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時間のない時でもサッと貼って放置するだけで肌が潤うフェイスパックは、もはやスキンケアに欠かせない存在ともなっています。今ドラッグストアで買えるプチプラなものから、デパコスブランドのものまで数え切れない程たくさんのパックが売られており、日替わりで楽しんでいる方も多いかと思います。
でも実は、とりあえず貼っておけばOKというわけではなく、やってはいけないNG事項がいくつか存在するんです。今回は、意外と知らないフェイスパックの正しい使い方と、パックをより効果的に使うための方法をご紹介します。
フェイスパックの使い方を見てみると、「○分ほど放置してから剥がしてください」といった説明が書いてあると思います。美容液をたっぷり含んでいるので、長く肌に貼っていた方が良いと思ってしまいがちですが、時間とともにパック自体が乾燥し、そのまま貼り続けると肌の潤いを奪ってしまいます。
ちなみにこれはシートタイプのものに限った話ではなく、塗って剥がすタイプのパックでも同じです。どのパックを使うにしても、基本的には指定された時間を守るようにしましょう。
多く売られているのはシートが1枚ずつ包装されたタイプのものですが、中には大容量タイプのものもありますよね。値段も小包装のものより安く、頻繁にフェイスパックを利用したい方にとって便利なアイテムなのですが、開封後は少しずつ水分が失われ、劣化が進んでいきます。1度開けたらなるべく早く使い切るようにするのがおすすめです。
ニキビができてしまったり肌の調子が悪いと感じる時は、シートマスクの利用は控えるようにしましょう。いつもに比べて刺激を受けやすく、肌荒れが悪化する場合もあります。
また、パックを貼ってからピリピリしたり痒みを感じる際はいち早く使用をやめ、症状が続く場合は皮膚科に相談してくださいね。
蒸気で温まった浴室は、毛穴も開いてパックの効果も上がりそうなイメージですが、浴槽に浸かりながらのフェイスパックはNGです。
なぜなら、体温が上がり毛穴が開くと同時に汗の分泌も盛んになるためです。そこに蓋をするようにパックをしていても美容液の浸透は悪く、効果も薄くなってしまいます。ついつい時短でやってしまいがちですが、なるべくお風呂から上がった状態でパックをした方が効果を得やすいと言えます。
フェイスパックを外したあとは、潤いに満ちてしっかり保湿されたように感じますよね。ですが、パックに含まれている美容液はあくまで栄養補給の役割なので、何もせずに放置していると時間の経過とともに水分が蒸発してしまいます。
フェイスパックでしっかり潤いをチャージした後は、油分のある乳液やクリームで蓋をして、しっかりと水分を閉じ込めてあげましょう。
フェイスパックの使用頻度については賛否両論で、どちらが良いとは断言しにくいのが事実です。
パックは美容成分をたっぷり染み込ませたものであり、毎日使うと過剰に栄養を与えてしまうため良くないという意見もあります。しかし、毎日使うことを想定して作られたフェイスパックも存在しますし、使う人の肌状態や生活に合わせて使用するのが1番。普段のスキンケアをしながら、様子を見て使うのがおすすめです。
せっかくお手入れするなら、その効果は少しでも上げたいもの。そのためにできるいくつかのポイントをご紹介しますので、パックをする際は参考にしてみてくださいね。
まずは美容成分がちゃんと届くように、洗顔・クレンジングはしっかりと行っておきましょう。肌の汚れやメイクを落とすことで、ケアの準備が完了します。
そして改めて確認して欲しいのが、スキンケアの順番です。フェイスパックは美容液と同じ役割を持つので、洗顔後は化粧水→フェイスパック→乳液・クリームの順に行っていきます。
パックを広げる時に重要なポイントが、シワや寄れがないように肌に完全に密着させることです。一部浮いたままの状態では、そこだけ成分がうまく浸透していかないので、空気が入っていないか、シワが出来ていないか確認してくださいね。
先ほど入浴しながらのパックはNGという話をしましたが、温めて毛穴を広げておくことはパックをする上で良いことなので、お風呂上がりにパックをしたり、スチーマーやホットタオルで肌を柔らかくしておくのは良いでしょう。
さらに、パックの上からシリコンマスクなどを重ねておくと水分が逃げにくくなり、思わぬ乾燥も防ぐことができます。シリコンパックは100均でも手に入るので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
いかがでしたか?今回は便利なフェイスパックにおいてNGな事、そしておすすめの使い方をご紹介しました。もし今までの使い方が間違っていた!という方はこれを機に見直して、正しいお手入れを行っていきましょう。
乾燥は一年を通してお肌を悩ませますが、ぜひ手軽に使えるフェイスパックでうるツヤ素肌をキープしてくださいね!