慣は、夏バテの原因にもなっています。正しくダイエットすることにより、夏の疲れもとれやすくなります。体型も体調もすっきりとして秋を迎えましょう。
著者のエステサロンのお客様にやっていただいて、効果のあった夏太りリセット方法を紹介します。
夏のクセでついつい冷たいもの飲んでしまいます。残暑が厳しくても、常温か温かい飲み物を飲みましょう。
カフェでは、ホットコーヒー、ホットティーなどを選びましょう。
麺類やパンなどで食事を済ませてしまうと、糖質中心になってしまいます。肉、魚、卵などのタンパク質を意識して食べるようにします。
バランスの良い和定食がおすすめです。肉よりも魚を食べる回数を増やし、お味噌汁も一日2杯以上飲むようにしましょう。
糖質制限ダイエットは女性にはおすすめできませんので、お米も食べて、バランスに気をつけましょう。ただし、パンよりお米を選ぶようにしてください。
シャワーだけではなく、湯船に入って、ゆっくりと温まりましょう。湯船のなかでは、ふとももの前と裏を軽くつまんでほぐしましょう。
セルフマッサージというと大変そうですが、両手または片手でつまむだけです。女性はふとももにセルライトが付きやすいのですが、温めてほぐすと落ちやすくなります。湯船で温まりながら、セルライトケア、一石二鳥の入浴方法です。
ちなみに湯上りに顔がほてったら、顔を冷たいタオルで冷やすといいですね。冷蔵庫で冷やしたシートパックもおすすめです。
夏は暑いので運動不足になりがちです。少し大変ですが、毎日時間を決めて、足腰を使う運動をしましょう。
太ももの大きな筋肉を鍛えてくれるスクワットがおすすめです。冷房のきいた室内で出来るので、一日50回以上やってみましょう。
スクワットの前後に、ふとももの前と後ろを軽くつまんでほぐすことも加えてください。湯船の中のセルフマッサージと同じです。
ダイエットで一番大切なことは、自律神経を整えることです。腹式呼吸は地味なのですが、効果は抜群です。ホルモンバランスも整えてくれます。
気が付いた時にいつでもどこでも出来るので、一日10セット以上が目標です。
吸って吐くを1回として、10回行います。
ダイエットのコツは毎日続けることです。そうはいってもなかなか続きませんね。続けるコツも紹介します。
紹介した1~5までの方法をできたかどうかを毎日振り返ってみる。
夜寝る前でもいいですし、朝起きた時や朝の通勤の間にチェックしてもいいですね。チェックすることをルーティン化してくださいね。
ある程度続けることが必要です。まずは一か月、続けてみてください。
一か月後の日付を確認しましょう。9月2日に始めたら、10月1日までです。終わりの日付が決まると、続けるイメージができます。出来ない日もあると思いますが、気にしないで、最終日までがんばりましょう。
日々の生活習慣が体をつくっていきます。よい習慣は自分のためになります。自分を大切にするために、日々のダイエット続けてみましょう。