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近年、「魚離れ」が問題視されていますよね。魚は調理するのに時間がかかったり、手間であったり、何かと敬遠されがちです。
しかし、魚を食べると生活習慣病の予防になるため、健康面では非常におすすめしたい食材です。肉中心の食生活は、どうしても脂質が多いために血液がドロドロになってしまいますが、魚はDHAやEPAなどの血液をサラサラにする脂肪酸が多いため、生活習慣病の予防になります。
もちろん、魚を食べるだけで生活習慣病の予防にはならないため、魚を取り入れつつさまざまな食材を食べると良いでしょう。
魚には、生活習慣病予防に効果的な栄養素が豊富ですが、美容にも嬉しいはたらきをする栄養素が含まれています。
魚より肉のほうがたんぱく質が多いというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
実はそこまで大差があるわけではなく、魚は消化されやすいたんぱく質が多いため、体にも優しいといえます。子どもから高齢者まで、安心して食べることができますね。
たんぱく質は肌や髪などの材料となる栄養素。肌や髪のハリ・ツヤを維持するために、たんぱく質の摂取は欠かせません。
また、魚はたんぱく質を摂取できますが、カロリーが低いのも嬉しいポイント。ダイエット中やトレーニング中など、筋力をつけるためにはたんぱく質が必要ですよね。良質なたんぱく質を摂取しながらも、カロリーを抑えられるため、筋力UPしたい場合にもおすすめですよ!
魚にはさまざまなビタミンが含まれています。皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンAや、貧血を予防するビタミンB12などが含まれています。
意外と不足しがちなミネラルも豊富です。
美容のためにビタミンを意識している人は多いですが、ミネラルが不足している人も多いようです。ミネラルは、体内のさまざまな酵素に関わっていて、正常な代謝をおこなう上で欠かせません。例えば、肌のターンオーバーが乱れると、肌荒れの原因になってしまいます。
骨を丈夫にするはたらきで知られるカルシウムも豊富ですが、イライラした時などに精神を落ち着かせるはたらきもあるといわれています。その他、食事量が少ない女性に不足しがちな亜鉛や、カリウム、セレンなども含まれています。
どんな魚にもミネラルが豊富に含まれているといわれているため、まずは好みの味の魚を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
特に青魚には、DHAやEPAが豊富です。血液をサラサラにする、コレステロールや中性脂肪の値を下げる、などのはたらきがあります。
また、生活習慣病予防だけでなく、脳の老化予防にも効果が期待されています。
鮭の赤い色素であるアスタキサンチンには、強い抗酸化作用があることが分かっています。老化の原因である活性酸素を除去してくれるため、アンチエイジングにはおすすめです。
エビやカニなどにも含まれています。
さんま、まぐろ、かつおの赤身や、血合いの部分には鉄が豊富です。貧血予防というと、レバーや肉のイメージがありますが、魚でも鉄を摂取することができますよ。なるべく血合いの部分が多い魚を選ぶと良いでしょう。
魚が健康や美容に良いことをご紹介しましたが、なかなか日常的に使うのが難しいですよね。
簡単に取り入れるコツとして、
などの工夫が挙げられます。
特に、魚の缶詰は無駄なく栄養がとれる場合もあります。DHAやEPAは缶詰にも非常に多く含まれているため、手軽に摂取するには缶詰がおすすめです。缶詰の缶汁の中にもDHAやEPAが溶け出ているので、調理に使う際には汁まで使うと良いですよ!
また、フライパンにオリーブオイルをしいて魚を焼き、塩・こしょうで味をととのえる、など洋風のアレンジにすると、味付けの分量に悩まず、簡単に調理できますよ!ブリやタラ、カジキ、白身魚は洋風アレンジしやすいですよ。
いかがでしたでしょうか?
たんぱく質がしっかり含まれ、ビタミンやミネラルも豊富な魚。最近魚を食べていないなという人も、缶詰魚なども利用して、ぜひ魚を食べる機会をつくってみてくださいね!