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まずはヒップリフトの基本的なやり方を再確認しておきましょう。
いかがでしょうか?
この2つが欠けているだけでも、ヒップリフトの効果はダウンしてしまいます!まずはこの2つの点ができているかどうか確認しておきましょう。
10~15回を、1分程度の休憩を挟みながら3セット行うようにします。
それでは、ヒップリフトをしていてもヒップアップ効果が感じられない理由について考えていきましょう。
ヒップアップ効果が感じられない理由の一つとして、骨盤が強く前傾している可能性が考えられます。
骨盤の前傾が強くなると、お尻の筋肉である「大殿筋」の力が抜けやすい状態になります。大殿筋には「股関節を伸ばす」「骨盤を後傾させる」という働きがあるので、骨盤が強く前傾していると大殿筋の力が抜けやすくなると言えます。
また、腰の反りが強くなるため、ヒップリフト動作を腰を反らすことで行ってしまうようになります。すると大殿筋ではなく、脊柱起立筋(背筋)下部に効きやすくなってしまいます。
腰を反らす動作でヒップリフトを行うと、膝からお腹を結ぶ一直線のラインが崩れて下の写真のように放物線状になってしまいます。
したがってヒップリフトでヒップアップ効果を高めるには、まずは強く前傾した骨盤をニュートラルな状態に整えておくことが必要と言えます。
強く前傾した骨盤を改善するストレッチとエクササイズについては、『お腹痩せ』と『ヒップアップ』に導く!骨盤の歪み改善ストレッチ&エクササイズのところでお伝えしておりますので、是非そちらをご参照ください。
骨盤をニュートラルな状態に整えた上で、これからご紹介する2つのポイントを踏まえてヒップリフトを行うだけで、ヒップアップ効果を確実なものにすることができます!
その2つのポイントとは、「肩甲骨を床から離さないようにすること」と「かかととお尻をできるだけ近づけるようにすること」です。
先程お伝えしたように、大殿筋には「股関節を伸ばす」という働きがあります。
ヒップリフトを行う際、肩甲骨が床から離れてしまうと、股関節を伸ばす動作よりも腰を反らす動作が強調されやすくなります。そうすると、大殿筋よりも脊柱起立筋下部への刺激が大きくなってしまうからです。
肩甲骨を床から離さないようにすることで、股関節を伸ばす動作が強調されるようになり、大殿筋に効かせやすくなります。
「お尻の筋肉よりも背筋に効いていた」という方、肩甲骨を床にしっかりとつけたまま、膝からお腹を結ぶラインが一直線になるまで股関節を伸ばすように心がけてみましょう。
「ヒップリフトを行うと、お尻ではなく太もも裏に効いてしまう…」という方、かかととお尻が離れ過ぎていませんか?
かかととお尻が離れ過ぎてしまうと、お尻の筋肉ではなく太もも裏の筋肉である「ハムストリングス」に効きやすくなってしまうのです。
そのため大殿筋に効かせるには、かかととお尻をできるだけ近づけてヒップリフトを行うようにします。
ヒップリフトを行う上で、もう一つ知っておきたいことがあります。それは「手の位置で強度が変わる」ということです。
強度を低くして行いたい場合は、下の写真のように両腕を身体の横に「ハの字」に構えるようにします。
少し余裕が出てきたら、肩のラインに腕を伸ばして前腕を立て、肘で支えるようにして行ってみましょう。「ハの字」で構えていたのと比べて接地面積が狭くなるため、強度が高くなります。
更に強度を上げて行ってみたい場合は、胸の前で両腕をクロスして行ってみます(下の写真参照)。支えがなくなるので安定性が要求される上、大殿筋への刺激を更に大きくすることができます。
このように手の位置で運動強度が変わるということも覚えておいてください。
今回は、ヒップリフトでヒップアップ効果を高めるために知っておきたいコツをお伝えしました。
以上の4点を踏まえた上で行うことで、ヒップアップ効果を確実なものにすることができます!理想のヒップラインを目指して、早速お試しください!