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ダイエットを始めたいと思っている人の中には「汗をかく夏は痩せやすく、冬は太りやすい」と思い込んでいる人もいるのではないでしょうか?しかし、実際は冬は1年の中で最も痩せやすく、ダイエットに適した季節なのです!
冬が痩せやすい季節だといわれるのは、私たちの体温に関係があります。人は体温を一定に保とうとする恒温動物であり、気温が低い冬は体温が低下してしまうことがないように、体の脂肪を燃やして体温を上昇させます。この働きによって基礎代謝が上がり、消費カロリーがアップするのです。
それなのに、毎年冬になると太ってしまうと悩む人は少なくありませんよね……。ダイエットに最適な季節であるはずなのに「冬太り」という言葉も存在するほど、なぜか冬に太ってしまう人が後を絶ちません。その理由は、何なのでしょうか?
人の体の働きからみると、冬は痩せやすい季節だといえます。しかし、実際には「夏場より冬の方が太る……」と悩むダイエッターさんが多いのはどうしてなのでしょうか?
ここでは、冬太りの主な原因を5つ紹介したいと思います。
冬太りの最大の原因として、さまざまなイベントが一気に押し寄せてくることが挙げられます。とくに12~1月はクリスマスや忘年会・新年会など、ご馳走をいただく機会が増えますよね。つい「年に一度のことだから……」と自分自身に言い訳をして、食べ過ぎ・飲みすぎてしまう人も多いのでは……?
こうしたイベントに伴う食事は、塩分・油分・糖質が多いうえにカロリーの高いお酒を飲む機会も増えるため、自分に甘く過ごしてしまうと体重も体脂肪も増加してしまいます。冬太りに悩んでいる人は、まずはイベント時の食事の摂り方に注意してみましょう。
同じ肉や魚でも、暑い夏は脂肪分が少なく、秋から冬にかけて気温や水温が低くなると脂肪分が増える傾向にあります。これは動物や魚が寒さに備えて脂肪を蓄えて、エネルギーの放出を防いでいるためです。美味しそうな魚を「脂がのる」と表現しますが、その脂というのは魚の脂肪分のことなのです。
ちなみに、これは肉や魚に限らず、牛乳も同じなのだとか。
日照時間が減って照度が低下すると、体内で重要な役割を果たしている三大伝達物質のひとつである「セロトニン」の分泌量が低下してしまいます。セロトニンは別名“幸せホルモン”とも呼ばれ、不安感を軽減したり、食欲をコントロールしたりする脳内の神経伝達物質です。
このセロトニンは、日光に当たった時間によって分泌量が調整されるといわれています。医学的にみると、冬はセロトニンが減少することから食欲が増進し、太りやすくなってしまうようです。
だんだん寒くなってくると、外に出るのも億劫になりますよね。とくに女性は冷え性に悩む人も多く、自然と運動量が減ってしまうはず。そこへイベントが重なると、摂取したカロリーを消費する機会がなくなってしまうため、太りやすくなってしまうのです。
冬の寒さは血行不良を引き起こすため、冷え性や肩こり、首のこりなどの不調に悩む人も多いでしょう。さらに内臓機能や基礎代謝が低下してしまうため、太りやすくなってしまうのです。
また、血行不良を起こして体に栄養素がうまく行き渡らないようになると、脂肪を燃焼しにくい体になってしまいます。その結果、余分な脂肪を蓄積しやすい「痩せにくい体」ができあがってしまうのです……。
このように、冬太りはさまざまな原因が重なり合った結果起こっている可能性が高いことが分かりました。忘年会や新年会に参加しないという選択は難しいと思うので、食べ過ぎ・飲みすぎを控えたり、運動する機会を作ったりしてみてはいかがでしょうか?
今年こそ冬のダイエットを成功させ、冬太りとは縁のない生活を送りたいですね!