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こんにゃくは、こんにゃく芋をすりつぶしたものやこんにゃく精粉に、水と水酸化カルシウムを入れて固めたものです。水だけでは糊状になるだけですが、水酸化カルシウムなどのアルカリ性のものを加えると固まり、プルプルとした食感が生まれます。
こんにゃく精粉を使ってできたものは、一般的なこんにゃく。そして、こんにゃく芋をそのまま使ってできたものは、“生芋こんにゃく”といわれています。
こんにゃく芋はアクが強いため、そのまま食べることはできません。しかし、灰汁につけると中和されて食べることができます。
こんにゃく精粉は白いため、そのままでは白いこんにゃくになります。そこへ海藻粉を加えるとよく見かける、黒いこんにゃくになります。
はっきりと区別する基準があるわけではなく、呼び方が違うだけといわれています。関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼ばれることが多いようです。
こんにゃくは歯ごたえがありますよね。よく噛まなければ、飲み込めません。こんにゃくの食感が、自然にゆっくり食べることになるため、肥満防止になります。
また、よく噛んで食べると、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。
こんにゃくには食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えるためにもおすすめです。
こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは、水溶性食物繊維に分類されます。私たちが普段食べているこんにゃくは、グルコマンナンが水分を取り込んで固まったもので、不溶性食物繊維になります。
便秘は肌荒れのもとにもなるため、美肌づくりには便秘対策も大切ですね。
意外かもしれませんが、こんにゃくにはカルシウムが豊富です。卵と同じくらい含まれています。(生芋こんにゃく100gあたりカルシウム68mg、卵100gあたりカルシウム51mg)
胃の中で溶けやすく、吸収されやすいといわれています。
骨はカルシウムでできていますが、骨が弱くなると転びやすくなるリスクが高まります。また、カルシウム不足はイライラする原因にもなります。こんにゃくでカルシウム摂取を意識してみましょう。
こんにゃくの中でも、しらたきにはカルシウムが豊富です。板こんにゃくの倍のカルシウムが含まれているといわれています。
より効率的にカルシウムを摂りたい場合、しらたきを摂取すると良いですね。
生芋こんにゃくには、“セラミド”が含まれています。セラミドを含む食材を食べていると、肌のバリア機能が高くなるといわれています。肌の水分蒸発量が少なくなるといわれているため、乾燥肌の人にもおすすめです。
また、セラミドが入っている化粧水なども多いですが、セラミドは“塗るより食べる”ほうが効果的であるとされています。こんにゃくで美肌効果も期待できるのは嬉しいですよね!
こんにゃくにはさまざまな健康・美容効果が期待できますが、食べ過ぎには注意しましょう。どんなに健康・美容に良い食品でも、食べ過ぎると逆効果であることもあります。
こんにゃくの場合、食べ過ぎるとお腹が張った状態になることがあります。また、体に必要なビタミンやミネラルを吸収してしまうこともあるとのこと。1日に1枚までを目安にしておきましょう。
噛みごたえもあり、ダイエット中におすすめの1品です。材料費が安く済むのも、嬉しいポイントですね!
いかがでしょうか。便通改善、美肌効果、カルシウム補給などさまざまな効果が期待できるこんにゃく。ぜひ、日常生活に取り入れてみてくださいね!