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アサイーやチアシードのようなスーパーフードは、健康と美容によい食品だと認識されています。より詳しく説明すると「健康によい栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品」がスーパーフードと定義されており、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品を指す用語として広まっています。
このスーパーフードは、海外セレブや芸能人から人気に火が付いたと思われていますが、実際はアメリカの医師スティーブン・プラットの著書『スーパーフード処方箋~あなたの人生を変える14の食品』が大ヒットしたことによって一般的に広まったといわれています。
一般的な食品とサプリメントの中間的な存在であるスーパーフード。スーパーフードといえば海外から入ってくるイメージが強いですが、実は日本にも誇るべきスーパーフードがあるのです!
日本には栄養価が高く、カロリーが低い伝統食がたくさんあります。それらは「ジャパニーズスーパーフード」と呼ばれ、いまや世界中から注目を集めていると知っていますか?
ここからは、世界が認めるジャパニーズスーパーフードをいくつかご紹介したいと思います。
日本には納豆や甘酒、味噌といった発酵食品がたくさんあります。納豆には骨を強固にするビタミンK2や、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれており、血液をサラサラにする効果が期待できます。
また、甘酒は“飲む点滴”といわれるほど栄養価が高く、味噌にはアンチエイジングや美肌に効果のあるイソフラボンや、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えるリノール酸が豊富に含まれています。
日本には緑茶や抹茶など、様々なお茶があります。お茶に豊富に含まれるカテキンには高い抗酸化作用があるうえに、抗菌効果や消臭効果もあります。また、免疫力や記憶力の向上、肥満防止、糖尿病予防といった効果も期待できるといわれています。
とくに茶葉を丸ごと石臼でひいた抹茶は、直接的に栄養価を体内に取り入れることができるため、注目されているのだとか!
昆布や海苔など、海藻類には体になくてはならないヨウ素がとりわけ多く含まれています。海水のミネラルを豊富に含んだ昆布は、高血圧や骨粗鬆症を予防し、海苔は抗酸化作用のあるカロテンを豊富に含んでいます。
昔から、梅干しは「1日に1粒食べるといい」ともいわれていますよね。塩分が高いので食べ過ぎには注意が必要ですが、梅干しには疲労回復に効果のあるクエン酸が豊富に含まれているため、忙しい日々を過ごす現代人の味方になってくれます。
また、クエン酸には殺菌作用もあるので、お弁当にも入れるのもおすすめです。
小豆は生活習慣病の予防に役立つポリフェノールを豊富に含んでいます。さらに利尿作用のあるサポニンを含んでいるため、むくみを解消してくれます。また、心の安定に繋がるビタミンB1が含まれているので、最近怒りっぽくなったと感じている人は、ぜひ小豆を食べてみて!
小豆は元々中国から伝わってきた食品であり、当時中国では赤い色をした小豆には厄除けの効果があると考えられていました。その後、日本でも邪気を払う食品と考えられるようになり、おめでたいことがあった時は赤飯を炊くようになったのだとか。もしかしたら、昔の人は小豆の効果や効能を身をもって感じていたのかもしれませんね!
一般社団法人 日本スーパーフード協会が発表した「2018年上半期トレンド予測 ジャパニーズスーパーフードランキング TOP10」で見事1位に輝いたのが、ITはなびらたけです。ITはなびらたけとは、ハナビラタケの研究・栽培に長年取り組むインタートレードが、山梨県で自社生産するハナビラタケの品種のことです。
ITはなびらたけに含まれるサイレントエストロゲンは、健康や美容にもってこいの成分であり、世界的に注目されています。
健康や美容に興味のある人は、どうしても海外の食事やブームに注目してしまいがち……。しかし、実は私たちの身近にも健康や美容に効果のある食品は溢れているのです。
今こそ日本の伝統食に注目して、ジャパニーズスーパーフードを積極的に摂りたいですね!